皇紀2676年 平成28年のホタル飼育情報

9月24日 

幼虫たちは長い暑い夏を無事に越えてくれました。

現在100匹ほど、成長中です。

でも、孵化したばかりのような小さい幼虫もいるのですね。

久しぶりに水槽の掃除をしました。

今年は小さい水槽で、飼っているので、食べられたカワニナの殻や糞が溜まりやすいのです。

広い平らな入れ物に移し替えて、スポイドで一匹ずつ吸い捕って移すのです。

大きい幼虫が50匹ほど、小さいものが50匹ほど居ました。

11月頃には放流したいですね。

あと暫く世話させて頂きます。  ホタルのお世話役

7月17日

ホタルの幼虫の飼育水槽を虫眼鏡で拡大して覗いていると、ホタルの幼虫と餌としてのカワニナの他に、いろんな水生生物が動き回っている。

カワニナを捕まえて、移動させる時に、混入して入り込んだ者達である。

ヒルと、プラナリア、この二つはよく似ている。 その他に、ホタルの幼虫に近いが、少し異なる多足類が激しく動き回っている。

取り除くためには、ホタルの幼虫がもう少し大きくならないとスポイドで区分出来ない。

カワニナとホタルの幼虫の食うか食われるかの戦いは見ているのが辛いものではある。

自然界の中でも毎年繰り返されていることでもあるわけである。

人が飼育するというのは、けっして良いことではないのであるが、9月頃まで飼育して早めに放流することにしたい。

 

7月 9日

 孵化が始まってきたので、水槽に水を深くした。 カワニナの稚貝を探しに出かけた。

近くの湧き水が流れ出る水路があり、市街地なので現在はホタルが生息していない所である。

この部分は湧き水で夏場でも枯れないのと水温が低いため、カワニナの生育地としてとても良い所である。

水路の中に砂が溜まっており、カワニナの親が点在している。 この砂を掬って持ち帰るのである。

小さい水槽に入れて水かえしておくと 水槽の側壁に稚貝が張り付いてくれる。

この稚貝をホタルの幼虫の居る水槽へ指の先にくっつけて移すのである。

朝夕、この作業を何度もしている。稚貝が少なくなれば、砂を入れ替えに行ってくる。 

カワニナの親に稚貝を生んで貰うためには大変であるが、この方法で有れば、簡単に稚貝を手に入れられる。

砂を水槽に入れて、虫眼鏡で拡大して観察すると、大変沢山な水棲生物が動き回る。

今朝は、プラナリアが居ることに気がついた。これもヒルと同様に、カワニナを食べるらしい。

ホタルの幼虫を捕食するかどうかは判らないが、ホタルの飼育槽には入れないように気を付けよう。

まだ、梅雨なので気温が低いが、夏場を乗り切るための工夫をしなければと思っている。

6月13日

 今年は、ホタルの飼育を再開することにしました。

3年ほど止めていましたが、ゲンジボタルが少なくなった所もあるので、あらかじめ準備しておくことにしたものです。

 6月13日、犀川縁から種ボタルの親に来ていただきました。ゲンジのメス2匹と雄4匹です。

小さいプラスチックの飼育箱に、濡らしたスポンジを入れて産卵して貰います。

4日目にはメス一匹が亡くなったので、取り除く際にスポンジの裏面を確認した。いつもより少ない気がしたが、無事産卵している。

このコーナーでは幼虫達の発育過程をフォローしていきます。

                                                  金沢ホタルの会会員    管理人