法事の心得
法事となりますと、
しょっちゅうあるものではありませんから、
何を準備すれば良いのか心配になる人も多いようです。
最初にこころがけなければならないのは、
お仏壇の荘厳の仕方です。
まず、掃除をして、金具を磨いて、仏花を立て、
内敷(うちしき:三角形の金襴の布)を掛け、
その前に故人の法名を下げます。
そしてお仏飯とお供えをします。
また、ろうそくと線香とお香を用意し、
香炉と香合で焼香できるようにしておきます。
年忌が二つ以上ある場合は添え花も用意してください。
お経が終わった後に拝読する「お文」の箱のある方は、
お仏壇の斜め前にその箱を置いておきます。
よく忘れられるのは、
坊さんが座ってお茶を飲んだり着替えをする席で、
お仏壇の横の方か、別の部屋に座る席を用意します。
後は仏間の参詣される数だけ座布団を並べます。
読経に際しては、故人に縁に近い人から上座に座ります。
読経後のご膳の席では、
法事に招待した主催者側から下座に座ります。
そして法事の主催者がお礼の言葉を述べ、
宴が始まります。
主催者側は法事に来ていただいた感謝の気持ちから、
お客さんに飲み物をついで回ります。
後は故人を偲びながら談笑します。
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