ちょっと思い立ってパソコンについて書いてみます。別にワンポイントでもないのですが。


・・・そう言えば10年ぐらい前にも書いてたなぁ、こんなこと。▼ 「全文を読む」をクリックして下さい。

結論から言いますと、私にとってはパソコンは「文房具」です。最近はあまり手書きをしませんが(特に京都ではほとんど使いませんね)、メモ帳と手になじんだ万年筆のような感じですね。
これに、定規&雲形定規やら高級な電卓やら、瞬時に調べられる住所録や辞書、自分専用の早見表がついているようなものですかね。そうそう、最近は映画鑑賞もしますね。

以下、ちょっと長くなりますが、私がパソコンに出会うまでを少し書いてみます(一応経歴を書く理由はあるのですが、そのわけに至るのはまだ先になりそうです)。

私がパソコンに出会ったのは10数年前、大学を卒業後すぐに就職した会社・・・ではなくて、転職した2番目の会社でした。
この会社にあったのがMacintosh。広告業界でしたから、まあ当然といえば当然でした。・・・なぜか。これについては話題がそれますので、そのうちまた。

私がパソコンに出会うまでには前段階がありまして、はじめてキーボードを触ったのは「英文電子タイプライター」(記憶が確かならばBrother社製)でした。これは大学生の時です。当時は、学生にとってはワープロも一般的ではなかったので、レポートや卒論も、私の周りではほとんど手書きでした。当然私も手書きでした。

「英文電子タイプライター」は当たり前ですが「英文」、つまりアルファベットしか打ち出せません。26文字の大文字と小文字、あとは記号だけです。一応「電子」ですから、いわゆるガシャガシャという音がするタイプライターとは違って、キーボード自体の感触は今のパソコンと変わりありません。入力すると1行分の英字が、モノクロの液晶画面に映し出されるというシロモノでした。本当に偶然出会ったものでしたから、のちにこれが役に立つとは思いもしませんでした。

実は、その時に大体の「タッチタイプ」(両手の10本の指を使って、基本的には画面を見ないで入力する)をプライベートレッスンしてもらったので、最初からキーボードは両手で打っていました。といっても、当然初心者ですから、けっこう練習はしましたよ。
たとえば、右利きの人は当然左手の指使い、特に薬指が苦手なのだそうで・・・
  さあ、今日は左手の練習。ということで、
  sss sws sxs wws xxs xws  とか(これを左手薬指で打つ練習です)
あとは、当時好きだった海外ミュージシャンの歌詞を打ってみたりとか、そんな程度でした。
ですから、今でも「完璧」なタッチタイプではありません。若干苦手なキーもありますので、ミスタイプ(間違い入力)は結構あります。ちなみに英文タイプライターには付いていなかったので、「テンキー」は今でもタッチタイプできません。


さて、次に出会ったのは「ワープロ」でした。ここで初めて「日本語変換」と出会いました。
最初が英文タイプライターでしたから、日本語入力は当然ローマ字入力でやっていました。メーカーはキャノンで、最初に就職した会社で使われていたものです。

この会社では単純に「新入社員で若いから」という理由で「ワープロ打ち(=清書)」をさせられていました。今思えば「好きでやっていた」というより「させられていた」という感覚でしたね。ですから、そんなに「ワープロ打ち」は好きではなかったように思います。
ワープロでの『範囲指定』とか『挿入』とか、『罫線で図を書いたり』とかはなつかしい思いがしますね。

ただ、当時の「見ずらい液晶画面」ではなく、ブラウン管モニターでしたので、画面に向かうこと自体は苦痛ではありませんでたし、会社の案内地図を書いたり、FAXの送信票(表紙)を作ったりという作業は結構楽しんでいました。

そして、次に出会ったのがパソコン(Macintosh)です。転職した会社で使われていたものです。ちょうど私が入社した頃に導入されました。
この出会いは衝撃的でした。まったくワープロとはレベルの違うことが可能なことに「感動」しましたねぇ。

最初に使ったソフトウェアが「Adobe Illustrator(イラストレータ)」ということが、その感動を増幅させてくれましたね。このソフト自体は、名前通り「イラスト」を書くソフトですから、デザイン、レイアウト、文字組み等は自由自在に無限の組み合わせが出来るわけです(しかもフルカラーで)。その上、作ったデータがそのままで印刷物の版下になります。絵を描くのが苦手な私にとって、「絵を描く助けをしてくれるすごい機械!」というのが第一印象でした。それは今でも変わりません。

そのあとようやく、パソコンの「ワープロソフト」を触ることになります。

今書いてみて・・・。ちょっとハード、ソフトともに出会いが不規則な感じですね。「おいおい、覚えていく順番が違うんじゃないか」と自分にツッコミを入れたくなりました。

本日ただ今になって気が付いたのですが、どうも私がMacintoshを愛用している理由は、最初の「電子タイプライター」の影響があるみたいですね。

というのは、「ホームポジション※」に指を置いたままで、いかに快適に日本語を入力していくか。ということについてはMacintoshの方が断然簡単なのですよ。

※「ホームポジション」=左の人差し指を「F」の位置、右手の人差し指を「J」の位置に置いて、後は順に左指は「D」「S」「A」、右は「K」「L」「;」に指を置く。キーボードを使うときは常にこの「構え」から入力して、文字を打ったら「この位置」に指を戻す。
この「構え」は、チカラをぬいて指を少し折り曲げる。「卵を手でつかんでいる感じ」がよいそうです。そう言えば、文字を打っているときも指は常にやや曲げた状態ですね。

余談ですが、当初のMacintoshは「英字配列」でした。「@」が数字の「2」の位置にあるやつです。今はウインドウズと「ほぼ同じ」の日本語JIS配列を使用しています。「@」が「P」の右横にあります。

日本語入力の方法はローマ字入力として、具体的に説明しますと、

・まず、ローマ字で入力したら単語か文節単位で、「スペースキー」を親指で打って日本語に変換する。

・次に、候補が出てくるので、正しい候補を選んで確定する。候補を選ぶときは、同じく「スペースキー」を親指で打っていくか、「矢印キー」で上下しながら選んでいく。

・確定する際は、右手小指で「enter(return)」を打つ。

まあ、これはウィンドウズでも同じですね。別に遜色ありません。
ところが、次の場合が違うんですよ。日本語と英字を交ぜて入力していく場合。それから、間違った時に消去する場合。

 ちょっと長くなったので「続きはのちほど」にします。

Posted: 2004年3月26日(金) at 11:42 PM      


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