宗政調査会・・・まじめな話2


教学教化専門委員会 協議内容のつづき▼


気が付いた点

○言葉の壁〜名称・用語の問題〜
 各教区の組織図などを見ると、委員会等の名称が統一されていない。「教区の独自性を重んじて・・・」というお答えが、即返ってきそうだが、統一されていない事自体の問題よりも、大谷派という「組織」としての運営を考えると、ある程度委員会等の名称は統一感が必要だと思った。
 全国の誰が見ても「この委員会はこういう内容なんだな」と認識できることが重要だと思う。そして、その委員会で「どういう取り組みをしているのか」ということこそが「教区の独自性」というものだろう。
 もちろん、地域性があるので、名称のいくつかは「オプション的」な形でいろんなものがあってもよいと思う。交付金自体は使用目的がはっきりしているのに、それを受ける地方窓口は自由というのは「?」

 同じく「用語」についても全国的なばらつきが見られる。今回の会議でも「講(こう)」というシステムと、その運用形態を説明するだけで、かなりいろんな「ことば」を用いないと委員全員が理解できないというシーンが見受けられた。
 去年属していた「興法議員団・政策調査会・財革部門」でも同様のことが多々あった。これについても「地域の歴史・文化性を重んじて・・・」「全国30教区がそれぞれやって来た事だから、今更無理」という回答が聞こえてきそうだが、たかだか30教区である。仮に30教区が根本からバラバラでも、30通りにすぎないのである。実際のシステムとしては、そんなにはないだろう。それをややこしく見せているのが「用語」問題ではないだろうか。
 言語で言えば、方言は許されるとしても、用語自体が理解できない状態というのは「?」。システム自体は独自性があって当然だし、あえて統一することもない部分が多くあるだろう。しかし、それを運用していく「用語」には、もう少し「共通語」が使われていれば・・・と思った。

 ついでに言えば、先の「教区の組織図」自体の「書式」も見事にバラバラである。ワープロで書いたもの、WINで書いたもの、Macで書いたもの、手書きとの併用。パソコンを使っていても、ワードやらエクセルやらフローチャート系やら、縦組み、横組み、縦書き、横書き。実線、点線、二重線、波線。書体も、明朝、角ゴシック、平体、長体・・・なんでもござれ、寿限無寿限無といった風である。パソコンのスキルが、決して高くない人がいることが一目でわかってしまう。その状態で組織図を書いていたとしたら、そうとうの時間を使っているんだろうな。もったいない、もったいない。

とにかく、せっかく資料をいただいたのだから、誰かがじっくりと全国の「共通問題」「独自問題」を精査するのは大切なお仕事だなあ。という感想でした。

Posted: 2003年9月16日(火) at 02:51 AM      


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