参考までにローカル環境
環境構築の参考(反面教師?)になるかもしれないですから、うちの環境をちょこっと載せておきます。
赤字は他のPCと共用のものです。ドッキングステーションで共用しているもの(Intel 1000MTとか)もあります。
項目 | ThinkCentre A50p | ThinkPad A31p | ThinkPad X30 | Aptiva E Series 47M |
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Operation System |
WindowsXP Professional Debian 3.1 (Sarge) KNOPPIX 3.7 |
WindowsXP Professional Windows98 SE Debian Testing KNOPPIX 3.8.1 Berry Linux 0.52 |
WindowsXP Professional KNOPPIX 3.6 |
WindowsXP Professional Windows98 SE KNOPPIX 3.7 |
CPU | Pentium 4 3.2GHz (Northwood) |
Mobile Pentium 4-M 1.7GHz (Northwood) |
Pentium III-S 1.06GHz (Tualatin) |
K6-2 533MHz |
Memory | PC2700 Dual Channel 1024MB (512×2) |
PC2100 1024MB (512×2) |
PC133 640MB (128+512) |
PC100 512MB (256×2) |
Chipset | Intel865 | Intel845MP ICH3-M |
Intel830M ICH3-M |
Sis540 |
GPU | Sapphire Radeon X1950PRO 512MB |
Mobility FireGL 7800 64MB |
Intel 82830M GC (Max)48MB |
GV-GF420 PCI 64MB |
HDD | ATA-133 80G ATA-133 120G SATA-150 250G SATA-150 80G |
ATA-100 80G×3 | ATA-100 80G | ATA-33 80G |
Drive | HL-DT-ST GSA-4040B | MATSHITA UJ-830S MATSHITA UJ-740S |
- | OEM CD-ROM |
USB IEEE1394 SCSI |
DVR-UEM16G USB2.0 250G |
DVR-UEH4S USB2.0 60G USB2.0 20G UltraSCSI 60G SCSI CD-RW USB Memory 256MB USB Memory 32MB Y-E DATA USB Floppy |
- | USB1.1 15G |
Removals Accessaries |
増設ファン×11 HDD用ヒートシンク チップ用ヒートシンク 表面温度計 PM880C |
ThinkPad Dock II ウルトラベイ2000FDD ウルトラベイ2000バッテリー ウェイトセイバーベセル×2 USBハブ CBUSB2 CBSC II |
拡張バッテリー CFカード SDカード etc. |
- |
Network | ・Intel PRO/100 VE ・Intel PRO/1000 MT |
・Intel PRO/100 VE ・Actiontec MiniPCI 802.11b +Modem Combo Card ・IEEE1394 ・Intel PRO/1000 MT ・LPC-CB-CLGT |
・Intel PRO/100 VE ・Harris/Intersil PRISM 2.5 Wireless 802.11b Controller ・IEEE1394 |
・Integrated 10/100 ・GbE-PCI |
特筆 | PX-C200P PCI排気ファン 外付け電源300W |
FlexView Display UXGA Bluetooth 1.1 S入力端子 |
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用途 | 全般 | ほぼ全般・テキスト | テキスト・データ移動 | 種々のサーバー機能 |
(以下はコメント)
ThinkCentre A50p:
購入したときは3.4GHzのPentium4が出る直前。PCI-Expressが出る直前という方がピンとくるかも。発熱以外は一番バランスの取れたNorthwoodだと思います(発熱込みなら2.4Cでしょうか)。
つまりかなりの安値(自作の2、3割増程度)で買っています。メモリがデュアルチャンネル動作することと、光学ドライブがスーパーマルチだったことは製品が届くまで予想していませんでした(製品情報にはマルチドライブとのみ、デュアルチャンネルには一切触れず)。この世代(Northwood、AGP)の安定型構成としては十分かと思っています。デフォルトでは電源が弱いため、ドライブ類は増設電源に給電させています。
IBMのBIOSは自由度が低い代わりに結構凝っているので、ファンの制御は秀逸です。ただ、CPU温度をいじって制御するようで、通常温度がわからない(設定値しか表示されない)状態です。設定値を超えると表示もオーバーするようになり、ファンもさらに高速化するので問題自体はないですが、よく冷えているかどうかは全く不明・・・。ハードディスクは特別こだわっていないのですがすべてMaxtor。熱いという評判ですが、いまのところ平穏です。筐体の中の温度は、ファン静音で室温+12℃、ファン常時通常回転で+8℃程度。筐体上部の最も高い場所の話なので、おおむねよいかと。
NO-PCIは効果不明、なんとなく以外の利点として、VGAと他のボードの熱・高周波の類の干渉を防げること。VGAがファンレスで静音ファンの風を当てていますが、それの整流にもなっています。
GV-BCTV9はソフトウェアキャプチャーボード。結構よいボードらしいですが、最大の欠点はハイパースレッディング有効だと、かなりの確率で音が拾えないこと。視聴だけならチャンネル切り替えるうちに音が入るのでよいかもしれませんが、録画は不可。ということでHTTはオフ推奨。
PCI増設のIntel 1000MTは900Mbps超まで確認済みで、Windowsで使うなら現在のところ転送力をフルに利用できるようです(OSとしてのボトルネックがファイル共有では先にくる)。
ThinkPad A31p:
ThinkPadとしてのひとつの最終形。
ベイが2つあるシリーズとしての最高峰で、速度が今では遅いことを除くと、機能的には現在も相当に優秀です。
一般向けのものとは言えないのでテレビが見れたりはしませんが、映像を取り込むことはできますし、HDDを最大3つ搭載してマルチブートシステムを容易に構成したり、可動式データサーバーという用途もいけるでしょう。多分Windows
Server 2003は動くでしょうから、本物のサーバーというのもあり。Linuxならなおのこと。Linux使用時には、NICがPRO/VEだということ、FireGL
7800はかなり新しいドライバでないと動かないこと辺りが注意。
レガシーフリーの直前で、シリアル・パラレル・赤外線があることも特徴。PS/2はないですが。
下のX30と家庭でThinkPad Dock IIを、職場でThinkPadミニドックを共用しています。Intel PRO/1000 MTはドックのPCIにささっています。この世代としてはそこそこ(600Mbps)で使えています。
ThinkPad X30:
Pentium3世代の最終のモデル。X2xと違って安定動作しますが、後続のX31以降に比べるとかなりパワーは劣ります。
ただ、新品のバッテリーで拡張バッテリーを併用して、通常と考えられる動作(若干輝度は下げる)で最大11時間ほどバッテリー駆動できそうです。
パワーが劣るといっても反応はとてもよいです。A31pと比べて機敏さでは上回ります。
業務用途ではシリアルがないことが不安材料でしょうか。
上記A31pもそうですが、キーボードの評判があんまりよくないようです。私個人はX30は非常に優秀、A31pも遜色ないレベルと感じましたが、ThinkPadをたくさん使っている方ほど評価が芳しくないようです。
Aptiva E Series 47M:
いわゆる入門機だったデスクトップ。
目立った性能はないですが、優れていた点もあります。これで5年経ちましたが、HDDを含めて完全に使えなくなったデバイスがないこと。CD-ROMに若干不安ありですが、それでもちゃんと動かせます。あと、モニターがUXGA表示対応だということ。実際に使っていませんが、UXGA表示で問題なく機能します。入門機としてはハードの出来はよいと思います。
メモリも512MBまで増設できるのはなかなか古さの割りに優れていると言えます。
やはり動作は遅いです。GigaEtherもなんとか100Mbpsを超える程度。しかし速度を要求しない用途では十分にいけてます。ちなみに、オンボードのLANは40〜50Mbps程度しか出ません。
サイトから繋がっているローカルサーバーはThinkCentreとこいつで半々くらいの時間を担当しています。最初のレスポンスはかなり悪いですが、動き自体は安定しています。