なみだ橋 えがお橋

2003年 9月14日 り列34番

 
♪粋なもんだね、人生は〜えーじゃないか!えーじゃないか、、、♪
このメロディが 観劇後も印象深く残る、軽快でリズムの乗りがよく いいですね。
幕開け 客席にせまる 橋と柳のセット
新内の三味の音から 太鼓のリズムに変り
黒紋付の道行きカップルが次から次に舞台を横切り圧巻〜2幕も同様。
観客を引き付ける憎いほどの演出〜ヤラレマシタ。
 
良い評判が流れてきた作品でしたが やはり 心から楽しめた。
月船さらら 初日の挨拶から
「体力 精神力 の限界まで 倒れる寸前まで 頑張ることを誓います!!」
挨拶通りの 身体を張っての月船の熱演でした。
そして {芝居の月組}の原点をみたような 出演者達の巧さ、、
皆の熱演を 観劇していた次期TOP 彩輝 直 どう受け止めたでしょうか?
(黒の帽子上着に派手なパンツ いつものスタイルで下級生2人と中段センターにて観劇)
皆殺しの先生が 主な出演者を一人も殺さず 人情溢れる ホロリとさせる作品に仕上げた。
和物は昨年のバウ「月の燈影」をほめたが今回は全く別の視点で 良い作品だった。
フィナーレ後の2回のカーテンコール
このノリで 青年館はもっと盛り上がることでしょう、、
ただ 月船のカスレかすれの 声、喉が心配。
場面転回のない一幕物、まるでバウワークショップのような八百屋舞台、、よく滑っていた。
 
ただ手放しで褒めた話ではない。
身投げとする人を止めた善良な人の気持ちの弱みにつっこみ お金を出させる!
身投げを商売にする 話には感心しませんね。
後半は 話がすすみ この納得のいかない身投げ屋すら忘れさせましたが、
又 究極の悪女(本当は良い人)が十五夜の姉だと、最後に気付くとは?
何回も騙す場面があり 橋での出番が多いにかかわらずわからなかった事の不信。
場面が暗く 判別が出来なかったと 良い方に解釈しよう。
 
美原志帆 男を騙す遊女役いいですね。オヨオヨと泣く女より 気の強い悪女お似合い。
美々杏里 流石の貫禄。美原より学年が下とは思えない実力者。
そして 大好きな3人
嘉月絵理 
この人の駄目亭主ぶりが最高、瀧川末子との夫婦喧嘩は迫力満点、、究極の貧乏臭さがツボ。
越乃リュウ
2役とも光る、、クールなイメージが崩れそうで。月船のアドリブを必死に我慢の表情がツボ。
楠 恵華 
中々目立った出番が来ず待ちくたびれ。相変わらず渋く決めてくれた、、オチの台詞が爽やか。
今回注目の下級生 杢兵衛役の綾月せり。あまりに嘉月に似ているので2役かと思ったほど。
他は青樹泉姿樹えり緒
後半 下級生の舞台下り、会場全体が盛り上がり文句なし。
新内の1人は本当に三味線を弾いていたのだろうか、、上手過ぎる。
 
代役公演すら忘れさせる月船の熱演 手をぬくことすらせずあまりの熱演に
上手いのか、下手なのかさえわからず、引き寄せられてしまった。
自分の個性と熱意で演じ切って 舞台に集中し、
死んでもいいくらいの勢いで全力投球する姿は清清しい。
しかし本来は 不器用な人ですね月船さらら