今回の下手席では湖月わたるの表情がよく見えた。前回 上手席では安蘭けいでしたから、、
特筆は 檀アムネリスの印象が変った、化けた。
初見では 安蘭アイーダを絶賛した。2回目でも一層安定感を増していた。
安蘭アイーダに良き影響を受けたか、檀アムネリスが決まる。
美しさだけが際立った前回と比べ 今回は感情移入ができた。
命令口調の大きく はっきり言い切るセリフもキリリと決まり、高貴な王女を印象つける。
感情も溢れるばかりにでていた。
情に流されず、自分の成すべきことを行う為、身を切られるように感情を抑える。
抑圧された部分と発散する部分との兼ね合いが上手い。
湖月は将軍の名を呼ばれた後の雄叫び〜ポイント
檀は押し出しは強いが 歌の音程は不安定。
TOP2人の課題は最後まで歌でした。
ところが今回女官2人(叶、陽月)は歌に関しては問題外、困った。
エチオピア囚人達(仙堂花歩、琴まりえ等)は表情も歌もいい。
専科2人(箙、一樹)組長(英真)も最高。
フィナーレの男役群舞が好き。
若手5人が銀橋に並んだ時 無意識に朝澄けいを探した。
汐美と立樹のポジションには多分夢輝と朝澄がいただろう。
汐美の濃い演技を追いながら ヘス役の夢輝を思い出していた。
そしたら 朝澄は、、、思い入れのある星組は時々過去を引きずる。
フィナーレ 銀橋目の前は真飛。
黒塗りのオールーバックの髪型は男らしく精悍。
今回短いソロダンスを含め 本来の濃い演技を見せてくれた。
細身の入り姿を重ねながら 星組はしばらく真飛君中心に観るだろう。
そして柚希、嶺と続くだろう。
2F席は 奥行きのあるフォーメーションがよくわかった。
「戦いは新たな戦いを生むだけ」メロディが大きく流れ テーマがしっかりしている。
見ごたえがある。舞台がどんどん変化して人物に奥行きを感じられ飽きさせない。
いいですね〜
卓越した演技を見せる安蘭けいが檀れい、湖月わたるを引っ張り
組全体、作品全体の質を上げていった。
東宝は本当に期待していいだろう〜*