全ツ雪「銀の狼」「ワンダーランド」〜富山会場
                2005年11月15日 2時公演 1,2F A列43番(上手)
                           6時公演  1,2F K列33番(センタ-)
 
 
2年前の全ツ月組「ジャワの踊り子」以来の 富山オーバード会場
いつもは 2日間の上演ですが 今回は1日2公演 良席はチケット難だった
先行予約とオークションで求めた。会場は満席。
6時公演前方下手にジェンヌさん?後で韓国公演終えた地元富山出身星組「麻尋しゅん」だと知る
同期を見送る為 出待ちまでしていたようだ、、、?
 
会場の反応は 2時公演 お芝居終了後のまばらな拍手!
これで終わり?帰り始める客もいる。
「まだ ショーがあるんだから、、ショーが楽しいのだから、、」と 隣席の声
銀の狼」タカラヅカ初見の客にとっては 作品内容は 余りに地味で難し過ぎたようだ。
舞台装置もシンプルで 僅か照明で美しさを感じた程度
タカラヅカの 夢々しく 派手で楽しい舞台を期待していた客は一気に引いてしまったらしい。
ショー「ワンダーランド」では少しは盛り返したようだが 第一印象が大事
さて 2公演目の 6時になると お芝居でも反応がよくなってきて、拍手も増えた。
皆 リピーターではないと思ったが ショーのノリは明らかに違っていた。
 
銀の狼」初演 月組ビデオで予習をしようと見たら 3倍速の為 観難く 諦めた
今回は 初見同様 何の先入観もなく お芝居を観た
銀の狼
14年前 月組大劇場公演作品だが 古さを全く感じさせなかった
何ともいえない雰囲気の曲と振付 今回観ても 斬新で目を引いた
当時賛否両論あっただろう〜と推測するが 正塚作品好きな私にとって原点を見るようだった
1回目は素直に筋を追っていた。結末を知らない私としたら 最後は衝撃的だった
傷ついた2人が旅に出る〜微かに光が見える未来だが
その前の謎解きと レイの死が強く印象に残る
 
シルバの怒りと涙を 朝海ひかるは独特の魅力で表現した
初め 違和感があったロン毛。頭が大きく見え華奢な身体がより強調された。
直ぐに馴染んだが 一段と痩せたか〜細身パンツの皺まで 気になる
過去の記憶がない 辛さやもどかしさは 硬質の二コリとも笑わない表情と
怒鳴った荒れた動作からも 推察される。どこかで「スサノオ」を感じ 「睡れる月」もヨギッタ
難しい歌もこなしていた。もう少し〜と もどかしい 後ひといきの感情の表現があったら、、
 
朝海ひかるとがっちり組んだ レイの水夏希
最高の作品 役に巡りあった気がした。又FANを増やしたことだろう。
やすらぎやぬくもりを捨てた 殺し屋レイに 水夏希のクールさが嵌った。
着崩した胸元に色気を感じていた。
シルバやバチスタを気遣う 優しげな目が印象的で 水夏希の包容力と重なる
シルバを助けて殺し屋に仕立てる流れ、シルバを殺さなければならない心理描写
そして ラストシーン。水夏希の表情を凝視していた。私の心を掴む演技だった。
 
シルバとレイ そして仲間達が お酒を組みかわす場面が最高
酔った2人の底抜けに明るく表情 ダンス?歌?本当に粋で 楽しいです。
 
出演者が決まっている以上 配役に一工夫欲しかった
シルバ 朝海ひかる。 ミレイユ 舞風りら。 レイ 水夏希(最高の出来)は OK!
ジャンルイ 音月桂→ 未来 或は 麻愛
トランテイニアン 凰稀かなめ音月
 
未来優希のバローは本当に上手いと思った。専科生のような出来で納得。
しかし今回の布陣では 敵役ジャンルイを演じて欲しかった
弱さ もろさ 甘さで痛みにさいなまれ虚勢をはったジャンルイを
音月の演技では まだ遠い。若さ 勢いで押した感がある。
音月には 随所笑いを振りまく トランテイニアンを観たかった。
凰稀では 少々かすった笑いも 派手に笑えたと確信する。
相手役 ジャンヌ愛耀子との年齢バランスも大事だから、
ジャンヌは 山科愛でもよかったかしら〜
 
夕陽を眺め寄り添う2人のラストを見ながら
この作品「銀の狼」を もう1回観たいと思った。
大劇ではなく バウやドラマシティのような 小劇場でじっくり味わいたいと願う。
 
ワンダーランド
大劇&東宝と2回観たため 前任者とどうしても比べてしまう
大きな流れは変らないが 一つ一つの場面の迫力不足を感じた
宝塚のショーは こんなものではナイ!と周囲に訴えたい気持ちだった。
しかし お芝居の静に比べ ショーの動 陽は華やかで
会場を一気に盛上げるには 十分だった。
お芝居もショーも通路からの登場は 下手からセンターを回り 舞台に上がった
上手で見ていたので 目は合ったが 前を通ることはなかった。
しかし ショーでの一場面フィナーレでは 暗がりの中 音月が前を通りスタンバイ
続けて 沙央くらま 蓮城まことが通り抜けて行った。
舞台下りでは 横に太めの宙輝れいかが笑顔振りまき歌っていた。
もう少し奥までジェンヌさんを位置させ 目の前で見せてあげたら
より会場も盛り上がったことだろうと、思った。
 
栄光の場面は大好きだったが 今回ここにパンツスタイルの舞風が男役振付同様に踊った
さすがにキレあるダンスを見せてくれて 惚れ惚れした。
フィナーレも男役ばかりに変更になったが 見劣りはなかった
お芝居を通して 凰稀かなめが目だった
長身スタイルの良さ 貴城の一場面をもらい しっかりアピールしていた
「ハーレム・イン・アラビア」は 音月中心になり
「富山」のアドリブも飛び出したが大きな笑いにはならなかった
天勢が演じたサルーンの女を晴華みどりが演じたが 背中の広さだけが印象に残った
未来の歌 麻愛のダンスが目を引き
お芝居で目立った沙央くらま沢音和希は 認識できたが
一押しの真波そらは お芝居ショー共 埋もれていた。
 
朝海 舞風 水のダンストリオが健在で 総勢35名のショーを楽しんだ。
 
 
 

ビデオ「銀の狼」 1991年月組大劇場(14年前)

涼風真世は 前作「ベルバラ」オスカルで 新TOP.
劇画から抜け出たようなオスカル!と表現されたようですが、次が「銀の狼」だったのですね
余りに前作品と落差がありすぎて FANもお客も一気に引いたのでは ないでしょうか〜
盆やセリがあっても 本当に暗い作品!印象は変りません。
でも 私は好きです〜
涼風の真っ青のアイシャドー 時代を感じました。
そん中 やはり天海の化粧は 周囲と比べると自然ですね
正塚先生涼風のイメージで作った作品ですから シルバ役の嵌りぐあいはピッタシ
「パック」しか知らない私としたら こんな男っぽい涼風を始めて見ました。
主題歌をはじめ 歌は最高です〜歌だけでもどんどん引き込まれていきました。
レイを演じた天海が若い!華ある容姿はこの役では必要なく邪魔なくらいだ
完全にレイの方が 勝った!
「ミーマイで本役の天海の役を が演じていて 不思議な縁を感じていました。
後は久世星佳 さすが〜〜こんなジャンルイを見たかった!!
ゾクゾクする悪役の色気〜最近敵役で色気を感じる役者は見当たらない。
海峡の悪役も好きだったな〜(昔を思い出していた)
若央、真織と芝居上手な若手がいた時代だったのか、と。
後は 懐かしい顔を見つけて 一人ワクワクしていました。
脇が映るたびに 目を凝らしてみていました。
大峯、汐風は役もあったが あと ルンパさん ありんこさん、
後ろの方に ゆら姉さん、長身のナル、サエちゃん タラちゃん エリちゃんまでは確認できました。 
途切れながら 2回見ました。
 
やはり小劇場での 上演を望む作品です。