崎浦公民館伝統芸能保存会

崎浦盆踊り保存会
 崎浦伝統芸能盆踊り保存会は、平成10年度金沢市の「伝統芸能伝習育成」事業により、同年4月に設立されました。
 崎浦には古くから唄い踊られた「おんまあさんがやし」や「じょんから」「舘はんた」など、数多くの伝統芸能が各集落に根づき、伝承されていましたが、時代の流れで、何時とはなく消滅の運命をたどってきました。あといくばくかで消失することを危惧した有志が相集い、掘り起こしを始めたのが保存のきっかけであります。
 各集落とも、それらの芸能は絶えて久しく、掘り起こしは大変困難なことでしたが、たまたま大桑の「あさんがやし」は崎浦公民館二代館長、松田善一氏の残された、歌詞、テープなどが見つかり、また村では、若いときに唄い踊ったという方も数名あり、教えを乞うことができ、習得に向けての努力が始まりました。苦労の上、伴奏も研究し、三味線、太鼓の演奏者の育成に努めてきました。踊りは再三、村の古老に教わり、どうにか現在の形まで作り上げました。
 平成11年、崎浦地区の新年互礼会に初披露し、新聞紙上に大きく取り上げられ、好評を博しました。それ以後、敬老会、盆踊り大会、社会体育大会、公民館フェアー、芸能フェスティバル等にも出演。テレビ報道も再度されて、徐々に地域への浸透を図ってきました。中でも特筆すべきは、南小立野小学校5年生全員(120名)が、おんまあさんがやしを習熟し、自校の運動会で踊り、唄ってくれたことであります。唄、踊り、太鼓と再三教えに行った苦労もありましたが、楽しい思い出になりました。
 また、平成12年度には、金沢市民謡保存連合会の設立に参加し、市の民謡保存会20団体の中に加入することができ、現在、永久保存版の唄のCD取り、踊りのビデオ取りが進められております。会員も熱心に研鑚に励んでおり、今後とも、地域に根づいた伝承芸能として、普及浸透を図っていきたいと思っております。

崎浦塩硝太鼓の会
 平成12年10月25日、浅野太鼓店より、出来あがったばかりの6組の太鼓が公民館に届きました。立派な太鼓を見て、調達するまでの2年有余の苦労も吹っ飛び、これで地域交流のきづなを深める一助となることが確信されました。
 近年、特に若年層の地域離れが著しいものがあるなかで、青少年が公民館に集まり、太鼓に打ち興じ、地域での活動に寄与する日も近いものと思われます。丁度「塩硝をたどる歴史の道」の発刊をみたときでもあり、塩硝の爆発する重い響きの「ドーン」と、太鼓の腹の底に響く「ドーン」の共通点を考慮し、独創的な太鼓の会「崎浦塩硝太鼓の会」が誕生しました。
 会長には当初より太鼓に関心をお持ちの宇野邦夫氏を迎え、平成13年1月29日、崎浦公民館にて発会式が行われました。募集した会員の中には外国の親子連れもおられ、約80人の方が参加して意気盛んに行われました。
 2月より公民館ホールにて練習が開始されました。練習日は月3回、第1・第3・第4月曜日の午後5時30分から7時30分まで、常時、4、5才から70才代の35名程の会員が、熱心に基礎打練習に汗を流しています。将来は塩硝太鼓の名に恥ずかしくない曲目を作り上げ、地域に披露したいと思っています。