この映画みまっし(毎日1本紹介予定は未定
「サスペリア2」
Profondo rosso

10/15

「けして一人ではみないでください」のキャッチフレーズでブレイクした「サスペリア」
その人気にあやかってアルジェント監督の前作がまったく関係ないのに「2」として公開されました。
ケレン味たっぷりのショッキングな演出は好き嫌いがあると思いますが、「サスペリア2」はミステリ
映画としていい出来だと思います。
最後まで見終わってもう一度確認で最初を見たくなる、そんな映画はあまりないと思います。
最初の画面上に伏線がちゃんと張られていたというすごい映画。「古畑任三郎」の「VSクイズ王」でも画面上
に伏線が張られていましたが、あれの先駆け的作品です。
アルジェント監督は「歓びの毒牙」とか「私は目撃者」とかミステリ映画をよく作っています。
「デッドゾーン」
Dead Zone, The

10/14

スティーブン・キング原作の映画は今でこそはかなりいい出来の物(「ミザリー」「ショーシャンクの空
の下で」)が増えていますが、初期はいまいちの映画が多かったようです。そんな中で「デッドゾーン」
は最高の出来と言われました。
交通事故で数年間意識不明だったジョニーが目覚めると超能力が身に付いていました。相手に触ること
によって相手の未来や過去を感じられるのです。
そしてある日大統領候補者と握手したジョニーはその候補者が大統領になって原爆のスイッチを押して
世界を滅ぼすということを感じてしまいます・・・
カルト的人気を誇るクローネンバーグが監督しましたが、グロテスクなシーンを押さえた演出で超能力
者の苦悩を描くのに成功しました。
もしも将来その人物がヒトラーになることがわかっていっていたら、どうするか?これは難しい問題で
す。クリストファー・ウォーケンの演技も素晴らしいです。
ちなみに「デッドゾーン」での連続殺人犯は「クジョー」に取り付いた?らしいです。
「裸の銃を持つ男」他
Naked Gun: From the Files of Police Squad!, The

10/13

この映画は下品だけど最高に笑えます。
特に船に進入したO.J.シンプソンがこれでもかとやられるシーンや、テレビ生中継中にドレビンが
トイレに行くシーン、熱帯魚と格闘するシーンがはらわたがよじれるくらい笑えます。
これのもとになったテレビシリーズ「フライングコップ」がビデオで出ていますが、これには映画版の
原型がかなり含まれています。僕は先にこの6話だけ作られた「フライングコップ」を見ていて、ドレ
ビンのファンでした。
必ずゴミ箱にぶつけて車を止めたり、相手の言ったことを違ってとらえたり、近距離で銃撃戦をしたり
見逃しやすい全く無意味なギャグがあったり・・・と今見ても笑えます。ジョー・ダンテも監督してい
るというすごさ。
あと映画版ではなかった最後のタイトルバックがまたすごいです。事件が一件落着してよかったよかっ
たという場面で画面が静止し、テロップが流れますが、実は俳優が動かないだけで実際はカメラが回っ
たままになっています。それで例えばコーヒーを入れたシーンで静止したとしてもコーヒーはどんどん
カップに入ってしまいにはあふれ出るけれど、二人の人物は止まったままという爆笑のタイトルバック
です。レンタル屋で見つけたら、即レンタルして見ましょう。
「恋しくて」
Some Kind of Wonderful

10/12

ジョン・ヒューズ脚本の最高の青春映画。
ドラムを叩く男っぽい女の子ワッツが、お嬢様で学園一の人気者アマンダに恋した親友キースのために
恋を成就させてあげてようとするが、そのうち自分の気持ちに気づく・・・
ワッツがとてもけなげてかわいらしいです。キスの仕方を伝授するシーンは特にせつないです。
最後、とにかく泣けます。イヤリングの使い方がまたいいんだ。
「ミリィ少年は空を飛んだ」
Boy Who Could Fly, The

10/11

自閉症の男の子と父親を亡くした女の子の心温まるファンタジーです。
ミリィは隣の家の自閉症の男の子エリックと心が通じ、そして彼が空を飛べると信じます。そして・・
ミリィの役の女の子がとにかく可憐でかわいらしいのと、リチャード・エドランドの特撮がきれいなの
とで一見の価値ありです。不可能なことはない、信じれば何でも出来るというテーマで、見た後は、よ
しがんばってみようとやる気がでることまちがいなしです。
でもちょっと「○○」が入っているかも
「いとこのビニー」
My Cousin Vinny

10/10

アメリカの映画で法廷物はとてもたくさんの名作が生み出されています。
そんな中で「いとこのビニー」もその名作に加えたくなるような映画です。
旅行先で殺人犯に間違えられた男がいとこに弁護を頼んだ。しかしそのいとこは不良で法廷に立つのは
初めてだった。果たしてビニーはいとこを無事に救えるのか?
いとこで法廷侮辱罪に何度も問われるビニーはジョー・ペシ、いとこの恋人がマリサ・トメイで、彼女
はこの映画でアカデミー助演女優賞を取っています。
とんでもないドジを繰り返しながらもジョー・ペシは最後はびしっと決めてくれるし、マリサ・トメイ
のしゃべりもすごいです。「ベストキッド」のラルフ・マッチオも出ています。
「フェリスはある朝突然に」
Ferris Bueller's Day Off

10/9

クリス・コロンバスが出てきたら忘れちゃいけないジョン・ヒューズ。
ジョン・ヒューズはどれもお勧めで、初監督作品「すてきな片思い」から「ブレックファーストクラブ」
「大災難」「カーリースー」、そして脚本を手がけた「プリティインピンク」「恋しくて」「ホームア
ローン」など傑作目白押しです。毎日ジョン・ヒューズを取り上げなくてはならないかも。(まあ、そ
のうちネタ切れになったら出てくると思います。)
でそれらの中で一番と言えば「フェリスはある朝突然に」でしよう。
高校生のフェリスが仮病を使って友人と恋人と一緒に学校をさぼる話で、しかしフェリスは何をやって
もうまくいくという男の子であるという話。堂々とパレードで「ツイストアンドシャウト」を歌ったり、
野球を観戦したりとやりたい放題。
とにかくこれは見ないと面白さはわかりません。絶対お勧め。
「ベビーシッターアドベンチャー」
Adventures in Babysitting

10/8

これは超お勧め。ベビーシッターがとんでもない騒動に巻き込まれる日常の中のアドベンチャー映画。
オープニングのエリザベス・シューの歌って踊りまくりから始まり、友達の危機、車のパンク、
片手が義手の車整備士、車窃盗団、などなど次から次へとノンストップでいろんな事件が起こっていく。
中でも最高なのは、悪者に追われてブルースの舞台に立ってしまったエリザベス・シューが最初は嫌々、
でも最後はのりのりで「ベビーシッティングブルース」を歌うシーン。これは名場面だと思う。
「ホームアローン」のクリス・コロンバスが初めて監督した作品で、すっごく笑えるコメディです。
なお最後は「フェリスはある朝突然に」を彷彿させます。
「他人の向こう側」
One of My Wives Is Missing

10/7

新婚旅行で新妻が行方不明になったが、現れた新妻は自分がまったく知らない女性だったという話。
意外な展開で話が進み、ラストはあっと驚くこと間違いなし。
これもビデオ少ないかも・・・
「罠」という劇を元にして作ったTVムービーです。
コロンボの脚本コンビで「消えた花嫁」かなんかそんな題名でリメイクされて
NHKで放映されましたが、こちらの方が先に見たせいか良かったような気がします
「オリエンタル探偵殺人事件」
Charlie Chan and
the Curse of the Dragon Queen

10/6

チャーリー・チャンの孫の探偵がドラゴンレディという悪者と戦うという話ですが、
この孫がとんだボケ探偵で、冒頭からドタバタが展開します。
一言で言うならスラップスティックコメディミステリですか。
これは抱腹絶倒です。ただ最近ビデオ屋で見かけないので残念ですが・・・
もしもどこかで見かけたら、絶対観ましょう。とにかく笑えます
確かチャーリー・チャンはピーター・ユスチノフがやっていた?のかな?
映画データベースで調べたら、ピーター・ユスチノフでした。
で他にもアンジー・ディキンソン、リー・グラント、ミッシェル・ファイファー、
ロディ・マクドウエルといったそうそうたるメンバーでした。こりゃ、すごいでしょ。

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