竹林の住民 

 9月20日、午後から少し時間が空いたので、富山県の中央にある呉羽山丘陵内を散策しました。

  この丘陵地は、私の地質屋としての原点であり、

   学生時代に富山に着いて間もない頃に、北端から南端まで歩き回った思い出深い地域なのです。

    この平野に飛び出した丘陵地は、富山の地質を知る上で貴重なフィールドであり、いろいろと勉強した所でした。

     しかしながら、今もってその形成史の詳細は、明らかになっていない所でもあるのです。

時折思い出したように、あちこち調べ回っているのですが、露頭が少ないことから、分からないことだらけなのです。

 昨年より調べ続けていることがあり、ファミリーパーク背後の野山をはいずり回ってきました。

  また一つ新しい地層を発見することが出来、今後の精査で公表できるようにしなければと考えています。

そうした中で、歩き回っている内に、下記写真の住民の方とお会いしました。

 竹藪漕ぎをしていて、何か手に軟らかいものを触った感触があり、パット手を引っ込めて見ますと、

  向こうの方が驚いた様子で、長い舌を盛んに出して私の臭いを感じているようでした。

後で調べましたら、ヤマカガシというヘビで、日本ではもっとも普通に見られ、並みヘビという別名もあるそうです。

 そしてもっとも大事なのは、このヘビも毒をもっているそうです。かまれなくて良かったです。

   このヘビはよく見かけますので、怖いとは思わないのですが、突然のことでしたので、久しぶりに驚きました。

   相手は私の目の高さにいるわけで、しばらくお話しして、驚かしたことをお詫びしました。

    やがて、彼は、彼女かもしれませんが、竹の倒れたものを伝って飛ぶように、下方に去っていきました。

     マムシはさすがに気を付ける必要がありますが、しかし、私どもは道のない所ばかり歩いていますので、

      ヘビや蜘蛛の巣を気にしていたら、仕事や地質屋としての研究は出来ません。

       子供の頃より、この年までまだ一度もヘビにはかまれたことはありません。

        もっとも、ひどい山の中を歩き回っているわけで、かまれた時がこの世とのお別れなのかもしれません。 

 ヘビやクマ、イノシシ、タヌキ、カモシカ、キツネ、いろんなものと出会いますが、

  一番、恐ろしくて、気を付ける必要があるものは、人間との出会いかもしれません。残念なことですが。

  

                                   野生動物の好きな管理人