『くすん……兄や……亞里亞くるくるです……』


 
(ありあ) 
 
誕生日 11月2日(蠍座)
身長 139cm
声優 水樹奈々
持ち歌 『王子様とあまいほし』(シスター・プリンセス〜12人の天使たち〜)
『透きとおる夢』(『Original Sound Track シスター・プリンセス Angel Jukebox』)

※『透きとおる夢』は川澄綾子とのデュエット。また、『シスタープリンセス』名義の歌は省いた。



アーリーアーモー

 さてどんじりに控えしは、『シスター・プリンセス』の大トリにふさわしい12人目の妹・亞里亞
 フランス帰りだが、一人称がミーだったり語尾に『〜ざんす』などとつけたりはしない。
 ましてや出っ歯ではない。

 四葉の項目でも述べたように、『シスプリ』における妹のキャラ設定はメディアごとにかなり異なる……が、ちょっと表現が過剰だったり、オーバーだったり(同じだ)ということはあるにせよ、基本的な『人格』は同じであった。
 ……が、この亞里亞については、原作・ゲーム・アニメではどれもこれもまったくの別人と言ってもさしつかえないであろう。
 原作版亞里亞は、まあわがままな面もあるが、『お嬢様』的な毛色が濃く、まだしもかわいげがある。
 ……しかし、PS版亞里亞はわがまま部分が肥大化し、もはやお嬢様どころか女王様レベルにまで達しており、兄を馬がわりにして遊ぶなど、幼いながらも天性の才能の片鱗を見せている。
 ところがこれがアニメ版では、放送コードギリギリなまでのおバカさん(丁重な表現)っぷりを発揮、大活躍するのだ。
 ……違い過ぎである。

亞里亞、クールです!

 仕方ないのでメディア別に述べてみよう。まず原作版。
 もちろん、この亞里亞がいちばん基本なのだが、それだけにもっとも特徴がすくないように感じてしまう。『くすん』も『ぐるぐるです!』もそれなりにアレではあるが、やはり全体的に『おとなしい』印象が強い。……まあ、基本的に原作は兄との1ON1なので、これはこれでいいのかもしれないが。

 で、PS版。当初は、さすがに新参妹だけあって、それなりに控えめ(つーか、ただ出てこないだけだが)ながら、送られてくるメールからはすでにしてデンジャラスな臭いがプンプンするぜーッ! てな塩梅であり、兄やの心に不安と期待を生じさせずにはおかないッ(期待……?)。
 そして、問題のお馬さん事件勃発。
 まさにこれは……踏み絵ッ。
 兄やになれるかなれないかの……瀬戸際!!
 そして想像を超えるエンディングに達すれば、兄やとしての喜びに感涙にむせばざるを得ないことだろう!

 そしてアニメ版では、亞里亞は独自の芸風を会得、セリフを口にするだけで笑いが取れるという神業的なレベルにまで達した。
 いずれは画面に映っただけで大爆笑という域にも達するかもしれぬ……って、もう放映終わってるけど。

 ことほどかように、三者三様の亞里亞を同一キャラとして扱うのはかなりムリがあるといえよう。
 そこで、たとえばゴジラ『キンゴジ』(『キングコング対ゴジラ』版ゴジラ)とか『モスゴジ』(『モスラ対ゴジラ』版ゴジラ)と呼ぶがごとく分類してみてはどうか。
 ふつうにいけば原亞里ゲー亞里アニ亞里であるが、どうもわかりづらい。
 もっと手っ取りばやく、そうたとえば青亞里亞・黒亞里亞・白亞里亞と称するのはどうか。……よけいわかり辛くなった。
 ここはひとつ、
 ぐるぐる亞里亞・亞里亞様・アーリーアー
あたりでなんとか(ナニが)。

あったかいダイヤモンドダストが食べたいの

 ところで亞里亞の年齢はいくつくらいなのであろうか。本編中では明確にされぬが、どうやら雛子と同年代……おそらくは7〜9歳ていどというのが、一般的な見方のようだ。
 しかし、筆者は当初もっと年上、10〜12歳くらいだと思い込んでおり、『この歳でコレかよ!』と辟易していたのだった。……まあ、オフィシャルな年齢設定はおそらく今後も明らかにされないだろうから、べつにどうでもいいことではあるのだが。
 そんな亞里亞は、原作やPS版においてはどーやら学校に行っていないようだ。PS版は来日して間もない、という設定だから行ってなくてもおかしくはないか……と思っていたが、のちにメールで

 『学校にはメリーゴーランドがないの?
 なあんだ……つまんないですの……』


 などという呆けたコメントを吐いていることから考えると、おフランスでも学校に行ってなかったらしい。どうなのそれは?
 ちなみにアニメ版では他の妹同様、ちゃんと学校に通っており、原作やゲームの『深窓の令嬢』というイメージからは程遠い。

 他の妹との関係……同年代(すくなくとも思考レベルは)の雛子あたりとは一緒に遊んだりもするようだが、他の連中は……?
 おなじヨーロッパトリオの春歌四葉とは多少は交流がありそうだが、親密というほどでもなさそうだ。
 亞空間コンビということで、意外と千影とも気が合うかもしれない。……ちょっと、会話が想像できないが……

 さて、亞里亞といえば忘れてはならないのがじいやの存在である。
 メイドとして、四六時中ワガママな亞里亞の世話に明け暮れるじいや(といっても老人ではなく妙齢の女性)さんの姿にはまったくもって同情を禁じえない。そのためか?PS版では単独のイベントCGまで用意され、日ごろの苦労にむくいている。
 ……が、彼女が登場しないアニメ版における亞里亞がいちばん世間の好感度が高い、というのは……まあ、ただの偶然であろう。
 
総括

 シスプリ界の偉大なるファイナリスト・亞里亞
 12人の妹がリストアップされるさい、たいていは可憐・花穂・衛・咲耶・雛子・鞠絵・白雪・鈴凛・千影・春歌・四葉・亞里亞という『基本』の順番が守られるが、場合によっては異なることもある。しかし、亞里亞がオーラスなのはほぼ不変である(唯一、PS版のクレジットだけは11番目だが……あれはいったい何を基準にしているんだろうか)。
 言うなら、亞里亞はシスプリ世界のオメガであり、『終わりをもたらす者』である。
 『妹祭』の最後の出し物。ひとときの夢をすごす最後列のパートナー。
 亞里亞との別れは、すなわち、シスプリとの別れ。

 さよなら、亞里亞。さよなら、シスター・プリンセス

 

  「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん」