2004年、夏〜秋のWEB拍手のオマケ小説、第5弾です。
もしも、ナルトに九尾が封印されていることを里人が知らなかったら… いたって平和だった(笑)。 ナルトもスレる要素なし! ああ、手抜きでごめんなさい(汗) * チームワーク * 巻の1.自己紹介のシーンより。 カカシ「オレは『はたけ・カカシ』って名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない!将来の夢…って言われてもなぁ…。ま!趣味は色々だ……」 サクラ「ねえ、結局分かったの…名前だけじゃない?…」 ナルト「ならオレらも同じようにすればいいってばよ。お手本どおり」 サスケ「そうだな」 ナルト「口出しする間もなくサクッとやっちゃえばいいってばよ」 ↑こっそり相談。 ナルト「名前はうずまきナルト。好き嫌いと趣味は先生に言う気はないってばよ!」 サクラ「春野サクラですv右に同じです」 サスケ「うちはサスケ。同じく」 カカシ「……。ん〜、お前らの第2印象は…大嫌いだ…!!(にっこり)」 サクラ「私たちだって先生にいい印象は持ってないですよv」 ナルト「遅刻するし」 サスケ「時間にルーズな奴は忍以前に人として信用できない」 カカシ「……お前ら、仲いいね……」 サスケ「お前にどれだけ待たされたと思ってるんだ」 サクラ「私たちはとっくに自己紹介はすんでるし、待っている間にコミュニケーションもばっちりですから」 ナルト「そうだってばよ!」 カカシ「……お前らなんか大っ嫌いだーーー!!」 3人「「「逃げた!」」」 サクラ「あ!説明聞いてない。どうしよう。いじめすぎたかしら」 サスケ「…大丈夫だ。説明書を置いて行った」 原作のサスケに心を痛めて書いてみました。 サスケとサクラが丸い(笑)。 こんこん。 ドアをノックする音。 「誰だってば?」 「あ、あの…私…… ガチャ。 皆まで言う前に扉を開ける。 扉の前にいるのはヒナタだってわかったから。 「どうしたんだってば、ヒナタ。こんな時間に。それにその格好…」 「今日は夏祭りで花火大会だから、浴衣着せてもらったの…」 「似合ってるってばよ」 「///あ、ありがとう…。あ、あの、ナルト君。い、一緒に花火を…見に行かない…?」 「あ…ごめんヒナタ…オレってば……」 「わかってる。だから、人目がない特等席を見つけたの。だから…」 誘いを断ろうとするナルトの声を遮ってヒナタが話した。 「……何で、オレが人目に付くのがイヤだって思った?」 無表情でナルトが尋ねる。 「だって…ナルト君、里の大人の人たちの視線、嫌いでしょう…?だから、人ごみをできるだけ避けてるの。…わ、私もあのナルト君を見る、あの目……好きじゃない。あの視線…どうしてなのかは誰も教えてくれないけど……」 「まいった」 ナルトが苦笑して言った。 「大概の奴らはさ、オレはお祭りとかそういうの大好きで率先して行くと思ってるんだけどな」 「あ、その……ナルト君のこと、いつも…見てたから……///」 「うん。知ってる」 「…!え…!?//////」 「行くってばよ。特等席、あるんだろ?」 「…うん!」 ◇ ◆ ◇ ◆ ひゅ〜〜〜……ドンドドン!! 「わー!きれいだね、ナルト君!」 「た〜まや〜ってか!?」 いつもは内気そうに笑うだけのヒナタだが、今は満面の笑顔。 つられてナルトも年相応の明るい表情。 そろそろフィナーレなのか、大きな花火が夜空に乱れ咲いている。 大きな声を出さないと互いの声もよく聞こえない。 「……ヒナタ、オレ、ヒナタのこと守るから。一生。…オレが生き続ける限り……」 小さな声でつぶやいた。 「?ナルト君?今。何か言った?」 「何も言ってないってばよ!」 何気にネタ募集アンケートを活用しようとしてみました。<ナルヒナ。 いかがでしょうか? * 通り名の由来 * ナルト「イルカ先生の暗部名はまんまだよね」←あくまで当サイトでのみ通じる設定。 イルカ「夜の闇の中でしか活動しない黒髪黒目で黒ずくめの忍者だから『闇』か?」 ナルト「そうそう。見たまんま。それで行くとオレの名前は微妙だなと思って」 イルカ「瞳の色が翡翠のような緑色だから『ヒスイ』だろ」←あくまで(以下略) ナルト「そうなんだけどさ、暗部用の面被ってたら目の色なんかわからないだろ?オレ、基本的に面はずさないし。だからその特徴が広まって通り名にまでなるのは変だよなあと思って」 イルカ「まあ、三代目がナルトに結びつかない特徴の通り名を…とつけたものだから仕方がないんじゃないか?すごかったらしいぞ。お前と任務で偶然一緒になった奴が「あの暗部は誰だ!」ってすごい勢いで三代目のところに駆け込んできたらしいから」 ナルト「特徴が広まって通り名がついたんじゃなくて、先に通り名だったのか…」 イルカ「あれ?ナルト知らなかったのか?」 ナルト「うん。変だなとは思ってたんだけど、別に支障はなかったからそのままにしてた(苦笑)」 「あ、今日の任務の締め切り、日暮れまでだから」 このカカシの何でもないことのように言ってみせた言葉に驚いたのは子供たち。 「だー!!なら何でもっと早く来ないんだってばよ!カカシ先生!」 「……ウスラトンカチが…(怒)」 「許せないわね…」 3人の怒りがカカシに集中する。 絡み合い相乗効果が生まれているとしか思えない3人の異様な圧力に、さすがのカカシもたじろぐ。 「はは…ご、ごめーんね。もし、ちゃんと任務完了できたら、先生にできることならお願い1つ聞いてあげるから許してください」 そのカカシの言葉に敏感に反応したのはナルト…ではなくサクラだった。 「先生、何でもいいんですか?」 「オレにできることならね」 「本当!? しゃーんなろー!!男に二言はなしですからね、カカシ先生!そうと決まったらナルト、サスケ君!こんな任務サクッとやっちゃうわよ!」 俄然ヤル気を見せたサクラに半ば引きずられながらナルトとサスケも任務を開始した。 「……何か嫌な予感がするのは気のせい?早まったかなあ」 ◇ ◆ ◇ ◆ 「本当、よく終わったね〜。いやーがんばったな、諸君」 「先生。約束、覚えてますよね?」 「(覚えてないとかいったら殺されそうだ…)もちろん、覚えてるぞ。何でも言っていいぞ」 「はいはい!オレってば一楽のラーメン食べ放題!」 「ん〜栄養偏っちゃうぞv野菜もちゃんと食べるなら良し」 「遅刻をするな」 「努力はする」 「私は〜先生、ちょっと耳貸してください」 そうして言われたサクラのお願いにカカシは絶叫した。 「え゛〜〜〜〜〜!!!ケーキおごってとか、服買ってとか、デートのために休みが欲しいとかじゃなくて!?マジで!?…そ、それは勘弁…」 「カカシ先生?男に二言はありませんよね…?」 サクラはにっこり笑っているが、背後にはとてつもない黒いチャクラを感じる。 「……はい。」 ◇ ◆ ◇ ◆ 「よ!カカシ。どうした?しけた面して」 「アスマ!ゴメン!」 「は!?」 カカシは真っ青になりながら出会い頭にアスマの襟首を掴み、素早く足を払って押し倒した。 その瞬間、光るフラッシュ。 「…おい、カカシ!何のマネだ!?」 後日、カカシがアスマを押し倒している(ようにみえる)写真が『コノハ・ヘブン』に掲載されたという。 ちなみにその写真が掲載された号は普段よりも売り上げがよかったらしい。 |