(帝劇)  ミュージカル 「エリザベート
                          2004年5月2日(日) 12時公演 1FC列36番

昨年帝劇で「レ・ミゼラブル」を観た時、今回の「エリザベート」の上演を知った。
是非 観たいと思った。日程は仕事の関係で限られていた。チケットは友人が手配してくれた。

今回 席にも恵まれ 心から楽しむことが出来た。
宝塚作品を引きずりながら 迫力ある作品に圧倒された。
演出の違いも新鮮で 舞台美術、馬車、映像システムが効果的だった 。

初め 山口トートにこだわっていたが、内野トートを観て いいかもしれない〜と。
宝塚作品で観られなかった 男臭い そして青白い 骨太トートだった。
独特の色気ある役つくりは魅力溢れ 一路エリザルドルフとの絡みは ゾクゾクする。
馬車上でのムチを振るシーンが印象に残る。心配した歌も声が出ていて 時として迫力さえ感じた。

手配していただいた席は 3列目サブサンター通路側 オケボックスはあるが 舞台が本当に近い
目の前に 高嶋ルキーニが立つ、座る、話かける、目が合う距離である、
狂気みなぎる役だが どちらかと云うと楽に肩の力が抜けるような 自然な役つくり、、しかし娘は
目に尋常ではない狂気を感じた! と。2人印象が微妙に違う。
太いロープ 首に巻きつけて、、開幕とラスト。インパクトがあり。
そして 今回初めての エリザベートの秘話、、
決していい人だけではなかったエリザベートの人間臭さは 興味深かった。(ユダヤ、ハイネ、詩集、)

エリザベート10代→60代の話だが 中心となるのは 30代後半→50代
今の一路が演じるには脂がのり円熟味は増し安定感はあり 美しいが
アッと驚くほどの新鮮味がない。
殆どオペラグラスは使用しなかったが チラッと見えた 10代姿時の目じりのしわ、、
軽々とした側転にも驚いたが しわは隠せなかった。
「私が踊る時」は強い決意が感じられた。

はかないルドルフ浦井健治は 娘が「セーラームーンのタキシード仮面」だった浦健!だとうるさい。
ルドルフのキャストまで確認していなかったので 今回当たりでした。
アイドルのような細身姿で 悲しみや苦悩がストレートに浦井を通して伝わって来る。
純粋で切なく はかない 浦井ルドルフ
本物の子供だとリアリティがある小ルドルフ 抱きしめたくなるほど可愛く上手いです。

素の顔は全然違うのに、独特の化粧 衣装では皆 魅力的なトートダンサー
一人一人の踊りのテクニックと島崎徹の振付が光る。
時として 余りの濃さに目が点。中央を無視して見惚れていた。
マイヤーリンク」では トートダンサーに翻弄され 死に向かうルドルフ、、息が止まる場面〜

秋園美緒が 侍女、女官、患者で出ていた。
現役時代を知っているジェンヌさんがいると嬉しくなる。
出ている場面は即わかった、周囲と比べても 若くて綺麗、、頑張れ=

フランツ石川は歌がお上手。でも 一路エリザとの並びでは 老けて見え、
どちらかと言うと ゾフィと夫婦のように見えた。
側近の大臣共、皆頭が大きく バランスが悪い。日本人を自覚する。

市民がなべを叩き 迫力感じた「ミルク」のシーンの演出は好感持てたが
夜のボート」のシーンでは朗々と歌い上げるだけの演出より、
湖の老夫婦が手を取り去っていく場面の方が感動が残った。

奥深い作品は いつも必ず感動を残す。