2010年8月23日から27日まで、カナダのトロントで開催された、”Joint annual meeting of the International Continence Society (ICS) and International Urogynecological Association(IUGA)”に出席し、骨盤臓器脱に関するポスター発表をしました。


   

演題
109)Anatomical outcome of tension-free vaginal mesh procedure for posterior vaginal wall prolapse: Evaluation with POP-Q system and defecography
Kamimura Y, Fukuda M, Takashima H, Egawa M, et al
ICS-IUGA 2010 Joint Meeting 2010年8月23日 Toronto(Canada)

学会会場は、トロント市内にあるMetro Conventional Centreでした。

     
 
会場のすぐ近くに、CN towerとRogers Centreがあります。Rogers Centreでは、大リーグの試合が行われており、地元Toronto Blue Jaysのファンで賑わっていました。

     
 
8月23日、24日は計4つのワークショップに参加しました。私は、骨盤底解剖と女性の排尿障害に関するワークショップを選択しました。英語でのレクチャーについていくのは大変でしたが、いずれも基礎的な内容で、初学者の私にとってもわかりやすく大変勉強になりました。
 
8月25日から、学会本番が始まりました。今回は、ICSとIUGAの合同学会でしたが、発表演題の大半は女性骨盤底や女性の排尿障害に関する内容でした。ミニスリングを用いた尿失禁手術に関する発表が特に多い印象を持ちました。
 
学会は朝早くから夕方まで行われ、トロント市内を観光する時間はほとんどありませんでしたが、私にとって初めての国際学会であり、見るもの触れるもの全てが衝撃的でした。学会のなか日に、Fellow’s Dinnerという若手医師だけの飲み会が開催され、カナダ、デンマーク、アイルランド、メキシコ等、様々な国の医師と楽しく交流することもでき、大変貴重な経験になりました。どの国の若手医師も苦労している現状もわかりました。
 
臨床業務が第一ですが、国際学会で発表できるような機会が得られるように、日々の臨床から生まれる疑問や小さな発見を、一つ一つ積み重ねて大切にしたいと感じました。

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