Modified DWord by Chom version 0.02 更新履歴は最下段の方にあり、最も下が最新の履歴です。 これはオープンソースのブラウザであるDonutRAPTの機能のひとつ「D-Word」のための設定ファイルです。 「D-Word」は登録した単語・文字列をURLへ変換して開く機能です。よく似た機能を提供するプラグイン が巷にありますが、これはブラウザの機能であるので、特別なファイル群が不要です。 ただし、これは一から作らないと使えません。DonutRAPTのフォルダにDWord.iniというプレーンテキスト を置いて、これを読み込んで動作するからです。DonutRAPTの作者RAPT氏がデフォルトで書き方がわかる 程度の設定を作ってある以外には、このDWord.iniに設定はされていません。 「Modified DWord by Chom」は、その名の通り、私Chomが勝手に作った改変したDWord.iniです。改変前 と比較して削った部分はありません。割とよく使われるであろう言葉・文字列を追加登録したものです。 本来は個人の好みが出る機能だと思いますが、「めんどくさい」とか「設定がよくわからない」、「登録 したいけどURLがわからない」みたいな人向けに勝手に公開しています。 動作環境 本体であるDonutRAPTが問題なく動作すれば、使用することができます。 下記しますが、D-Wordを使えるようにする必要があります。 ローカルアクセスをサポートした作者のカスタム版は、WindowsXP Professionalに最適化されています。 他のバージョンのWindowsの場合、機能しないDWordがあります。特にWin9X系では多くのDWordが機能し ないでしょう(特に問題はないですが)。逆にWin9X系のみで有効なものも加えてあります。 カスタム版は下記のフルバージョンに同梱されています。 使用方法 MDWx.xx.zip(x.xxはバージョン)を入手して、解凍します。 MDWフォルダに「Modified DWord.txt(このファイル)」、「DWord.ini」「DWord List.txt」の3つが 入っています。DonutRAPTのフォルダに、DWord.iniをコピーすればOKです。 普通は元からのDWord.iniがありますので、上書きします。必要ならその前にオリジナルの「DWord.ini」 を別の場所へ退避させるか、リネームしてください。 「D-Word」を有効にした覚えがない場合は、下記のDonutRAPTの設定を実施します。 これでModified DWordが使用できます。アドレスバーに文字列を入力すると、対応する「D-Word」が登録 されていれば対応するサイトが開きます。対応している「D-Word」とサイトはDWord List.txtの中に記載 してあります。 元に戻すときは、退避させたDWord.iniを上書きしてください。また、D-Wordを無効にする場合は下記の 設定でStyle=0に戻してください。DWord.iniに関わらず、設定すれば無効にできます。 DonutRAPTの設定 DonutRAPTはDonut.iniというプレーンテキストに自身の設定を記録しています。 この中に[D-Word]というセクションがあり、Style=0となっています。これが初期状態です。 以下、RAPT付属のOldHistory.txtから引用。 ------------------------------------------------------------------------  Donut.iniの[D-Word]セクションのStyle=の値について。  0:D-Wordを使用しない(デフォルト)  1:マルチバイト文字で始まる場合(ひらがな、漢字、どぬt、ぐぐる等)  2:大文字で始まる場合(RAPT、Donut等)  3:マルチバイト文字か大文字で始まる場合(=1&2)  4:すべての場合  以上のいずれかの値を指定してください。 ---------------------------------------------(引用ここまで)----------- 本設定ファイルを使う場合は、通常Style=4としてください。 実際の作業としては、DonutRAPTが起動していない状態でDonut.iniをメモ帳(Windowsデフォルトの場合) で開き、[D-Word]セクションのStyle=0をStyle=4にして上書き保存します。 ちなみに、私はStyle=3で本設定ファイルを使っています。Style=3で使う場合は、D-Word自体の設定で ある「先頭に半角英数小文字が使えない」以外に、下記のD-Wordの仕様によって半角数字も先頭に使え なくなります。 D-Wordの仕様 D-Wordで使用する文字列がどの様に解釈されるかについては、以下の基準のようです。 ・半角の大文字・小文字は同一視されます。 ・全角の大文字・小文字は区別されます。 ・半角数字は[D-Word]セクションでStyle=4としない限り、先頭には使えません(小文字扱い)。 ・プログラムは拡張子がexeの場合に普通に起動させることができますが、他はDonutRAPT(IE)として 表示を試みます。このため拡張子がcomなどではダウンロードと実行を選択することになったり(XPSP2)、 xmlとして表示(mscのような場合)したりします。 本設定ファイルの仕様 できるだけ正式名称はフォローしますが、冗長な場合は無視していることもあります。 海外が本拠である場合でも、有力な日本語サイトがある場合は、そちらが開きます。 D-Wordの仕様から、原則として英数は半角のみで使えるようにしています。 日本語の漢字があって重複の可能性があれば、ひらがなを使えないように設定しています。 逆に重複がない場合は、ひらがなも設定するようにしています。 カタカナは基本的に重複がないので、ひらがなも設定するようにしています。 使用頻度が高くなると予想される文字列には、無変換ローマ字日本語入力も一部対応させてあります。 Style=3で使用する場合、文頭が数字の文字列が認識されません。 (例) (入力文字列)          → (認識するD-Word)    (設定したURL) IBM                →  IBM         → ibm                →  IBM         → International Business Machines  → (設定していない)  → 機能しない IBM              → (設定していない)  → 機能しない 日立               →  日立        → 常陸               →  常陸        → ひたち              → (設定していない)  → 機能しない 富士通              →  富士通       → ふじつう             →  ふじつう      → ソニー              →  ソニー       → そにー              →  そにー       → Donut               →  donut        → donut               →  donut        → どぬt              →  どぬt       → 制限事項 仕様からくる内容の他に、この設定ファイルから受ける制限は以下のようなものです。 ・大きな設定ファイルを読むので、本体の動作が緩慢になる場合があります。 ・更新頻度の関係で、機能しないD-Wordが生じる場合があります。 使用条件 このファイル群について、私Chomは権利を主張しません。 同時に、このファイル群に対する責任も持たないこととします。 責任は持たないと明記しましたが、可能な限り不具合解消や改善の努力はしたいと思っています。 使用する方は、最低限度これらの条件に同意してください。 再配布・改変は自由ですが、改変して配布する場合は必ず私の作成したものではないことを明確にして ください。私の名前がある部分全てを削除しても構いませんし、追記などで明記しても構いません。 改変した時点でそれは改変者の作成したものとします。 ライセンス的な解釈が万一必要になる場合は、ここに書かれていること以外の部分はDonutRAPTの条件 に準じることとします。 一般的な常識を守って使用していただくことを作成者として希望します。 わざわざ書くのも何ですが、怪しいURLを入れた危険なDWord.iniを作ったりしないでください。 本設定ファイルの実用方法 これまでに記述したD-Wordの設定・仕様とModified DWordの仕様から、実際にD-Wordを使う時は、以下 のような考え方をするとよいかもしれません。 ・基本的に正式名称・広く通用する略称を使う。 ・英字のみ入力する場合は、Shiftを押したまま入力する。 ・IMEオフがデフォルトなので、常にIMEオンにする癖をつけて、英数はF10で入力する。 ・コピー&ペーストを上手に使う。 ・漢字は原則変換して使用する。 慣れてくれば、必要な文字列を新規に登録する方が早くなるでしょうし、あとはD-Wordを使うのと比較 してお気に入りがどのくらい使いやすいかに影響されるでしょう。折角拡張プロパティがあるのだから、 基本はお気に入りで運用して、お気に入りで階層が深いものなどをD-Word化するのが賢いでしょうか。 他にブラウズ中に出てきた文字列から探す用途で実用に足りれば、MDWとして面目躍如ですね。 フルバージョンについて MDW_fullx.xx.zipというファイルも配布しています。これは通常のものに加えて、分野別のDWord.ini がSectionalのフォルダに入れてあります。従ってサイズが大きいです。普通は要らないと思いますが、 分野個別の内容だけ欲しい方は、こちらを落として欲しいDWord.iniを使うことができます。要らない ものも同梱されてしまいますが、配布のしやすさとわかりやすさのためですので、ご理解ください。 作者のカスタム版(ローカルアクセスサポート版)も入っています。 その他 私Chomは別段プログラムが組めるわけでも、挙動の解析ができるわけでもありません。 基本的に機能を増やすことができませんので、その点はご承知ください。 DonutRAPTのバージョンアップによって、仕様の変更はあり得ます。 このD-Wordという機能は、実は使用者本人には不要な機能です。なぜなら、それを打ち込むよりマウス でお気に入りを開く方が早いし、普通であるからです。しかし、本人も知らないD-Wordが登録してある DWord.iniがあれば役に立ちます。なので、どんどん追加したバージョンを皆さんで作って、RAPT氏の サイトにアップすればこの「D-Word」も使える機能になると思います。 理想的には、某*Word的なものにネットサーファーのための用語を追加したものができればいいですね。 謝辞 Modified DWordはDonutRAPTなくしては意味がありません。作者RAPT氏には(私の常用ブラウザという 意味も含めて)多大な感謝を捧げます。 同時にdonut、donutRの作者であるmb氏と犬屋氏にも感謝しております。 その他、DonutRAPTに関わる全ての皆さんに、この場を借りて日頃のお礼をさせていただきます。 いつもありがとうございます。 ============================================================= 更新履歴 2005/2/8:0.01 作成を開始、1.00版で本家掲示板にアップできるようにするのを目標に。 WindowsXPのローカルへのアクセスを設定。 (それまでは自サイトのみに設置) 2005/3/7:0.02 (実質的にMDW_fullx.xx.zipのみの更新) Hosts、Lmhostsなどの情報の閲覧を追加。 Win9Xの一部のコンポーネントを利用可能に。 スタートメニューに登録済みの項目も追加。 ============================================================= 不具合・提案などの連絡先 rhamkaas@yahoo.co.jp または配布ページからリンクしている掲示板へ 配布ページ http://www.geocities.co.jp/rhamkaas/dword.html (更新などはここでお知らせします)