ひとにやさしい手術を探求するエルク

                            小さな傷の手術とは?  最近の症例  研究活動  スタッフ  フォーラム 研究所入り口

最近の手術症例 No.12 2003年1月                  <症例一覧へ>

仙台・東北労災病院で直腸腫瘍の内視鏡下手術

香港から帰国後まもなく東北労災病院にて直腸腫瘍の内視鏡下

手術をおこないました.左の写真は今回手術の対象となった病変

の内視鏡検査時に撮影したものです.直腸の下部に直径5センチ

ほどの平らな腫瘍がみつかりました. 先月の症例と同様,大腸カ

メラで切除を試みましたが,うまく切り取れないと判断され外科に

紹介されました.東北労災病院の外科には金平が敬愛する内視鏡

外科のエキスパート,徳村先生がいらっしゃいます.徳村先生は,

この症例には経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)が最

もふさわしいと判断されたのです.

TEMでは下の写真に示すようなドイツRichard-Wolf社製手術用直腸鏡システムを用いて腫瘍をひとかたまりで

切り取ります.そして切り取った後の欠損部を縫って,傷口をきれいにふさいでしまうこともできるのが特徴です.

この器械は日本では利康商事(東京都豊島区要町2−16−11電話03-5995-4321)が輸入販売しています.

 

<photo: TEMで使用するドイツ製手術用直腸鏡>  <photo: 手術用直腸鏡のなかで腫瘍を切り取っている様子>

手術は大成功で,腫瘍は完全に取りきれました.手術時間も1時間15分と短かったので,患者様の身体にかかる

負担はおなかを切る手術に比べると,非常に少なかったものと考えています.

 

<東北労災病院の徳村先生.後左からDr.里井,Ns.花山,金平> <仙台の冬空を焦がすどんどやき: 薬師堂にて>

手術前夜に仙台に到着しましたが,仙台のあちこちで,どんどやきの火が夜空を焦がしていたのが印象的でした.

<症例一覧へ>


                                小さな傷の手術とは?  最近の症例  研究活動  スタッフ  フォーラム 研究所入り口