皇紀 2684年のホタル情報
加賀地方のホタル情報、今年も伝えたいと思うが、昨年7月に病気になり、夜間の運転や遠出が難しくなってしまった。
どれだけ、ホタル観察に行けるかどうか判りませんが、可能な範囲で続けていきたいと思います。
皇紀2684年5月20日
19日に金沢ホタルの会の総会が開かれた。 僅か10人足らずの会合であり、事務的な手続きを済ませて 総会は終了
今年の秋、10月27日に石川県白山市セイモアの温泉で、北信越ホタルの会交流会が1年遅れで、決まりました。
白山市旧鳥越村渡津のホタル生息地の現地調査と各地の活動報告があるはず。
帰り道に、私の管理している私園を立ち寄っていただき、始まったばかりの紅葉景観と令和4年8月4日水害の復旧跡を見てもらうことにした。
それまでに、岩井戸渓谷の植栽や植草をして済ませたい。 さあ頑張ろう。
あとは今年のホタル情報の交換と あちこちのホタル観賞会の説明員の役割分担。
私は、事前の日時ではなく、私の健康状態により市内の観察と説明員に出来る限り行きたい。
毎年続けていたふるさとの小松方面から観察は、止めることにした。
今年は、昨年よりさらに早く飛翔が始まっているので、小松方面はこの週末にピークを迎えると思う。
市内は、百万石祭りに合わせた来月初めに光ってくれると思う。
白鳥路 是非行きたいが、行けるかな。
皇紀2684年1月3日
以下は戦前の 蛍 として文部省唱歌として、歌われていたものです。
歌詞の内容からすると、ホタル一般ではなくて、ゲンジボタルを歌っているものと思われます。
水が流れ下る川縁で、ネコヤナギが繁茂している。水の中にはメダカが泳ぎ、群れて飛び交う姿はゲンジそのものです。
ヘイケボタルの歌詞も有って良いのではないかと思い、管理人が作ってみたものです。
川縁で棲息するゲンジホタルに対して、水田や沼地に棲息するヘイケボタルはゲンジと棲み分けているようである。
どちらも、見られる場所もあり、素敵な光のショーを見せてくれる。そんなホタルと共に生きていきたいものである。
ホタルの歌
日本のホタルは、3種類、ゲンジボタル ヘイケボタル ヒメボタル である。
ゲンジは、川辺で、ヘイケは沼地やそれに似た水田で、ヒメは、中山間地の森や林で暮らしている。
人為的な環境では、用水や池などではゲンジとヘイケが、自然な野山ではゲンジとヒメが同時に見られることもある。
しかし、流れのある水域、溜まり水のある水域、陸だけで暮らすホタルに別れている。
これは、食べる餌が異なるので、カワニナと呼ばれる巻き貝、水棲の貝類全般、そして、陸にだけ棲む貝類を食べるものに区分される。
共に、オスがメスを捜すために、夜間に光るが、飛びかたや、光の波長と間隔が異なり、闇の中で、姿を見なくても区分可能である。
人は昼行性であり、夜間は照明なしに生活が出来ない。
しかし、ひと昔は、家の外では暗やみの生活であり、夏場のホタルの光は、とても明るく楽しかったものである。
夜空の星々も、何よりも月の満ち欠けは、とてもわくわくした。
闇の中は魑魅魍魎の世界ではなくて、昼間とは異なるすばらしい自然が広がっているのである。
ゲンジボタル 文部省唱歌 : 原文
ほたるのやどは、かわばたやなぎ、 やなぎおぼろに、ゆうやみよせて、
かわのめだかがゆめみるころは、 ほ、ほ、ほたるが、ひをともす。
かわかぜそよぐ、やなぎもそよぐ、 そよぐやなぎに、ほたるがゆれて、
やまのみかづきかくれるころは、ほ、ほ、ほたるがとんででる。
かわらのおもはさつきのやみよ、 かなたこなたに、ともよびつどい、
むれてほたるのおおまり、こまり、 ほ、ほ、ほたるがとんでいく。
ヘイケボタル
ヘイケの生態に合わせて作詞ほたるのやどは たんぼのいねよ 、 いねのはかげに ゆうやみ、せまり、
たんぼの、かえるが なきだすころに、 ほ、ほ、ほたるが ひをともす。
ゆうかぜ、そよぎて、いねのは、ゆれる、 ゆらぐはかげで ほたるもゆれる、
たにまに、まんげつ のぼるころに、 ほ、ほ、ほたるも とんででる。
たんぼのあぜみち ほたるのすみか、 かなたこなたで ともよび、つどい、
むれてほたるの ひかりのじゅうたん、 ほ、ほ、ほたるが むれひかる
ヒメボタル ヒメの生態に合わせて作詞
ほたるのやどは、やまべのもりよ、こだちのあいまに、くらやみ、せまり、
やまのふくろうなきだすころに、ほ、ほ、ほたるが、ひをともす。
やまべのささはら、ざわざわさわぎ、やみのうえ、した、ともよびつどい、
やまのいのこが、であるくころに、ほ、ほ、ほたるがあわせてひかる
こだちのはざま、したくさ、ゆれて、ほたるのともしび、あわせておどる