ロケット弾による地上目標の攻撃

IL-2のほぼすべての派生型には、標準装備として無誘導ロケット弾を吊り下げるレールが取り付けられています。無誘導というのは前途の爆撃の項で説明したように、ロケット弾で標的を攻撃したいなら、機体を標的に向けてからロケット弾を発射しないと標的に当たらないということです。しかし、標的に向かって飛ぶということは当然、爆撃のときと同じように敵の地上部隊に射撃訓練を行う絶好のチャンスを与えてしまいます。したがってロケット攻撃を行うときも低高度か中高度をできるだけ機敏に飛ばなければなりません。照準を標的に向けて標的が射程に入ったらロケット弾を発射します。(あまり遠距離から発射しないようにしてください)ここで覚えておいて欲しいのは、ロケット弾は左右主翼の下に取り付けられているため、照準の中央に必ず当たるとは限らないということです。数発だけの攻撃でも全弾による一斉攻撃でもロケット弾を発射したら、上昇と旋回を混ぜながら離脱します。敵からの攻撃を避けるため、できる限り頻繁に高度と進む方向を変えてください。