BEFORE

1998年に映画館で観た!




「シティオブエンジェル」
メグ・ライアンがピュアな感じでとても素敵だ。
彼女なら天使も恋しそうである。
で天使が、寂しそうな目。
ヴェンダースの「」のリメイクということで、
ロスの町に天使たちが舞い降りた。
海岸で朝のさえずりを体いっぱいで受け止める
天使達の幸せそうな様子。
しかしそれ以上の幸せを手に入れたのではないだろうか。
人間として感じることを感じて喜ぶ天使に
我々は日々生きることの楽しさをもっと実感しなければ
ならないと思わされるだろう。
原作から変更されたラストは、深い悲しみとともに
悲しさを感じることも喜べるだろう。
最後に顔のアップが多くて、少しメグも皺が目立ってきたと思った。

「ディープインパクト」 絶対おすすめ、「タイタニック」に匹敵しる出来だ。 最初のエリーと政府高官の不倫話から思わぬ大スクープになっていくところや、 モーガン・フリーマン扮する大統領が冷静にとにかく対抗手段をとっていくと ころ、ロバート・デュバル扮するロートルの宇宙船長が精鋭の若者たちといろ いろありながらやっていくところ、そして発見者の少年と少女の愛など、単に 特撮を売りにしたパニック映画に終わっていない。 そしてILMが担当した津波が押し寄せるシーンは圧巻で、これはもう大画面 で息を止めて見るしかないだ。 ラストはいかにもハリウッド映画という終わり方だけれど、地球が崩壊してし まってはお話にならないのでよしとしよう。 しかし彗星の襲来?といい、ラストといい、「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士 たち」を思い出したのは、僕だけではないはず。

「リーサルウエポン4」 良くも悪くもシリーズ物。僕は1作目からずっと見ているから好きだけど。 最初のエピソードからおふざが始まる。 しかし怪しげな4人の中国人や亡命民の叔父などミステリアスなストーリーで リッグズたちのハチャハチャとはまた別に緊張感のある展開だ。 特にジェット・リーが冷酷で強力な悪役を演じていていい。 コンビの絆の強さを感じさせるしかしえっというラストは、まあシリーズ物と いうことで許しましょう。 3では最後のタイトルバックが終わってまたビルを爆破していたので、今回も 何かあるかと期待して最後まで席を立たなかったが、結局 スタッフとキャストの写真で終わってしまった。 この終わり方って、「みんなご苦労様」って感じだ。もしかしたらもう続きは 作らないよという意味なのかもしれない。 メル・ギブソンの出演料が数十億という話だし、ダニー・グローバーもレネ・ ルッソもビッグになったし、ショー・ペシもオスカー俳優だし、年齢を感じて パパになったところで完結かもしれない。 ただパパになったリッグズの活躍も見てみたい気がする。

「ゴジラ」  監督+脚本はのローラン・エメリッヒで、「インディペンデンスディ」を作っ た人でしたが、やはり見ていてハラハラ、しかし大味な映画でした。前作ではホ ワイトハウスとかエンパイアステートビルディングとか容赦なしに宇宙人に破壊 させていましたが、今回もクライスラービルやマジソンスクエアガーデンを破壊 していました。 ジャン・レノがフランス人の諜報部員として出ていましたが、渋かったですね。 「レオン」や「ミッションインポッシブル」に出ていました。  GODZILLA can run faster thanゴジラ. でしたね。子どももミニラとは比べ物 にならない獰猛なやつらで。最後はおきまりのエンディングで、きっとGODZILLA2 が作られることでしょう。  ゴジラは日本で作られた映画ですが、世界中に熱狂的なファンがいます。「スピ ード」のヤンデポン監督もその一人で、最初は監督するはずだったのですが、制作 費がかかりすぎるというので、降りました。そして「ツイスター」を作りましたが。 是非ヤンデポン監督にGODZILLA2を作ってもらいたいです。

「タイタニック」 アカデミー賞を総なめした「タイタニック」は「風と共に去りぬ」に匹敵する歴史 に残る愛の物語だ。 ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」というので、今までの彼の映画を見て きた者としてはあまりピンと来なかったが、映画を見て納得した。とにかくタイタ ニック号の沈んでいくシーンは信じられない映像だった。特に斜めに傾いた船の船 首から下に落ちていくシーンは「ポセイドンアドベンチャー」の頃から比べると圧 倒的な技術の進歩を感じさせ、驚かされる。 で、単に特撮だけの映画になっていないのが、少年っぼさの残るディカプリオとじ ゃじゃ馬なお嬢様ぶりのケイトの愛が見る人の笑いと涙を誘うからである。 3時間を越える映画なのにそれを感じさせず、何回でも見たいという気にさせる数 少ない映画史上に残る映画だ。実際あるホームページで読んだけど7回も見た人が いるとか、数十回見てその結果フリーで劇場に入れるようになった人がいるとか熱 狂ぶりはすさまじい。ただディカプリオがオスカーにノミネートさえされなかった のは残念だったけど。