BEFORE

1996年に映画館で観た!



「暴走特急」

「ストレンジデイズ」:最初のバーチャルな画像は臨場感があって、最高。あれだけリアルなバーチャルリアリティが現実に存在したら、どんなことでも体験できるし、はまりそうで怖い。しかし、死を体験したいかと言われたら、ちょっと遠慮するかも。
最初の画像以外は、のれなかった。

「セブン」:観た後で、ずっと後を引く映画。これを観てすぐに「ゴールデンアイ」を観たけれど、全然のれなかった。(それは「セブン」のせいではないって?)未だに結末の後味の悪さは残っている。
映像も内容も、とにかく怖い映画だ。
以下ネタばれになりますので、観ていない人はクリックしないように。この映画の本当の怖さ

「ゴールデンアイ」:「セブン」の直後に見たので・・・。ま、それだけでもないかもしれないけれど。
ボンドはやっぱり、ショーン・コネリーが・・・っていうのは駄目だ・・・とは思うけれど・・・

「デスペラード」:男臭さが充満している映画。ロドリゲス監督の演出は、時にはマンガチックなシーンが見られるが、とても爽快。見ていてとても気持ちがいい。
 特に酒場での銃撃戦は、映画史上に残したいほど、最高!撃って撃って、最後に空の銃を撃ち合う、その結末がまた、笑える。
 味方がやってくるのもすごいが、すぐに死ぬのもすごい。
 これの前作的意味を持つ低料金予算映画「エルマリアッチ」も、爽快だ。

「スカーレットレター」

「ブロークン・アロー」:「暴走特急」とラストがダブってくるような気がしたが、迫力はこっちの方が上手。なにせ地下で核兵器を爆発させてしまうのだから。それで地面が揺れるシーンは驚きだ。
 段々とたくましくなっていくC・スレーターと、悪役で復活J・トラボルタの絡みもみもの。ただ、トラボルタってあまり頭が良さそうに見えないことと、悪役に見えないのが難と言えば、難?かな。ジョン・ウー監督の演出も冴えているぞ。

「サドンデス」:P・ハイアムズ監督とクロード・バン・ダムが組んだ「タイムコップ」はストーリーが複雑という声もあったが、タイム・トラベル物として、素晴らしい出来だった。その二人がまた組んだということで、是非見なければと劇場に駆け付けたが・・・
 キッチンでの戦いは、笑えたんだけど・・・

「陽のあたる教室」:副業として選んだ教職だが、生徒の心をがっちりとつかんでいく話。ハンカチなしには見られないほど感動する。音楽家である自分の息子の耳に障害があったり、優秀な生徒との淡い恋があったり、しかしどんな時もいい加減ではなく一生懸命に取り組む彼の姿勢は今の教育に必要なものなのかもしれない。

「ツイスター」

「恋する泥棒」

「悪魔のような女」

「ミッション・インポッブル」:予告編が露出しすぎ!ほとんどの見せ場を見せていたぞ!クライマックスもほとんど見せていた。最後のヘリの羽根のシーンまでもテレビで見せるのでは・・・
 宙吊りのシーンは、さすがデ・パルマって感じ?で、緊迫感があったけれど、鼠はやりすぎじゃないかと思った。
 トム・クルーズによるトム・クルーズのための映画?とか言われるかもしれないけれど見事な娯楽映画だった。しかし「スパイ大作戦」ファンは、怒るかもしれないな・・・。
まあ、とにかく続編が楽しみなことは確かだ。

「ドラゴンハート」

「ザ・ロック」:ニコラス・ケイジって顔が長くてあまり好きじゃないと思っていた。見ず嫌いだったんだけど・・・。この映画のケイジは、すっごくかっこよかった。
最初頼りなかった化学者が、だんだんと経験をつんで、大活躍する。それをショーン・コネリーが、007を彷彿させるような役で登場して助ける。その役をすごく楽しんで演じているようにみえる。またそれに対するリーダーのエド・ハリスも狂気と正気の紙一重の演技で、映画に深みを与えていた。
 ケイジのがむしゃらさとコネリーの腕前を描いているカーチェイスは、どぎもを抜かれる。特にケーブルカーをあんな風に使うなんて、驚きだった。カーチェイス以外にも、印象に残るアクションシーンが畳み掛けるように続き、しかしそれでいて人間がしっかりと描かれている。絶対お薦めの一本!

「戦火の勇気」:初めて湾岸戦争を題材に取ったハリウッド映画と言われているが、勲章の授与をめぐって女性大尉の人間像を描きだしていくミステリタッチの映画である。調査に当たるデンゼル・ワシントンといい、真相に口をつぐむフィリップ・リー・ダイヤモンドといい、迫真の演技を見せてくれる。また、メグ・ライアンも証言に応じて、三通りの大尉像を演じ分けていて、素晴らしい。すでに死んでいる大尉が印象的に浮かび上がる。

「エクゼクティブ・ディシジョン」:まったく期待しないで行ったら、大当たりだった。
 テロリストがハイジャックし、毒ガスを積んだと思われる飛行機が、ワシントンに向う。それを阻止するためにステルスで、飛んでいる飛行機に乗り込む。そこですぐに終わるかと思ったら、とんでもない。いきなり隊長のセガールがふっとんで、そこからが伏線を張り巡らし、練りこまれたストーリーの本当の始まりである。
 軍事訓練を受けていないコンピュータのプロ、カート・ラッセルや、メカのプロが、隊長を失った隊とともに、テロリストに対抗する。
 何らかのエキスパートが苦労しながら活躍するという展開は、「ザ・ロック」にも似たものがあるかもしれない。とにかく縦横無尽に張り巡らされた伏線が、ジグソーパズルのように当てはまっていき、ラストは期待どおりのカート・ラッセルの大活躍。
 期待しすぎの「エスケープフロムLA」よりも、面白すぎの映画でした。

「エスケープフロムLA」