宙組バウ 「おーい春風さん」「春ふたたび」
2003年1月4日 か列5番
バウ・ワークショップ
ワークショップに理事長自身の作品 3作を使う処に、今の歌劇団の根底を見るようだ
「エンカレッジ・コンサート」のように、各座席に見開きの簡単なプログラムが置かれていた。
期待はしていなかった。主演の華宮は好みではなく、遼河中心に考えていた。
話の筋も知らず、初演のつもりで、、気楽な気持ちでした。
プログラムで主演の2人だけは各自1作品のみ、
後の生徒は2作品に出ることを知る。
又、専科より一樹千尋、箙かおる、そして宙組長の出雲綾が出演。
この3人の力が大きい。若手主演の2人ではとても埋まらない空間を
見ごたえある作品に仕上げてくれた。
「おーい春風さん」
寒さに震えお腹をすかしてひもじい角兵衛獅子の子供達と
お地蔵さんの心温まるお話。
昔何処かで見た映画?TVでの古くさいストーリではあるが、
明るく励ます場面は 子供達がいじらしく可愛く〜〜ウルウル!
華宮はすねた子どもで、リーダー的存在。彩乃かなみの兄役。
見せ場も少なく、、最後の最後で改心して泣かせる。
歌が上手い設定では、内心笑えた、、、。
大きな身体で子役を演じた 悠未ひろ。少し足りない?役をほのぼのと演じ
笑いを誘った。
彩乃〜ホントとっても素直で良い子を演じ、上手い。
「春ふたたび」
花組 愛華みれが全国ツアーで演じた記憶が残っていた。
あの時は 母役は専科 城火呂絵。
今回は出雲が熱演した。
客席から若領主役の遼河が登場。貫禄あり美しく気品のある姿。
見惚れてしまう。
老婆役の出雲の一人舞台。感情を込め、何故子を捨てたか!
何故名のれないのか!セツセツと訴える。
対する遼河も母を慕う子の心を訴える。感情に負けないで威厳をもって演じた。
2人の対決と見守る優しい村人の設定。
単純な話だが、心を動かされた。
専科に体当たりでぶつかる若手の演技が気持ち良い。皆 生き生きしていた。
主演2人よりどちらの作品にも出演した彩乃かなみが別格の存在感でした。
舞台にお金をかけず、ショーも無い地味な作品だが、内容で演技で勝負できた。