■
Diary7−→
Diary8
07月09日
きょうも『HUNTER×HUNTER』9巻。
とにかく念能力の六つの分類にはしびれるよ。
ようするにこのマンガは、設定に凝るマンガといってもいいだろう。
でも「よくある設定の懲り方」とはまったく異質のものだと思う。
よくあるのは、世界観の構築のために、単語をつくったり、せいぜいキャラの属性を決めていくくらいなのだが、この作品は、そもそもの属性の分類からはじめてしまっている。
しかもそれがよくできているんだ。
この巻で「強化系」が戦闘のためにもっともバランスがとれている、というセリフがあったが、きっと念能力をいろいろ考えていると、「あ、これも強化系」「あ〜あれも強化系だ」「なんだ、強化系ってすごいじゃん」って、作者自身が分類していく姿が目に浮かんでくる。
すっごい、たのしい!
ところでクラピカのエンペラータイムは、ぼくはちょっといただけない。
エンペラータイム(絶対時間)というのは、一定の時間、すべての系統の念能力を使えるという、マリオのスターのような設定だ。
これは、作者自身の首を絞めてしまいそうで、不安だからだ。
だって、あんな単調な設定つくってしまったら、クラピカは戦闘でつかえなくなる。
べつに使ってもいいけど、そーなるとつまらないし、富樫義博はきっとそうはしないだろう。そういうことが平気でできるタイプの人ではない。でなけりゃ、幽遊やめたりしないからね。
こりゃ、また休載か?
07月08日
あ、七夕すぎちゃった・・・。
『HUNTER×HUNTER』9巻。ホントにおもしろい。
「まんが天国」という古本屋さんから、『忍者マン一平』全5巻が届く。
送料、諸経費込みで2700円。
高いよなぁ〜やっぱ。
しかも、5巻、ページが一枚破れてるし。
ショック!!
『GTO』12巻。
この巻で冬月先生が、メイクに懲りだして、やりすぎてコギャルみたいになるという話があった。
これはみんな、どんなふうに読んだんでしょうね?
ぼくは、ディフォルメして描かれたものとして読んでました。
つまり実際には、そこまでメイクで変わるわけないのに、コギャルみたいになってて笑えるという感じに。
う〜ん、なんか字でギャグを説明すると、すごくヘンな感じだけど、そういうディフォルメなんだ、と思ってました。
が、ケイコロさんによると、あれはそうではなく「あるある笑い」なんだそうで。
「こういうことってあるよね〜、あははは」って感じの。
そうだったんですか!?
すこしビックリしました。
今日のひとこと。
「ほら0080だよ「0080ポケットの中の戦争」!」(GTO)
07月07日
『頭文字D』18巻。『烈火の炎』24巻。技来靜也『拳闘闇黒伝セスタス』5巻。田村由美『BOX系!』1巻。
「セスタス」はあいかわらず飛ばしてますね。
なにがってーと、もちろん巻末の作者の生真面目さと、ネロの性癖描写のギャップが、ですよ。このヒトが、まじめーにネロの描写なんかを一生懸命描いているかと想像すると、実にいい感じです。好感もてます。
田村由美の新作は、もう、待ちに待ってました。おもしろくてホッとしました。
これは、主人公の女の子がアイドルをめざす、という話なんですが、なんか、まるで田村由美の描いたマンガじゃないみたいに見えます。でも、好みだから気にしないことにします。
『頭文字D』。そういやしげの秀一は、ベタフラ使いませんね。なんでだろう?
『モンキーターン』1巻から復習をはじめる。
07月06日
『幽玄漫玉日記』3巻。『MONSTER』14巻。佐々木倫子『Heaven?』1巻。
『MONSTER』、この人はいつも、複線の張り方が丁寧というかなんというか、くどいです。
今回は特にゲップがでそうでした。
『Heaven?』はおもしろいなぁ。口直しにちょうどよかった(^o^)
「ヘブン」ではなんつーか、書き文字をずいぶん自覚的に使っていて、毎回のツッコミを書き文字で、というお約束の型までつくってしまっている。
こういうのは、それはそれで好みです。
浦沢直樹にしつこい、といっておきながら・・・まぁ、好きならなんでもOKだよなぁ。いいよ、べつに。
07月05日
さいきん『帯をギュッとね!』ずっと読んでる。
まぁ、それだけ。
07月04日
コージィ(はあと)城倉『砂漠の野球部』1〜5巻。
これ、けっこうおもしろい!なんで5冊100円の刑に処されていたんでしょう??
そんなに部数でたんでしょうか?古本屋的に、金田一くんよりダメダメな扱いをうけているんですけど・・・
中身は、部員9名、ひとりひとり個性派系の、わりと今はやりのタイプ。昔でいえば原秀則の『ジャストミート』といったとこでしょうか。
そういや、主人公がピッチャーで、決め球がフォークってところは同じ。
そういや、『球魂』にでてくるデブと、このマンガにでてくるデブがデザイン同じ。
そういや、す軽いデブって、「第三野球部」に・・・
まぁ、なんでもいいや。いろいろ相関関係があって、その中で、今の日本の現代マンガは成り立っているってワケですから。
07月03日
田村由美『巴がゆく!』全8巻。
う〜ん、これってBASARA!?
男女が敵味方にわかれて、戦い、かつ愛し合う、という書いててなんだか、赤面ものの設定ですが、たぶん「巴」で昇華しきれなかったテーマを全面にだしたものが、『BASARA』だと考えてよさそうですね。
わざわざ愛し合っていながら、戦わなければいけないわけだから、強力なモチベーションが必要です。そうすると、現代劇だと読んでる方も、描いてるほうにもウソざむい空気が流れる瞬間というのはあるもんです。
「巴」の場合、男が2人いるので、そこらへんのテーマもぼけていくところが、ちょっとマイナス。
と、まぁ、勝手な感想文垂れ流しですみません。
07月02日
『みどりのマキバオー』10、11巻。カスケード、早熟!?
なんか、意外に早熟、って概念が競馬マンガでは見ませんね。早熟ってなんとなくなさけないからなぁ。尻すぼみで。物語にしにくいんでしょうね、きっと。
物語的には晩成のほうが絶対いいですね。「じゃじゃグル」のストライクイーグルも晩成だし。
とにかく、カスケードの凱旋門賞はなんとなくリアリティがあった。6着って数字もありそうでイヤな数字ですね。
07月01日
こんにちは。ようやくこたつをかたづけました。
すげー快適っす。つーか、今まで出してたの!?のつっこみ不許可。
『新・鉄拳チンミ』9巻、『犬夜叉』16巻、『花より男子』26巻、『キン肉マンU世』9巻、『パタリロ』70巻。
一通りの新刊チェック。
『パタリロ』はアスタロト公爵編の続きである。アスタロト公爵は、なんと約50巻ぶりの復活。なのに、絵柄も雰囲気もとくに以前と変わりがない。ふつう、つーかほとんど例がないので、比較しにくいが、50巻ぶりに、続編を描くなんてこと、できませんよ。絵柄から何からなにまで変わってしまうのが、当たり前だし。う〜ん、すごいぞ。
『今日から俺は』。30巻すぎても、まだ笑う。ぼくは笑う。
「今日俺」でひとつ気がつきましたが、たとえば「劇中でなにか笑えるデキゴトが起こる」としますわな。そうすると、登場人物たちが笑う、という描写をすると。ふつうは、それってギャグでもなんでもなくて、単に「笑えるようなデキゴトがおきたので、作中の人物たちは笑っている」という描写、ということなだけですわな。
でも「今日俺」の場合では、読者が作中の人物の笑いにつられて笑ってしまう。みなさん、そんなことないですか?
この作者は、「思わず、こらえきれずにふき出してしまう」という、間の描写がメチャクチャうまいので、本来、べつにギャグではないことが、ギャグになってしまう。
これはこれで、よくかんがえると、すごいなぁと思う。
望月峰太郎『ドラゴンヘッド』全10巻イッキ読み。
あ〜、なんかすっきりしないぞ!
望月峰太郎は『座敷女』から、たぶん「恐怖」の構造的メカニズムをずっとまじめに考えてきて、その延長から、本作『ドラゴンヘッド』を描いたんだと思う。それはべつに間違えた解釈じゃぁないでしょう。『座敷女』では、(うまくいったかどうかは別のはなしだが)演出上における「恐怖」を徹底的に追求してきた。平たく言えば、つまり「どういうシチュエーションなら怖いか」という方向性だ。
そのとき望月のやったことは、まず題材(モチーフ)を一般によくある都市伝説から借りてくることで、一般によくあるような「怖いヤツがいる、とか殺されるかもしれない、とかの表層のデキゴト」ではなく、「理由のわからない(闇の)圧力である」という方向性を強調している。
これは、当時はやり始めた、ストーキングの恐怖を質的に解体することからたどり着いた方法論だろうと思う。
『ドラゴンヘッド』は、その次なる展開だ。「理由のない、姿の見えない圧力」とはなにか?すなわち「人間のネガティブイメージをかきたてるもの」だ。
恐怖とは、恐怖を「感じる」と言う。つまり人がイメージすることにより認知する知的行為に他ならない。だとするなら、恐怖の構造的枠組みとは(それがどんなシチュエーションであっても)あくまでもイメージでしかないということになる。つまり「真実の恐怖」というものは、そもそも始めから存在するものではない、あるいは、恐怖のデキゴトや行いに最初から「恐怖」という属性が内包されているわけではなく、われわれが、そう感じ取ってしまっているにすぎないわけだ。
『ドラゴンヘッド』はメタ恐怖マンガとして描かれたものだと思う。
上述のような思考実験によってたどり着いた結末だろうと思う。
それらを踏まえた上で、あえてチャラにするような感想を言うのも、ナニかと思うが、すっきりしないぞ。
世紀末ものとして読み始めて、途中(8巻あたり)でようやく「あ、メタ恐怖マンガなんだ、なるなる」と了解できたので、文句いう筋合いはないが、でも、「少年たちが、時には傷つき、時には助け合い、荒野でたくましく未来を築く、終末元気印マンガ!」とか期待して読んでた(笑)ぼくの振り上げた拳はどこへ下ろせばいいというんだろう?
まぁ、そんなことはぼくの都合だから、どーでもいいっちゃあ、どーでもいいけど。
というわけで、
マンガ批評【望月峰太郎】アップしました。
でも、日記で全部書いてしまったので、日記を読んだひとは読まなくてもOKです。
BACK
NEXT