〜音楽活劇〜 レディ・ゾロ  (松竹座)

                                  2003年 4月13日 1F10列 25番 

 
今回は何も期待してなかった。チケットが当たることも、作品内容も、席すらも、、、
ところが〜一言 ヨカッタです。
 
退団後のヅカスターが輝くように最高の演出、脚本が用意されていた。
これ以上の演出を望む事は不可に近く、以後の作品が老婆心ながら気になりました。
 
脚本は「劇団☆新感線」の中島かずき
芝居と歌と踊りとアクションが絡んだ音楽活劇を見事に表していた。
出演は匠ひびきを主演に、2役を魅力的に演じた貫禄の草刈正雄
ウルトラマンの杉浦太陽、圧倒的な歌の上手さの土居裕子
脇役も大健闘。ツボを外さず目が離せない。
 
は元気でした。戦うシーンでは男性相手にキレにいい殺陣を見せる。
舞踏会、酒場のシーンではドレス姿でダンスも素敵。
相手役の草刈が長身なので高いヒールをはいても可愛く見える。
父の復讐のため女ゾロになるのだが、草刈扮する2代目ゾロ?に簡単にやられてしまう等、
女の弱さを含め奥が深い脚本であった。
最後にドンデン返しもあり、ゾロと一緒に観客まで騙されてしまう。
退屈することなく一気に楽しめた。
 
吹き替えを使っての殺陣は迫力があり目を見張る。
独特の話し方をする草刈は楽しむように余裕で演技、殺陣、2役をもこなす。
もう少しスリムだったら最高でしたのに、少し太め。
高嶺ふぶきの退団後の最初の作品「
ヴィクター・ヴィクトリア」も草刈が相手だったと記憶する。
1500円のパンフレットを高いと思いながら買ってしまった。
舞台写真が多いので良しとしよう。
 
本来日程が合えば、「桜吹雪狸御殿」を観たかったが仕方がない。
匠ひびきはじめ、劇団☆新感線の生きのいい 面白さが新鮮でした。