ぶらんのぷよぷよ談話3.5
「組み立てか伸ばしか」

ぶろん:ぶらん君? つまらない質問だけど。
ぶらん:はい、何でしょう?
ぶろん:折り返しってなぜ「折り返し」って呼ばれるんだい?
ぶらん:え…っと、ちょうどマラソンの折り返し地点のように、そこで方向が180度変わるから、でしょうか?
ぶろん:なるほど、連鎖が左向きから右向きにあるいはその逆に変わる、「折り返し部分」のことかな。あと、それと関係あるかも知れないが、折り返しが階段積みの意味も含むことがあるって聞いたことがあるよ。
ぶらん:そうそう、それ、ちょっと困るんですよね。折り返しという語からは階段積みのイメージは沸きにくいし、…「先・左・折り返し・階段」を略して折り返しと言ってる、って感じのようですね。
ぶろん:
挟み込み階段積み
 折り返し部分 
  先左
折り
返し
階段
 
いろいろな連鎖の形・仕方の種類があって、それぞれに名前が付けられるんだけど、折り返しについては、右図のようなものを用意すればいいかな?
ぶらん:とりあえず、ある状況でAさんが折り返しと言った時、それを聞いたBさんにAさんが思っているイメージがそのまま伝わればいいでしょうね。まあそれは「正しい日本語」論とかいった、アタマカタ(以下自主規制)。
ぶろん:ぷよの話に戻そうか(汗)。ほんとは、折り返しもさまざまな形があるんだよね。
ぶらん:はい(汗)。ちょうど、折り返し部分でない所で階段、挟み、とかいろいろあるのと同じ感じでしょう。
ぶろん:そう、いろいろあるはず、なのに折り返し部分はなぜかそんな感じがしない…。
ぶらん:








それは、折り返しでぶつかる壁のイメージが強いからでしょうか? 例えば右図で、ひとつは青→緑の階段連鎖、ひとつは青→緑の挟み連鎖です。これに壁がある場合、ない場合、ぶろんさんならどの方向に連鎖を伸ばしますか?
ぶろん:壁がなかったら左右どちらにも伸ばせるけど、右に壁があったら左に伸ばすしかないな。
ぶらん:そうなるでしょうね。結局折り返しと言っても、もともと左右どちらにも伸ばせるという点以外は、階段、挟み、両方あるし、折り返し部分でない所と大差ないと思うんですよ。
ぶろん:なるほど、まあ、そう分かっていても実際かなり特別な意識をしてしまうけどね。
ぶらん:そういえばぶろんさん、折り返し部分を作っている時、たまに相当無理してません?
ぶろん:確かに結構苦しむことはあるよ。あと緑2個、青2個、赤2個置いてやっと形になる、とか。それが出来上がる前につぶし連鎖が来て、泣きを見たことも何度かあるよ。
ぶらん:それについて私は「伸ばしでなく組み立てに行っている」と言ってます。伸ばしと比べると、より多い色のぷよが必要になるので、ごみぷよは少なくて済むでしょうが、連鎖の完成は遅れる、と言った所でしょう。
ぶろん:組み立てに行くことは、途中に妨害さえ来なければ、大連鎖を組むのに有効なんだね?
ぶらん:まあそんな所だと思います。では例のビデオを見ましょうか。
ぶろん:




















この折り返し部分の作り方は、組み立てになるね。
ぶらん:そうですね。発火点が最も高い紫だとすると、紫3個、青2個、赤2個、青1個が要りますね。それが来たらかなりの連鎖数が期待できますね。
ぶろん:でも相手がヘルファイアーを抱えてたりしたら、どうしよう?
ぶらん:








(別手)
その時は、比較的少ない手数で発火できるように、俗っぽく言うとスキのないように伸ばすといいでしょう。(別手)のようにすれば、発火点が右上の青で、青1個赤2個でOKですよ。
ぶろん:スキなくムダなく伸ばそう、とか聞いたことあるけど、実際にそんなことができたら苦労はないよ。ホントに。
ぶらん:相手が邪魔して来ないなら、ムダなく組み立て
ぶろん:相手が邪魔して来るなら、スキなく伸ばし。かな。
ぶらん:そうそう、相手が絶対に邪魔して来ない時があるんですよ。
ぶろん:ほぉ。ムダなく組み立てで連鎖数をかせげるチャンスだね。で、それはいつ?
ぶらん:相手が大連鎖を発火した直後、および序盤と呼ばれる時です。
ぶろん:大連鎖は苦手だけど…。序盤は確かにムダが少ない方がいいね。
ぶらん:


















ひとまず、ビデオでは、こんな感じです。(手抜き)
ぶろん:でも、大連鎖の中盤、終盤の組み立てって、序盤ほどうまくできないよ。
ぶらん:う〜ん。中盤、終盤は、フィールドがでこぼこしているから、でしょうか?
ぶろん:あぁ、そうかもしれない。そこらへんの話が「階段の強さ」か…?
ぶらん:フィールドが整っていたら、終盤でも「3連鎖の一手」とかができるでしょうね。
ぶらんのぷよぷよ談話3.5
1999年5月27日発行
4.0「ごみでも足場固め」