スピン

本当に運の悪いときには、単なる失速ではなくスピン(きりもみ)に陥ることもあります。スピンとは過度な急旋回を行ったときなどに機体の片翼だけが失速して、機体がロール軸を中心に回転し続け操縦不能になる状態を言います。スピンに陥った機体を立て直すのは、ただ失速した機体を立て直すのより格段に難しく、場合によっては立て直せないこともあります。とにかくスピンになってしまったら、まず機体が回転している方向を見極めることです。方向がつかめなかったら、ためらわずにF2かF7キーを押して外からの視点に切り替えます。
スピンしている方向がつかめたら、運を天に任せ機体の立て直しをはかります。操縦桿を中央の位置に戻してください。なにがあっても操縦桿を左右に動かしてエルロンを操作しないで下さい。エルロンを動かすとスピンがさらにひどくなってしまいます。その代わりにスピンしている反対方向にラダーを動かします。あとはスピンが止まるのを待つだけです。これで効果がないようなら、もう一度ラダーを動かしてみます。これが精一杯です。なんとかスピンから抜け出せそうなら、後は操縦面が反応するようになるまで速度が上がるのを待つだけです。速度が回復したら、急降下から脱出して通常飛行に戻れます。
覚えておいて欲しいのはスピンに陥ると高度が驚くほど下がるということです。もしも低い高度でスピンに陥った場合、墜落まで時間がないので、とにかくパラシュートで脱出します。(Ctrl+Eキー)。
もう一度繰り返しますが、ここに書いてある操作が何の役にも立たない状況に直面するかもしれません。例えば、ヨー軸を中心に機体が回転する水平スピン(フラットスピン)という実に厄介なスピンがあります。もし、水平スピンに陥ったら、機体を立て直すことはほぼ不可能です。そのときは機体の命運を天に預け、脱出する(Ctrl+Eキー)のが最良の選択です。