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<読書感想文>
| ローテンポのバックミュージックが流れてきそうなほのぼのとした気持ちにさせてくれました。頭の中を空っぽにして、今のこのせわしない御時世には大人こそが、こういう童話を読んで初心を思い出すことがあってもいいと思いました。 |
「らせん」 著者:鈴木 光司(2001/8/20) |
| ホラー・ミステリーを読むぞ〜!と言う心の準備をしてから読み始めた本。 プロローグでは、避けきれなかった事故とはいえ自分の不注意で最愛の息子を救うことが出来なかった監察医の安藤。そのための家庭崩壊、自責に追い詰められる事から始まった。 エピローグでは、失ったはずの息子が戻ってきて、家族の傷が確実修復できるはずと、ハッピーエンドを匂わせるような終結に至っている。しかしそれを得るために二つに一つの選択を迫られ安藤が選んだのは、最愛の息子を手元に戻し家庭を取り戻し人生の再出発をすることであった。 やはり自分も同じ選択をしたに違いない。世の中のキレイ事は、個々が満たされた豊な生活から成り立っていると思うから。複合体が幸である為には単体は幸でなければならない。「腐ったりんご」ですね。 先ずは、解剖で生々しいシーンを頭に描いたが、これは恐怖とは結びつかなかった。なぜなら自分は死体の身元確認に立ち会った事があり、その時の印象はしっかり瞼の裏に焼き付いている。ステンレス製のトレイに全裸で乗せてあり、死体からはなんの恐怖感も湧いてこない、表情は「この人こんなに綺麗だったしら?」と思うほど美しくて愛しかった。 その時は、多分彼女が死の直前に「あわせて欲しい」と念力でもかけたかのように私はその場所へ導かれていった。 だからビデオの念写もウィルスの感染にも納得できる。 世の中には、理屈や科学では解明できない事をその時身をもって感じていたから・・・。 この本を読み進めるに従って世にも不思議な出来事を理論的に説得させられて行ったような気がする。著者は「荒唐無稽なストリー・・・」と御謙遜されているが、現実的なノンフィクションと納得すれば、全てつじつまが合うのではないかと思ったのは勘違いでしょうか。 暗号解読や自然現象を遥かにに超えた故意的な突然変異に次はどうなる?・・・そして・・・、だから・・・はは〜んやっぱり。と読まずにはいられなく時間の隙間など無視して一気に読みほした。 自分も「リング」のキャリアになってしまって高山竜司に「リングウィルスから作ったワクチンを下さいな。」と言いたくなるほど感染されてしまったかもしれない。 いいえ、その必要はない。なぜなら、自分はウィルス感染を望んでいない、しっかりと拒否できるからである。 この本はとても大きな満足感を与えてくれた。 次はどんな本が手元に届くのかと思うとワクワクする。 |
「ハリー・ポッター秘密の部屋」(2001/8/10) |
| 一冊手に入れたずっしりと重たい本。 時間の隙間を利用して、一週間掛かってその本を読んだ。 魔法使いの子供(ハリー・ポッター)が両親を失った後、親戚に引き取られ苦難の生活を強いられてはいたもの、学校での寮生活に自分の居場所を見つけ、親友(ロン)達とのふれあいで友達の有り難みや、友達の薄情さを物語っている。 地位や名声に捕われた盲目の指導者(先生)の中に、良き理解者、本当の真実を見通すことのできる先生(タンブルドア先生)の存在が最後をハッピーエンドに締めくくっている。秘密の部屋で苦戦していたハリーに届いた組み分け帽子、その中から聖剣が出てきたり、老化して滅びたはずの不死鳥があざやかに生き生きと助っ人として登場したのも意外だった。 「ひねくれた金持ちの家(マルフォイ家)と心優しいが貧しい家(ウィズリー家)の対立」、「頼もしい大男(ハグリッド)」「おちゃめでとぼけた妖精(トビー)」彼(トビー)には、「きっと自由に!」を望んだら、出てきたのが「汚れた靴下!」には思わず噴出してしまった。 次から次へと展開していくストーリーには、「時間の損」をしないようにと読み進めていった。中でも印象的だったのは、トム・リドルの日記に操られたジニーに父親が叱咤激励した言葉。しかし、誰しも尺度の違いはあるにせよジニーのような心はないとは言い切れない気がした。 シリーズ物は、一冊だけでは味わえない物を逃してしまってような気がするので、また時間の隙間を上手く利用して読みほしたいと思う。 |