『お兄様、ラブよっ!!』


 
(さくや) 
 
誕生日 12月20日(射手座)
身長 159cm
声優 堀江由衣
持ち歌 『girlish』(シスター・プリンセス〜12人の天使たち〜)
『想い』(『Original Sound Track シスター・プリンセス Angel Jukebox』)

※『想い』は桑谷夏子とのデュエット。また、『シスタープリンセス』『堀江由衣』名義の歌は省いた。



なんちゅーか、ラブよっ

 可憐が妹たちの『キャプテン』なら、この咲耶は『リーダー』とも言うべき存在である。(ちなみに『ボス』は千影か……)
 おそらくは最年長であり、PS版ではお披露目パーティやひなまつりの幹事役もつとめるなど、妹たちの女帝お姉さん的なポジションにあるようだ。
 兄との関係では恋愛色がもっとも高く、はっきりいってちょっと、いやかなりヤバイレベルに達している。
 その様子は周囲からもかなり異質に映っているらしく、PS版ではクラスメイトの女子に心配?されていた。
 全妹中、もっともフェロモン臭のキツいキャラであり、パッと見には兄との関係もファッションの一環なのではないか? と感じなくもない。
 しかしながらその本質はきわめてピュアなものであり、おそらくもっとも『悩める』妹のひとりである。それに気づくことができれば、貴方も咲耶のお兄様になる資格を得られよう。

L・O・V・E、ラブよッ

 咲耶の苦悩の源は、けっきょく、兄との年齢が近すぎることにある。加えて、彼女はあまりにも不器用すぎる。
 雛子亞里亞が兄を慕ったところで、それは『おにいたま/兄や大好きっ子』くらいですむが、咲耶はそうはいかない。
 兄の年齢は、PS版ではおそらく高1〜高2となっており、対して咲耶は卒業式のイベントが起こることからしても中3であろう。
 これくらいの年頃の娘が、「お兄様、ラブッなどと広言してはばからないようでは、ヘンに思われても仕方ないであろう。
 同じようなタイプで「お兄ちゃん、大好き」可憐もいるが、彼女がもつ『清純さ』が咲耶には著しく決定的に欠けており、どうしてもIncestな気配が色濃く漂うことになるのである。
 これがあるいは、千影春歌のようにオカルトとか天然といった『ワンクッション』が置かれていればまだしもだが、咲耶はそんな小細工を弄さぬ。突進あるのみ。ひたすらラブ。一直線。
 まさに愛一心。それは違うが。

それはそうと、ラブよッ

 そーいえば、PS版では旧妹(春歌・四葉・亞里亞を除く9名)のうち、咲耶・可憐・花穂・雛子あたりは以前は兄と暮らしていたらしい。そのためか、今でも咲耶可憐とつるむ機会が多いようだ。
 『力』と『剛』の咲耶に対し、『技』と『柔』の可憐のコンビはなかなか完成度が高く、妹タッグ選手権でもやれば優勝候補の筆頭であろう。
 逆にもっともニガテとしているのは、似たところもありながらベクトルが180度ことなる千影か、異次元殺法で撹乱してくる四葉あたりであろうか。
 
総括

 そのてらいのない、ストレートすぎる態度ゆえに、誤解されることも珍しくはない咲耶
 決して報われることのない、兄への気持ちを抱えて生きるその姿には、悲壮美すら感じられる。
 PS版におけるひとつの結末、「実は義理の兄妹」というのは、あるいはそんな彼女への救済措置かもしれぬ。

 だがやはり――『かなわぬ恋』に身を焦がし、ままならぬ運命にあらがい、イバラの道を歩み続ける……
「それでこそ咲耶!!」だと、思うのだがなァ。

 

  「ラブ・リターンよッ!」