小杉町の活断層
小杉インターの少し金沢よりに見られた活断層です。
高速道路から眺めていて気が付き、下りてみて写真を撮ってきました。
1997年12月24日には、写真のようにはっきりしていたのですが、
現在は緑化されたため、明確には分かりません。
地質は、基岩が新第三紀鮮新世の青井谷泥岩層であり、
その上に、第四紀洪積世の日の宮砂泥互層が不整合で堆積しています。
断層はこの洪積層を、低角な逆断層で切っており、
軟らかい腐植物を含む粘土層が引きずられて大きく変位していることが明白に判ります。
断層のずれは17mほどであり、活断層の平均的なズレが2m程度であると言われていますので、
約10回程の滑動を繰り返した結果であると思われます。
日ノ宮砂泥互層は、今から15万年前後の堆積物とされていますから、明らかに活断層であると判断されます。
完新統の堆積物を切っているかどうかは不明です。
この周辺部の、高速道路沿いに呉羽山礫層を切る不規則な断裂系群が知られており、
地名から山本新活断層と名付けられています。この既知の断層活動との関係や、
呉羽山活断層との関係などについて今後調べていきたいと考えています。