この映画みまっし(毎日1本紹介)
「E.T.」
E.T.

11/4

一応毎日更新してきたこのコーナーもひとまず終わりということで(1ケ月続けたということで)
最後は超有名すぎる映画だけど大好きな「E.T.」を取り上げます。
この映画は劇場で8回、ビデオだと何度見たかわからないという程好きです。初めてセルビデオも買っ
てしまいました。
地球に植物採集に来た宇宙人が円盤に乗り遅れて地球に取り残されます。宇宙人はエリオット少年と
「第三種接近遭遇」し、その兄妹たちとも心を通わせていくのでした。しかし・・・
最初気持ち悪いE.T.がだんだんかわいく見えてくるのがすごいです。
エリオットと「同化?」したETが酔っぱらうシーンや、自転車のシーン(アンブリンのマークにな
るほど名場面)、怪我をしてETが直すシーン(超名場面)、母親がピーターパンの絵本を妹に読む
シーン、などなどどれをとっても名場面です。
何回見ても、やはり泣けますね。最後自転車が○○シーンはじーんと来ますし。
あと最初のピザを注文するシーンで兄と友達たちがしているゲームがロールプレイゲームの元祖「ダン
ジョンズアンドドラゴンズ(D&D)」というのもうれしかったです。
続編の噂がありましたが、絶対作ってほしくないですね。本は出ていましたが・・・
当時はこれを見なければ日本人ではないとか言われて、ファシズムだとかまで言われました。しかし
いいものはいい。これは心の中で大切にしたい名画の一つです。
「ファンダンゴ」
Fandango

11/3

スピルバークのアンブリン製作の第1作?で、ケビン・コスナーがデビュー?した映画です。
大学生が卒業してメキシコとの国境まで車を飛ばして地中に埋めた宝物を取りに行きます。
最後の宝物というのがしゃれています。そしてそれが大人になる象徴となっています。
結婚式でのダンスシーンもせつなくて、モラトリアムの若者に見てほしいいい映画です。
「カイロの紫のバラ」
Purple Rose of Cairo, The

11/2

映画の中の俳優に恋をするということはよくあります?
ウエイトレスが仕事を失っていつものように現実逃避の場として映画を見に行ったら、恋する俳優が
いきなり自分に話しかけてきて、スクリーンから出てきて、恋に落ちるという映画。
今までありそうで、なかった映画で、映画ファンの心をくすぐります。
夢があるけどせつないこの映画は、ウッディ・アレン監督作品で、本人が出ていませんが、他の彼の
作品よりもとてもわかりやすくて、絶対お勧めです。
「天国と地獄」
Tengoku to Jigoku

11/1

黒澤明監督作品。
この映画は誘拐を描いた作品で、高台の金持ちの子どもと間違えて運転手の子どもが誘拐されます。
間違い誘拐でも身代金は要求されます。そしてとても賢い現金受け渡しトリックが使われます。
身代金が犯人に渡った後から、この映画の本当のすごさが出てきます。
モノクロなのに色つきの煙も印象的ですが、仲代達也演じる刑事の「誘拐だけだったら罪が軽すぎる」
と簡単に逮捕しないのがすごい。当時は誘拐が軽い罪だったらしいです。
この映画はサスペンスあふれる娯楽作であるとともに、重い社会派の問題提起をしていました。
昔の黒澤作品は「用心棒」といい、「七人の侍」といい、真の娯楽映画ばかりでした。
今の日本映画にはあのような作品はもう作れないのでしょうか?
「狼男アメリカン」
American Werewolf in London, An

10/31

ジョン・ランディス監督のコメディタッチの狼男映画。
変身シーンのリアルさはとても精密に出来ています。今ならデジタル合成で簡単にできるかもしれませんが
当時は最先端のSFX技術だったのでしょう。
途中のダブル夢落ちが強烈な印象を残しています。
これによりランディスとマイケル・ジャクソンによめ「スリラー」が作られました。この「スリラー」はとても
良くできたミュージッククリップというよりも一つの映画になっています。またランディスとマイケルが何年か後に
再び組んで作った「ブラックオアホワイト」もモーフィングを採用し、驚きの映像をみせてくれました。
「愛と死の間で」
Dead Again

10/30

リーインカーネーション(生まれ変わり)を取り上げたミステリ映画。
ケネス・ブラナーとエマ・トンプソンという演技派にアンディ・ガルシアを加えて作られた
とても考えられたミステリ映画です。二人は過去に殺し、殺された夫婦だったのか?そしてそれは今また
繰り返されようとしているのか?
過去はモノクロ、現在はカラーで二役をブラナーとトンプソンが二役をこなすこの映画はラストに衝撃的な
結末が待っています。この映画、かなり好きです。
「殺しのドレス」
Dressed to Kill

10/29

ヒッチコックの影響を色濃く受けたと言われるブライアン・デ・パルマ監督の作品。
デ・パルマ作品は、流れるようなカメラワークとスローモーション、そしたケレン味たっぷりの演出にあふれ、
どれも見ていてわくわくします。
特にヒッチコック趣味の集大成とも言うべき「殺しのドレス」はこれでもかこれでもかというどんでん返しで
タイトルバックが流れる頃には呆然としている自分に気がつくはずです。
ただ欠点は題名と話のあらすじを聞いただけですぐ真相がわかってしまうということです。
ジュヌビエーブ・ビジョルドが出ていた「愛のメモリー」もお勧めですし、「キャリー」も怖いです。
個人的には評判の悪かった「虚栄のかがり火」の最初の超長回しが、笑えて好きです。
「カーリー・スー」
Curly Sue

10/28

ジョン・ヒューズ監督の作品。
ホームレスで当たり屋の男とその娘カーリー・スーがある女弁護士と出会い、そこから始まる話。
ホームレスのジム・ベルーシが家庭の大切さを知り、冷酷な女弁護士が母性本能に目覚めます。
カーリー・スーがテレビ放送終了時にアメリカ国歌を歌うシーンや、様々な服を着せられるシーンなどどれも
印象に残ります。
そしてラストは、感動の涙が必ずあふれること間違いなしです。
「レベッカ」
Rebecca

10/27

いきなり古い映画でヒッチコックの作品ですが、「レベッカ」。
これはとにかくいいです。ジョン・フォーンティーンの可憐さがまず何とも言えません。そして姿は見せない
が存在感のある前妻レベッカの影。特にレベッカの死んだ時の再現シーンでカメラがいないレベッカを追うシ
ーンが印象的です。そして家政婦のダンバース夫人の怖いこと。
いわゆるゴシックロマンなのですが、とてもよくできた映画です。必見
「ヤングシャーロック ピラミッドの謎」
Young Sherlock Holmes

10/26

シャーロック・ホームズの若き頃の物語。
といっても実際の聖典とはかけ離れた話なのですが、幻想シーンにSFXが使われ、伝奇的なミステリ映画に
なっています。特に鶏肉や帽子かけが人を襲うシーンは迫力があったし、ケーキがワトスンを襲うシーンは楽
しかったです。
最後は「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」を思い出させ、笑ってしまいました。
ラストのタイトルバックの最後の最後に意外な人物が判明するのもグッドです。このせいでたぶん続編が出る
だろうと思いこんでいましたが、未だに続編は作られていません。

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