答え。

なりません。65以上で痴呆の方は、4〜7%です。だから、年寄りイコール

痴呆では、ない。ただ、80以上になると20〜25%とアップする。でも、8割

は、痴呆でないでしょ。

 

答え。

アルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆の違い

  アルツハイマー型 脳血管性
知的機能 全体的に落ちちゃう 部分的に(まだら)落ちる
病識 無いこと多いよ ひどくなる前はあり
進行 ゆっくり 急に、階段状に悪化
神経症状 最初はない 麻痺、運動・言語障害
人格 人格変化、みょうな行動 泣き笑い、感情失禁
画像診断 CT、MRIで海馬、のちに
全体的に萎縮。
多くの梗塞が見られる

 

答え。

ふらつき ⇒ 転倒 ⇒ 骨折 ⇒ 寝たきり ⇒ 痴呆の悪化 の 最悪コース

 

答え。

Aに決まってるじゃん。@を選んだあなた。ふふふ、それは、通常の物忘れの対応でしょう。

痴呆の場合、想い出すより、忘れる特性を生かした介護をするべきなのです。上手に、話題

を変えて、注意を別の方に向けさせるのです。よく、現場で、「私のお金なくなった。どうしよう」

と騒いでる高齢者に、「○○さん、いい天気ですね。散歩でもしましょうか」なんて、一見、脈絡

のない対応をしているように見受けられるが、これが極意でしょう。

 

答え。

B→@→A。取り敢えず、ネガティブな対応はいけません。笑って受け入れることが大切。

Bが正解。@は、まじめに注意してるとこが減点。指示はしたら駄目でしょう。

Aは怒ってしまった。これは、本人を不安にさせるので、問題外

 

答え。

@妄想(関係妄想) A幻覚(幻視) B妄想(被害妄想) C幻覚(幻視)

D幻覚(幻聴)  という風に別れます。どうでした。正解でした?ちなみに、

Dなんてのは、よく怪奇系の話の種になるわけです。幻視・幻聴は、「○○

が見えた。○○が聞こえた」という話は、「そりゃ、幻覚だよ」という答え方に

なります。もちろん、ほんとに見え、そしてそこに、この世のものでないものが

いるかもしんないけど。。。。。。。。。。

 

答え。

Aが正しい。結局のところ、これらの妄想は、その痴呆性老人がいま、現実に体験している

ことなのです。だから、それをただ、否定してしまったら、体験している本人は、混乱して

しまうでしょう。@を選ぶと、症状は、重度化する可能性もあります。否定され、混乱し、

妄想を再度構築して、重度化します。

ただ、専門的に言うと、肯定化するだけでも駄目です。こればっかりしてると、その場は

対応できますが、症状を固定化する可能性もあるのです。やっぱり、妄想を受け入れ

その上で、原因を探ることです。その方の生活歴、心理的状態、身体的状況、現在の

生活状況にヒントがあります。一緒に、妄想に付き合っていくうちに、物盗られ妄想を

持つ要因が分かるときもあります。たとえば、耳鳴りがしていて、夜中に物音が聞こえる。

隣の方が、盗みに来ている。とか、もともと、別居している長男が、まったく会いに来ない

ので、自分のこれからの生活が心配でいつもお金を無くなることを異様に恐れていた。

など、原因がわかりやすい場合もあります。

原因が分かれば、耳鳴りは耳鼻科受診→軽快、夜中に物音が聞こえる幻聴がなくなり

安心。長男に連絡。長男が会いに来るようになる。これからの生活の心配が軽減する。

以上の対応により、妄想が軽減することもあります。

 

答え。

ぜぇ〜んぶ正解だよん。

@のように、縛ったり、部屋に外から鍵を掛けちゃって、

出られなくしちゃう。

Aのように、幼稚園児のように、迷子にならないように大きな名札をつける。

Bのように、玄関から出たら、びーっとブザーがなる。

C歌を歌ったたり、楽器を持たせたりして、音楽を奏でることで安定させる。
 音楽療法のこと。

 

どうですか。ちょっと、びっくり、Cは科学的かどうかは置いといて、よく見られますよ。

問題は、@〜B。信じられますか?同じ人間なのに、縛って拘束したりします。

Aのように、大の大人が子供のように扱われ、Bのように、監視される。

もちろん、徘徊老人を介護するのは、そんなに甘いもんじゃありません。

本人の命の安全を守るためなら、身体拘束や人権無視も仕方がない。

現場にいたら、@〜Bのようにしたくなるときもあります。

でもね、やっぱり、それはおかしい。でも、拘束しないなら、疲れるまで歩かせるしか

ないのです。

15qもね。。。。。

徘徊は日中とは限りません。夜も多いのですよ。

とっても、難しい問題をいい加減にお伝えしましたが、笑えない問題なのです。

単純に、人権無視だけの問題では片づかないのです。自由にしたらいいじゃない。

そういって、外出し、目を離した隙に、いなくなり、夜通し探す。翌朝、変わり果てた

姿で。。。。。。。そんなに、甘い問題ではないので、これからの医療・介護技術の

進歩を待つしかなさそうです。