今年最後の大劇場公演 劇場ロビーには クリスマスツリーが飾られていた。
スターは楽屋入りしただろう〜9時半過ぎ 轟さんが入っていった。
舞台上の大きな存在感とは反対に 細く小柄な人だった
サングラスに帽子 下向き加減で足早に表情一つ変えず。
当日券アリ 雪組2日目 まだ劇場内は静かだった、、、

 「青い鳥を捜して」

           2004年11月13日(土)11時公演 13列50番(センター席)

開演挨拶は轟悠
今回の雪組ポスターが象徴しているように中央が轟悠
雪組コンビ朝海ひかる 舞風りらは脇に 
そして貴城けい
古巣雪組に戻り 雪組は轟組になった
「人間が持つ優しさ 夢」「大人向けの童話」「爽やかなラブソング」
「温かさ」を狙った作品だったが〜
演出石田先生の意図する気持ちは察するが でもやはり石田演出だった
スーツ物で演じた「再会」も思い出したが
「猛き黄金の国」「殉情」「誠の群像」などでの作品内容と関係ないところでのお笑い?
遊びの部分だけはしっかり健在だった。
今回キーワードの赤い女が堪らなく下品
演じた悠なお輝が楽しんでいればいいのだが、
やり過ぎ感が残る
主に3組の恋人同士
貴城けい&白羽ゆりが面白い
愛すべきキャラのデニス貴城は「Romance de Paris」のムジャヒドを思い出していた
登場シーンから楽しませてくれた美味しい役で 下級生達にも苛められ笑いを誘った
我がまま女優のブレンダ白羽も同様に身体をはって弾けてくれた。
ウェディングドレス姿の派手な転倒 黒パックにケーキ
今回の特筆 敢闘賞です。
朝海ひかる&音月桂は身長に差がない。
シモーヌ音月が女役とは予備知識がなかったが、とてもチャーミング。
男勝りな女性の設定でフィンセント朝海をいきなり持ち上げる場面は笑った。
轟悠&舞風りらは しっくりこなかった?
ジェイクとジーナ舞風が出会って恋に落ちるまでの気持ちの変化が早く
2人のシーンの空気が硬く 恋人同士の甘さが伝わらない お互いの信頼関係が薄いと感じた
が女遊びが絶えない2枚目半の人物には遠く、
人間味を欠く経営方針のリアリストもイマイチ判りづらい
 
ばかデカイ ガキ大将 小学生の緒月遠麻には笑った。やっぱり好きです。
 
場面として 朝海舞風が並ぶと 恋人同士でもないのにしっくり感じる
特出の違和感は朝海が同じ場面にいるのに 舞風が恋人同士の設定だからでしょうね
ようやくTOPコンビとしての存在感が増して
良い感じだった朝海&舞風を生かした演出だったらと思った。
突然のラインダンスの音響が悪く耳をふさいだ、この場面は要らない
お手軽で上手く行き過ぎのストーリーだったが
親子 兄弟の情で朝海が殴られるシーン等は ジーンときた。
青い鳥 赤い服 運命の人 身近な幸せ 余韻を残すのはいいが
何故か尻切れトンボ?の印象の轟&舞風コンビ
「プッと笑ってホロッと温かい芝居」?気楽に観れる。
 
ショー「タカラヅカ・ドリーム・キンダム」 
3人の演出家による充実したオムニバス形式の3つの物語
それぞれ20分間に凝縮した濃い内容のショー 全体のテーマは夢
貴城けいが夢の世界へ誘う案内人!
Part1 ROSE(藤井大介
開幕直後 セットの薔薇が美しく魅せられる
夜の女王の凰稀かなめ 緒月遠麻の2人は長身でスタイルもいいが
同じ夜の女王 月組の「プレステーション」の真琴 姿月ほどのインパクトはない
第5場 振付ANJU朝海のダンスが光る
男でも女でのない妖しい役 タンゴのリズムから朝海のソロダンスは劇場空間を埋める
ダンサーとしての本領発揮 必見です。
Part2 白昼夢(齋藤吉正
白狼ののロン毛は似合わない〜顔の大きさが強調される
長ドスを持つ女役達の任侠映画ぽい殺陣は目を引いた カッコよく新鮮だが 唐突。
朝海のロン毛はスサノオを思い出した。
Part3 夢の城(三木章雄
横尾忠則画伯描く 夢の城の幕が目を引く 独特の世界
目が見えない幸せの王子 貴城けい やはり高貴な王子が似合うがマンネリ
 
フィナーレ 男役の黒燕尾の群舞 素敵
朝海 舞風 貴城が並んで銀橋へ 一旦舞台上に並んでから大階段から登場
皆で迎える設定だった
今回の雪組作品を象徴した場面だった。
 
ショーでは 白羽がかすむ。
それに引き換え 退団を発表した聖れいは 芝居ショー共にダンス場面で目を引いた
ショーは一回では 見所が多く焦点が定まらず 周囲 脇まで目が届かない、、
何回も観たい!と久々に思った。ヒットだ!!
 
今回 特出にやはり違和感があった。
良い組状態だった雪組が何処かギクシャクとしたバランスの悪い後味が残った
朝海が思った以上に大きな存在感を示した結果だろう
観劇した日は2日目 台詞のカミカミがあり全体に硬い。
回数を重ねると練れてくるだろうが 出番の多いスターは大変だと察する。
ショーだけはお奨めできる。