2004/4/11〜7/29までのWEB拍手のオマケ小説、第4弾です。
前回の続きです。



――ラーメン一楽。

ズズズ。麺をすする。

ナルト「なんかさ、大変だったんだって?」←コノハ・ヘブン

イルカ「……まあな」←遠い目

ナルト「ルシファードさんは爆笑してたけどね」

イルカ「仕事はすこぶる優秀で、良い人なんだけど、不思議な感覚の人だよな。…なんで、アレで爆笑できるんだ…」

ナルト「現実にはありえないから、そのギャップが面白いらしいけど」

イルカ「オレだってフィクションだって分かってるけど、内容が内容だけに、なんだか申し訳なくてさ。それに、ルシファードさんと話したりするたびに嬌声が上がったり、変な目で見られるしさ」

ナルト「……ルシファードさんのことだからさ、その反応をまた面白がってるでしょ?」

イルカ「その通り。すっかり悪乗りしてるよ。面白がって無駄に接近してみたり、意味深な言葉回しをしてみたり」

ナルト「……笑うだけじゃなかったのか…」

イルカ「また、あの人無駄にきれいな顔立ちしてるから嫌悪感もないし、…その内染まってしまいそうな気がして正直ヤバイ」←心持ち青ざめている

ナルト「…!イルカ先生、しっかりしろよ!流されちゃダメだ!こんなの一時的なもんだって!」←ガシッとイルカの手を掴む

イルカ「そうだよな!人の噂も75日って言うもんな!…75日もあるのかあ……」←どよーん

ナルト「だー!後ろ向きストップ!プラス思考!あっ忘れてた。差し入れ!」

イルカ「ん?何だ?」←ナルトから薄い紙袋を受け取り、中身を見る。

イルカ「な!?こ、これは!ナルト!子供がこんな本買ったらまずいだろ!?」←真っ赤な顔

ナルト「大丈夫。カカシに変化して買ったから」

イルカ「そういう問題じゃなくてな……」

ナルト「いいんだよ。見るのはオレじゃなくてイルカ先生なんだから」

イルカ「……」

◇ ◆ ◇ ◆

ナルトとイルカ先生の会話の参考絵。
『ルーシーのイタズラ』(笑)。〜絵日記ログより〜

無駄にイルカ先生に接近するルーシー


2004/9/5