宙返り(ループ)

この機動はもっともよく知られていますが、恐らく戦闘ではもっとも使い物にならないでしょう。「レッドバロン」で有名なマンフレッド・フォン・リヒトホーフェンに宙返りについて彼の見識ある意見を尋ね、こんな答えが返ってきたらまったく期待はずれでしょう。確かにパイロットの中にはこの宙返り戦術を認めている人もいますが、宙返りを回りきるにはかなりの時間、速度、高度が必要になり、戦闘中に宙返りを行うべきでない理由の方が多いのです。とはいえ、敵が宙返りを目の前で始めたときに対処できるよう、この戦法に慣れておくことも必要でしょう。 宙返りを始めるには機体のスピードが出ていることが必須条件です。加速が必要なら機首を少し下げます。翼を水平にして機体を上に向けます。操縦桿はこの機動を始めたときの進行方向に戻るまで、ずっと手前に引いたままにしておきます。これだけです。こんなに簡単なのです!
念のためにきれいな宙返りが描けるかどうかだけ確認しておきましょう。きれいな宙返りを行うにはコツがあります。宙返りをするときにコクピットから左右どちらかの翼端をずっと見ておきます。宙返りがすべてうまくいけば翼端が完全な円を描きます。ただし、もう1度言いますが、空では美を競い合うだけではありません。実際に空中戦を行えばすぐにわかります!