『スタプリファイト』
 
 

 第150話 『皆殺しの舞踏会!!』(後編)


【前回のあらすじ】:12人の黄金妹姫(ゴールドシスタープリンセス)のなかでももっとも『兄に近い妹』こと乙女座(ブリッコ)の可憐になすすべもない名雪たち! 絶体絶命のピンチに駆けつけたのは、『不死鳥(フェニックスさん)』川澄舞だった!! いま、史上最大の死闘の幕が開く!!

てやんでいコンチェキショー!(江戸BOY風) てなカンジでグッドゥイーブニン! チェキチェキのロンドンッ子の四葉デス!(粋挨拶)
引き続き解説役・・・じゃない、解チェキ役なの! ルート掘りリーフ掘り、バッチリチェキしちゃうから任してチョンマゲってカンジデス!(純和風)

可憐『うふふ・・・「体育会系」の衛ちゃんや「チャンバラ系」の春歌ちゃん、あるいは「神秘系」の千影ちゃんあたりを相手にしていればいいのに・・・可憐に、かなうと思ってるんですか?』

舞「・・・・・・」

チェキ通り! 妹たちのなかでも、モーストに強大な乙女コスモを誇る可憐ちゃんの相手をするには、彼女はイッチャン向いてないデース!!

可憐『さあ、そんな物騒なものはしまって★ 今夜はパーティなんだから、楽しみましょう♪』

パキイーーンッ!! バシャバシャバシャッ!!

舞「・・・・・・ッ!!」

チェ!? キッ! 可憐ちゃんのほほ笑みひとつで、マイ・カワスミのソードが砕けて服が破けたデス!!
しかも、彼女の服がいつのまにかドレスに変わってるデスよ!! さすがは可憐ちゃん・・・ゴイスフルな乙女コスモね!!

可憐『うふふ、似合ってますよ、舞ちゃん』
  『女の子なんだもん、やっぱりきれいなお召し物を着て、自分をアピールしなくちゃ★』
  『ほら、お兄ちゃんが見てますよ♪』


祐一「・・・・・・」

兄チャマ・・・目つきがチョットいやらしいデス! ノークリーンフルね!! チェキョッ!? い、いきなりM・川澄がドレスに手をかけたデス!?

ビリビリビリッ!!

可憐『ええっ〜〜? せっかくのお似合いのドレスを破るなんて!?』

舞「・・・お似合いかどうかは・・・あなたには、決められない。私と・・・祐一が、決める」

チェキッ!? クラッシュしたハズのソードや、破れたハズのコスチュームが再生してゆくデス!?

可憐『そういえば・・・川澄舞は傷ついたもの、壊れたものを「治す」能力をもっているって千影ちゃんから聞いたことが・・・』
  『えへっ、自分で見られるなんて思わなかったな♪』


チェキョオ〜〜、恐るべきデス・・・さしずめ『クレイジー・ダミマモンド』ってカンジデスね!!

可憐『うふふ・・・オーム(乙女ムードの略)が通じないなら・・・♪』
  『舞ちゃんには、永遠の幸せをおすそわけしちゃおうかな・・・(はーとまーく)』


Checky!? か、可憐ちゃんの乙女コスモがビッグバーン的に増大してるデスッ!! アッ!? あ、あの、純白の姿は・・・!!

祐一「・・・花嫁衣裳だとッ」

可憐『シックスティーン・バージンロード(はーとまーく)』

舞「〜〜〜ッッッ」

ウェディングドレス! それは乙女たちALLがONEタイムはドリーミンするものデス・・・
さしものMAIMAIも、これにはノーコメン・アンド・ノームーブゥ!!
チェキすべきは可憐ちゃんの奥義・『十六花嫁道輪廻』ねッ!!

可憐『はいっ、舞ちゃん(はーとまーく)』

舞「パス? ・・・ッッ!!!」


ガガカカカアアーーッ!!


チェ〜〜キ! 浅はかデスMIMA!! 可憐ちゃんが投げた乙女コスモ入りブーケをウケとってしまったデスよ!
昏倒してるデスが、今ごろきっと乙女チェッキなワンダーランドに落ちてるハズデス!

可憐『うふふっ・・・舞ちゃん、どんな夢を見てるのかな?』

舞「・・・・・・牛丼特盛り

可憐『・・・え?』

舞「・・・・・・牛丼特盛り

可憐『〜〜〜〜〜〜ッッ!!』

チェ、チェキヒイッ!? なんて乙女とかけはなれたワードデスかーっ!?

祐一「クククッ・・・所詮、その女は色気より食い気・・・まして、乙女気よりも食い気よ!!」

舞「・・・祐一に言われたくない」

ン〜〜ッ、これはチョット一本取られたデスか? さしもの可憐ちゃんも・・・ハッ!?

可憐『うふふふふ・・・ダメダメ♪ 舞ちゃんは夢のつづきを見なくっちゃ♪』

舞「・・・!!」

チェキ! スゴイ打たれ強さデス!! ア!? なにやら、周囲の様子がおかしいデス・・・これは・・・ゆ、雪景色!?

可憐『ここは、きびしい現実から目をそむけて生きてるひとたちの居場所でぇす♪』
  『ほら、みんな、幸せそうにしてますよ♪』


名雪「お母さん、今夜のおかずはなに?」「『そうね、大根のジャム煮にしようかしら』」
  「う〜、あれはもう嫌だよ・・・・・・」「『了承』」
天野「『あぅーっ、美汐・・・もう下ろしてよぅーっ』」「駄目です。わがままを言うと・・・肉まんを買ってあげませんよ?」
  「『あう・・・美汐、あくどい・・・』」「・・・ものの道理を心得ていると言ってください」
香里「ふふっ、栞、今夜はいっしょに寝ようか?」「『えー。恥ずかしいですー』」
  「バカね。姉妹なんだから・・・仲のいい姉妹なんだから・・・ちっともおかしくない・・・おかしくないわ・・・」
佐祐理「あははっ、今日はいっぱい遊んだね。お姉ちゃん、疲れちゃった」「『もうトシだね』」
   「一弥、今夜はご飯抜きーっ」「『ウソ、ウソだよ・・・』」「あはは・・・あははははは・・・」
あゆ「『うぐぅ・・・眠い・・・』」「眠ってもいいよ、あゆあゆ」
  「『うぐぅ・・・ボクあゆあゆじゃないもん・・・』」「そうだね・・・きみは・・・あゆだよ・・・」

チェキョッ!! 人?を背負った、目のうつろな連中がうろうろワンだリングってマス―ッ!!

祐一「・・・まるで賽の河原だな」

可憐『あれ? あちらから、またひとり来ますよ♪』


・・・おかあさん


舞「・・・ッッ!!」


・・・おかあさん
・・・がんばって


チェキッと! 新たにやってきたのは・・・7、8歳の女の子デスが・・・女の人をおんぶしてるデス! つーか、引きずってるデス!!

女の子「おかあさん・・・もうすぐだよ・・・もうすぐ、動物えんにつくよ」
   「動物えんについたら、いっぱいいっぱい、動物さん見ようね」
   「ゴリラさんも、キリンさんも・・・いぬさんも。ネコさんも、きつねさんも、・・・うさぎさんも・・・」
   「いっしょに見たり、さわったりできるよ、おかあさん」
   「だから・・・っ、がんばってよ・・・おかあさん・・・」

   「ひくっ・・・おかあさん・・・いっしょ・・・いっしょに・・・動物・・・えん・・・」

うっ・・・


舞「うぁぁぁぁぁーーーーっ!!


可憐『うふふ・・・かわいい♪ とっても、動物園に行きたかったのね♪』

舞「はぁっ、はぁっ・・・せ、ない・・・ゆるせない・・・」

可憐『え? だれが許せないんですか? あの日の自分?』

舞「・・・・・・ッ」

可憐『うふふっ、でも許してあげなくちゃ♪ 女の子なんだから、動物園みたいな楽しい場所に行きたくなるのは当然だもん♪ ほら、こんなふうに・・・』

舞「え・・・・・・」


――い

――まい

――舞!!

「え・・・あ、おかあ・・・さん?」
「もう、なんども呼んだのに。そんなに、ゴリラさんが気にいった?」
「えっ・・・あ・・・」

そうだ。あたしは、ゴリラさんをみていた。
檻のなかは、ずいぶんきゅうくつそうだけど、ゴリラさんはのんびりと昼寝をしている。

「舞、そろそろおなかがすかない? お弁当にしようか」
「あ・・・、うんっ」

おかあさんと、動物えん。ベンチに腰かけて、お弁当。
もちろん、みんなおかあさんの手作りだ。

「さあ、めしあがれ」
「いただきまーすっ。・・・うん、このタコさん、おいしいっ」
「ふふっ、ほら、こぼしちゃだめよ」
「んーっ」

おかあさんがハンカチで口元をぬぐってくれる。
ちょっとてれくさい。でも、うれしい。

「おかあさんっ」
「ん? なに?
「大すきっ」

そうだ。これが、あたしたちなんだ。これが、あたしたちの現実なんだ。
なんだかかなしい夢をみていたような気がするけど、もう忘れよう。
あたしはおなかいっぱいお弁当をたべて、すっかりおねむになってしまった。

「おかあさん・・・ねむってもいい?」
「ふふっ、いいわよ」
「どこにも・・・いかないでね?」
「いかないわ・・・ずっと、ずっと舞のそばにいる」
「うん・・・ありがとう・・・」

「・・・・・・」

「・・・」


可憐『うふふ・・・かわいい寝顔♪』

祐一「ッ・・・」

〜〜〜〜〜〜キッ!! あの川澄・舞が可憐ちゃんの足元で幸せそうなフェイスでスリーピンしてるデスッ!

可憐『さあ、お兄ちゃん♪ 今度こそ、可憐とふたりきりですね★』
  『さ、お手をどうぞ♪』


祐一「それは・・・どうかな」

ゴキイ!!

可憐『・・・・・・え? この音・・・・・・』

ゴキベキガキッ・・・ゴキュメキョ!!

チェッキ待って!? ナニやらフシギな音がするデス・・・これはそう、骨が砕けたりこすりあったりしてるカンジのアレデス!!

可憐『・・・まさか!?』

チェッ!? あ、あれは・・・KAWASUMIMAI!! 彼女のボデーが! どんどんちっちゃくなってるデスウウウウ!! ゴーツーリトルフィィト!!

祐一「目覚めたか・・・」

可憐『・・・!?』

ま、マイ目が信じられないデス!! あのナイスなバデーをほこっていたM・Kが、たちまち小学生くらいにまでミマニムになってしまったデスゥーーー!!

祐一「『多重人格』! 複数の人格をもつ者は、他の人格に変わるとき、性格はおろかその骨格すらも変化することがある・・・!!」

さすが兄チャマ、ナイスフォローデス!!

可憐『べつの人格・・・!?』

チェキッと川澄舞やが立ち上がったアーーーー!!
だぶだぶの制服がずり落ちると・・・チョットチープな普段着が出てきたデスー!

可憐『・・・さすがですね。懐が深いっていうか・・・ちょっと、見なおしちゃいました♪』

  『だから・・・敬意を表して・・・可憐、全力を出しちゃいます』


ェッ・・・チェキ! ま、まさか・・・アレをやるキデスか可憐ちゃん――ッッ!!
ハァッ!! りょ、両手を可愛らしく折り曲げて! こぶしを上に上げたァァーーーー!!
あ、あの構えは・・・マチェキガイなくッッ!!


可憐『―――これが“恋(こぃ)ッッ?”』


パパパアアアーーーーンッ!!

で、出ましたアアア――ッ!! 可憐ちゃんの奥義中の奥義、攻防一体『天然降臨』略して天臨(テンチン)の構えデスウ―ッ!!
無邪気! あまりにも汚れを知らないそのナチェキルなリアクションは、いかなる攻撃も無効化してしまうのデーーーッス!!

可憐『うふふ・・・今度こそ、終わらせるね』

チェキッと!! 可憐ちゃんのアレが・・・爆発するデス・・・!!!

可憐『・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・』
  『大好・・・



まい「おとうさん


可憐『・・・・・・えっ!?』

チェ・・・チェキッとォ〜〜?! ナニを言ってるデス!? 小型化したMKSが、いきなり兄チャマのことを・・・ふぁ、ファーザー呼ばわりッ!?

まい「・・・だっこ」

祐一「おゥ」

可憐『・・・・・・んなっ!?』

ハグ! ハグしてるデスウウ!! しかも、スゴク自然でナチュラルな様子デスよ!?

可憐『いったい・・・そんっ・・・ええ!?』

祐一「いくつかある舞の人格のひとつ・・・『ちびまい』は、このオレを『父親』だと認識しているッッ・・・その情は・・・とびきり深いぜェ〜〜〜〜〜ッ??」

可憐『あ・・・ぐっ・・・んっ・・・』

祐一「オラッ・・・いつまでくっついてやがるッッ」

ドガギャキャッ!! って、いきなり兄チャマってばちびMAIをコンクリートの床に叩きつけたデスよー!

まい「・・・いたた」

可憐『ひ・・・ひどいコト・・・』

祐一「なァに・・・親心ってやつさ。頑丈に育ってほしいからなァァ〜〜〜」

可憐『・・・・・・!!』

祐一「血が繋がってるってことは・・・家族ってやつは・・・こういうもんさ。ときにむつみあい、ときに傷つけあいながらも・・・どうしようもなく、たがいを必要とするッッ」
  「てめェらみたいな・・・『兄妹ゴッコ』とは、根幹からちがうんだよッッ」

可憐『あ・・・っ・・・あ』

  『あああ・・・ああ・・・アアア〜〜〜ッッッ!!!』


・・・・・・
決チェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッキ!!
ドントビリーバブルデス・・・まさか、あの可憐ちゃんが・・・戦意喪失、ホワイト旗を上げるなンてッッ!!
まあバット、安心してネ♪ 可憐ちゃんのカタキは、四葉たちがバッチリとってあげるから!
そんなこんなで、今日のチェキはこれにてALL終了! お疲れサマ!! チェキェラバァ〜イ!!


まい「・・・みまみまー」

祐一「・・・いいかげん戻れよ」



 

  「お兄ちゃん……戻っちゃうの?」