25th World Congress of Endourology & SWL(カンクン)で腹腔鏡手術に関する発表をしました

   

演題
Use of Vessel Tapes for Hilar Vascular Control in Laparoscopic Radical Nephrectomy
Egawa M, Nikura S, Misaki T
25th World Congress of Endourology & SWL 2007年11月2日 Cancun, Mexico

 2007年10月30日-11月3日にメキシコ カンクン市で行われた25th WORLD CONGRESS OF ENDOUROLOGY & SWLで腹腔鏡手術に関する発表をしました。
 発表では、ポスター掲示+壇上でのスライド発表と質疑応答がありました。腹腔鏡下腎摘除術における安全な腎茎血管処理方法を発表したのですが、会場からは思ったほど反応がなく、座長から2-3質問とコメントがあっただけでした。

   

 学会開催地がリゾート地のためか、私が発表したセッションの発表者の3分の1は、ポスターも貼らないか、貼ってあってもスライド発表に現れませんでした。また、ときどきポロシャツと短パン姿で発表する人もいて、何とも和やかな雰囲気の学会でした。
 最も人が集まったセッションは、やはりライブ手術中継でした。15の手術がそれぞれの分野のエキスパートにより行われました。途中で行き詰まってしまう手術もあり、ライブならではの迫力ある手術を堪能でき、大変有意義でした。特に、Dr. Patel(USA)によるロボット手術(前立腺全摘)は完璧で美しく、昨年今年とアメリカにおける前立腺全摘手術数が、開腹手術よりもロボット手術の方が多くなったことも納得させられる手術でした。またDr. Gutierrez(メキシコ)の経皮的腎結石摘除術では、超音波を使わずにレントゲン透視下であまり拡張していない下腎杯を穿刺し、見事に結石を除去するという日本では考えられない名人芸を見ることができました。とても真似できませんが、世の中にはこんな名人もいるのだと感心しました。

 宿泊したFiesta Americana Coral Beach Hotelの部屋からは、きれいな海を見ることができます。風邪をひいていたこともあり学会と食事以外はほとんどホテルから出ることはありませんでしたが、きれいな風景を楽しむこともできたので、有意義な学会となりました。

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