皇紀2678年 11月3日4日 北信越ホタル交流会 福井大会のご報告
11月3日と4日に渡って、北信越ホタル交流会福井大会に参加してきました。
北信越(富山 石川 福井 長野 新潟)の5県の、それぞれの県で活動しているホタルの会会員が、
50名近く、福井県鯖江市河和田町の ラポーゼかわだ と言う施設に集まりました。
ラ ポーゼはフランス語で 休憩、やすらぎの場所と言う意味らしい。
研修と温泉、宿泊も出来る地域住民の活動拠点となっている施設である。
3日は、午後1時に集まり、その後、河和田地区内のホタル生息地を、3箇所現地案内を受けました。
九頭竜川の支流日野川の小支、自然河道筋が生息地となっている場所である。
平成16年に福井県北部を中心に発生した福井豪雨で、大水害となり、生息地は壊滅的な被害を受けた。
河川は災害復旧で元に戻ったが、ホタルは絶滅状態のままであった。
当時、ホタル放流することも考えられたが、自然に回復するのを待つべきだ との原則を守った。
かつての生息地に繋がる小さな渓流や排水路には、ホタルは少しではあるが残っていたので、
そうしたホタルが、本川にも広がることを考えたのである。
数年で、ホタルが回復し始めて、15年程経った現在、昔程ではないものの、ほぼ回復したと説明があった。
昔と今では、河道、道路、照明環境が変わっているので、数や分布範囲は影響を受けているものと思われる。
※ 金沢の20年浅野川水害でも同じようなことがあったが、今年見た感じでは源流部の横谷では水害以前よりも増えている状態であった。
施設に帰ってからは記念講演として、小俣軍平先生に、「陸生ホタルの生態を考えてみる」 という演題で、
大変貴重な研究成果について説明を頂きました。
余り知られては居ないが、ホタルは水棲はゲンジとヘイケだけで、大半は陸生のホタルなのである。
一見ホタルの常識と思われていることが、実は違うのではと言う観察事実があり、ホタルについてはまたまだ未知なことが多いとのお話であった。
その後、ホタル川柳・俳句などの披露を受け、最後にホタルコンサートの歓迎会が有りました。
夕食後は、ホタル情報交換会と言う懇親会が有り、いろんな方々とビールを飲みながらの楽しい会話が出来ました。
締めの後、二次会が続きましたが、久しぶりに飲んだアルコールで酔ってしまい、
会場の隅で休みながら、皆さん方の楽しい会話を聞かせて頂いていました。
やっとこさ温泉に入り、酔いを醒まして眠りにつきました。
翌日は、まず朝風呂に入ってすっきりさせてから、朝食をいただき、
8時30分から12時過ぎまで、ぴっちり各地のホタルの会代表者の活動発表が続きました。
楽しい時間も終わり、来年、第5回大会は富山県で行うことが決まり、解散となりました。
私は、金沢と小松方面、そして長く仕事した富山のホタルしか知りませんが、
北信越だけでも沢山ホタルが居て、それに関わっている沢山の仲間が居ることに嬉しくなりました。
後3年頑張れば、北信越一回り出来るのですね。そこまでは参加したいね。
健康で運転が出来ることを願いつつ、明日を過ごすことに務めたいですね。
私は、会場から出て、山越えルートで、朝倉氏遺跡の一乗谷、永平寺を経て勝山に出で、
新しく完通した国道416号線を走り、
勝山市横倉から、県境の峠を越えて、小松市新保町を経て、大杉経由で帰宅しました。
久しぶりの遠出の山道運転は、さすがに疲れました。