カルシウムのお話

 皆さんは、カルシウムというと何を思い浮かべますか?

 骨?……………

 ほとんどの方が骨を思い浮かべると思います。でも、ただ骨の材料と言うだけなのでしょうか?

 カルシウムは、日本人の平均身長で約1kgが骨の中にあり、骨の約10,000分の一が血液中に、血液の10,000分の一が細胞内にあります。

 な〜んだ、たった10,000分の一か、などと鷹をくくってはいけません。この微妙な比率がとても大切で、極少量のカルシウムが体のさまざまなところで大変重要な役割を果たしているのです。

 それでは、簡単にカルシウムの働きを挙げて見ましょう。

このページの目次

1.骨

2.神経の情報伝達

3.免疫における情報伝達

4.血液のアルカリ化

5.カルシウムパラドックス

6.筋肉の伸縮運動

7.無気力・無責任・無関心・キレル

8.カルシウムの摂取量

9.生命誕生

10.牛乳の迷信

11.野菜や海藻

12.カルシウム補助食品

13.骨芽形成因子

14.生活態度の改善

15.加齢による骨密度の変化(グラフ)

1.骨
カルシウムは骨の材料です。しかし、カルシウムだけで骨は作られるのでしょうか?
答えは、NO!
2.神経の情報伝達
脳の命令を、神経を通して各部署に伝えることもカルシウムの役目です。
例えば、便秘! 腸に食べ物が入って来たことが脳に伝わる、脳からの『腸よ動け!』の命令を腸に伝えるのもカルシウムが少ないとスムーズに行われないと言われています。
3.免疫における情報伝達
体の中には、自分の体を守る機能(免疫)が備わっていることは、知らない人はいないでしょう?
実は、この免疫システムにおける情報伝達もカルシウムが関与しています。
例えば、癌! ガン細胞をマクロファージが発見→ヘルパーT細胞に報告→ヘルパーT細胞がNK(ナチュラルキラー)細胞(NK細胞とは癌細胞を特異的に攻撃する)に攻撃命令を出す。この情報伝達が遅い!もしくは、成されなかったら…と思うと大変怖いと思いませんか?
4.血液のアルカリ化
血液100cc中、カルシウム8〜10mgあることによってアルカリ性を保ち、カルシウムとして正常な働きをします。
5.腎臓結石(カルシウムパラドックス)
石の材料がカルシウムだと言うことで、カルシウムの摂りすぎが原因とするお医者さんがたくさんいますが、ある場合を除いては間違いです。
実際は、1日600mg以上必要なカルシウムが、日本人の場合ほとんどの人が600mgにとどいていません(日本人の平均摂取量545mg)。そのことによって、血液中のカルシウムの量が不足します。不足すると副甲状腺ホルモンが働き、骨からカルシウムを溶かし出すのです。そうなると、血液中のカルシウムが急激に増え、それを元に戻すため腎臓より排泄されたカルシウムが溜まる(結石)ということです。
ただ、粗悪なカルシウムを多く摂取したり、「1日1350mg以上のカルシウムを吸収(摂取ではない)すると結石になることもある」ということも解っているそうです。(日本人では皆無に等しい)
副甲状腺機能亢進症でも結石が出来るそうなので、お医者さんでの検査は必要です。
6.筋肉の伸縮運動
筋肉組織がスライド(動く)するときにカルシウム・マグネシウムが必要です。
お年よりが、つまずいて転んで骨折→寝たきり→痴呆、と言う図式の中で、つまずく=足が上がらない=筋肉中のカルシウム・マグネシウム+神経伝達用のカルシウムが足りないと考えられます。
7.無気力・無責任・無関心・キレル
近年、子供たちの『無気力・無責任・無関心・キレル』傾向が深刻になってきています。
これらの原因の一つに、カルシウム不足が引き起こしている、との見方が強まっています(セロトニン等の合成にカルシウムが必要)。
8.カルシウムの摂取量
600mgは最低限摂取量、成人男性で800mg、中学・高校生で700〜800mg,妊婦1,000mg、閉経後の女性1,200mg以上、アトピー・癌患者は1,000〜1,500mgは必要です。
しかし、現在、日本人の平均摂取量は、なんと!たったの545mgです。しかも、インスタント食品やジュース、甘いお菓子などリンの多いものをたくさん摂っていては、カルシウムが足りなくて当然ですよね。
9.生命誕生
生命の始まりは、精子と卵子がくっつくことから出発ですよね。このとき、精子はなにをするか?
そう!カルシウムを卵子にプレゼントするのです。
そして、精子からカルシウムを受け取った卵子は、そのカルシウムで自分の周りに幕(殻)をはり、他の精子が入れないようにするのです。一途ですね…本体にも見習わせないと…
その後、カルシウムや亜鉛などの力をかりて細胞分裂、要するに人間となってゆくのです。
今、不妊症や葡萄状妊娠、奇形児などが多いのはダイオキシンや食品添加物だけのせいなのでしょうか?
10.牛乳の迷信
私も牛乳は大好きで毎日飲んでいますが、カルシウムを摂ろうなどとは、これっぽっちも思っていません。カルシウムの吸収を助けるものとして、ガゼインやホエーがありますが、これは高温殺菌するとほとんど効力を失うそうです。それどころか、ガブ飲みすると冷え性になったり、免疫低下の恐れもあるそうで注意が必要です。(アトピー・癌・リュウマチ等免疫系の病気を持つ人は厳禁)
しかし、免疫疾患を持たない人は、1日1本くらいは飲んでも良いと思います(カルシウム以外に、セロトニンの合成に必要な栄養素がたくさん入っている)。
企業への希望としては、なるべく低温殺菌法で牛乳を造って頂ければと願っています(コストがかかるので、やらないでしょうが)。
また、牛乳には高濃度のダイオキシンが含まれていることは誰もが承知のことと思いますが、健康をうたい文句にするならば、ダイオキシンを発生させないように働きかけるのも企業努力かと思います。
現に、ヨーロッパでは規制値を超えた牛乳は出荷停止です。
11.野菜や海藻類をよく噛んで食べよう
やっぱり日本人は、野菜や海藻類でカルシウムを摂るべし。
身土不二(下記)の原則にもとづき国産品がベスト!
ただ、残念なことに日本の農地にはカルシウムが少なく(もともと少ない上に護岸工事と農薬農業のせいでよけいに少ない)ダイオキシンが多いのでゴミ問題から改善が必要。
海藻もダイオキシンの問題はあるものの、カルシウムの含有量が豊富で他のミネラルのバランスがよい(特にヒジキ)。ただ、消化が悪いので、よく噛んで食べましょう。歯の弱い人は、すりつぶすなり、きざむなり、よく煮るなりして食べましょう。
12.カルシウム補助食品
さきほども述べたように、粗悪なカルシウムを多く摂ると弊害が出る恐れがありますから、よく調べて食べましょう。
基本的に、炭酸カルシウム・リン酸カルシウムなどはほとんど吸収しません。化学合成・科学抽出のビタミンDも効力は天然の1/1000以下と言われていますので、役に立たないと思って下さい。
Caは有機質のくっついたものでないと吸収しません。
しかし、カルシウムだけでは役不足ですから他のミネラルのバランスの良いものを選びましょう。
また、腸内細菌(腸内細菌叢のページ参照)の状態により吸収率が変わってきますので発酵食品(長生きの秘密のページ参照)などの、腸内細菌を活性化するものを併せて摂りましょう。
また、吸収率が90%という補助食品もあります。
13.骨芽形成因子
さあ、カルシウムをたくさん摂りました。もう大丈夫…?
NO! 実は骨も常に入れ替わっていることを知っていましたか?家も建て替えるときは、一度壊さないと新しく建てられませんね。
実は、体の中には古い骨を壊す細胞(破骨細胞)がいて、その破骨細胞が古い骨組織を壊し、骨芽細胞(骨を作る細胞)が新しい骨を作る。それを、順序よく働かせることが出来ないと骨は強くならないのです
これらも、乳酸菌や酵素が大きく関与していると思われます。
14.生活態度の改善
他の病気とおなじように生活態度が悪ければなんにもなりません。
太陽にあたる(夏の直射日光は10分以内。活性型ビタミンDの生成。活性酸素消去については別項目で)・歩く(歩けるうちに歩いてね)・純日本風の食事を摂る(長生きの秘密のページ参照)・怒らない・くよくよしない・素直になる・楽しみを持つ、など積極的に自分から元気でいたいと思うことが大切!
電気毛布・電気カーペットなどは強い電磁波を発生させ、骨粗鬆症の原因となる(アメリカで発表)ので使用しない。(暖をとるのは石油ストーブや火鉢・七輪・暖炉・いろりなど炎が出るものにする)

病気はすべて自分の責任!

    自分で予防、自分で治す!    

身土不二
地のもの、季節のものを食べなさい。と言うこと。
さらに言うと、不自然食品は食べるべきでない!と言うこと。(食品は自然であたりまえ、自然食品と言うのはおかしい、不自然な物を不自然食品と言うべし)
一物全体食
一つの素材を、おいしいところだけ食べるのではなく、何らかの形で全体(頭から尻尾まで)を食べなさい。と言うこと。


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