2004/2/10〜4/11までのWEB拍手のオマケ小説、第3弾です。
第1回アンケート結果、1位と2位。ノーマルCPの人気にビビる編
「アンケート結果第1位・ナルヒナ編/初めての朝」 チュンチュン……小鳥のさえずり。カーテン越しに入ってくるやわらかな日差し。 「ん……」 「あ、ヒナタ、起きた?おはようv」 幸せいっぱいといった表情のナルト。 「あ、ナルト君。おはよ……」 とヒナタはそこまで言ったところで昨晩のことを思い出してしまい、言葉が止まった。 (あ、私、ナルト君と……//////あ、は、はずかしい……////) 突然瞬間湯沸かし器と化したヒナタにつられ、ナルトも赤面する。 「///えっと、あ、ヒナタ、ミルクティー飲まない? ハチミツ入れてちょっと甘いやつなんだけど。 ほら、持ってきたからさ」 ヒナタは赤面してうつむいたままコクンとうなずき、ナルトが差し出したティーカップにおずおずと手をのばした。 (テレちゃって。ヒナタかわいい…) 内心そう思ったナルトだったが、口に出すとヒナタが余計テレて大変なことになるので口には出さない。 温かく、ほんのり甘いミルクティーを飲んで、ヒナタは少し落ち着いたようだ。 「…ありがとう///。とっても、おいしかった…」 (うっ…!) 頬をほんのりと赤く染め、上目使いに潤んだ瞳でヒナタに小さくお礼を言われ、そのあまりの可愛さにナルトの理性はノックダウン。 「ヒナタ…!」 ナルトはヒナタを抱きしめ、首筋に顔をうずめた。 「ナ、ナルト君…!/////////」 ひたい、まぶた、ほほ。そして、くちびる。 キスが落ちるまで、あと3秒。 「アンケート結果第2位・ナルいの編」 いの「ナルト、一緒に暮らしましょう!」 ナルト「は!?突然何?」 いの「私はナルトとずっと一緒にいたい。 ナルトと同じように世界を見たい。 そりゃ、私たちには任務があるわけだし、文字通りずっと一緒っていうのは無理だけど。 せめて、リラックスできる時間はずっといたいの」 ナルト「いの……」 いの「ナルトの未来をちょうだい。 私の未来をあげるから」 ナルト「……本気で言ってる?……オレ、狐憑きだよ……?」 オレとずっと一緒にいたら、狐にたぶらかされたとか、色々言われるよ…? パシン! 両手でナルトの顔を挟み込むようにして叩く。 そして、ナルトの目をまっすぐ見て言う。 いの「私を馬鹿にしないで。 ナルトはナルトよ! 自分だってそう思って、そのことでずっと苦しんできたくせに!」 ナルト「……悪かった、いの。 でも、覚悟しとけよ。 オレ、独占欲、結構強いから。 もう、逃がしてやらない…」 いの「望むところよ。 言ったでしょ、私の未来をあげるって。 ナルトも覚えときなさい。 もう、あんたは私のものよ」 ああ、自分はいのの、こういう真っすぐなところに惹かれたんだ…… ナルト「了解」 |