オリジナルTRPG「プレゼンティア」のルール


私が様々なTRPGや物語を参考に作成している(現在進行形)システム「プレゼンティア」について、概要を中心に説明していきます。
細かなルールについては、容量などが許すはずもありませんので、載せません。どうしても興味がある方は、掲示板などにその旨をお知らせください。可能な限りで善処します。
(注:一応、部分的なデータはあります(*行き先はローカルサーバー)が、完成品ではありませんから、知らない方がルールとして運用することは無理だと思います。ルールについて提案・意見ほかありましたら、専用ページ(*行き先はローカルサーバー)まで)



世界とシステム


各論の前に、世界観とシステムに触れなくてはならないでしょう。

プレゼンティアのシステムは、元々「汎用ルール」を目指したもので、魔法に限らず、超能力などの「不思議な力」を扱うことが容易くなる事を目的にしています。
これは後でも触れますが、魔法に言葉は必須ではないという設定がある理由でもあります。ただ、それらの「不思議な力」は全てひとつの力(プレゼンティアでは「魔法力(Force of Sorcery)」を指す)で説明することが前提となります。

魔法の位置付けですが、地域によって異なります。
魔法帝国(特に大都市)では、当たり前に存在する技術です。一例を挙げると、エターナリアの帝都マジカルシティーでは、現代にそこそこ近い上下水道の環境が整備されていますが、その原動力は魔法であり、高低差の克服や遠く離れた場所への供給にも魔法が使用されています。
他方、魔法帝国の影響が及ばないような地域では、魔法を使うものですら稀な部類に入ります。現実世界の過去でもあったように、畏怖や畏敬の対象となる存在です。
無論のことながら同じ文明圏でも地域格差は存在し、例えば央明では仙術(魔法と同じと解釈して可)を使う者の存在は、広く一般人にも知られていますし、西胡の地ではそのような技については知識が希薄です。
簡単に記述しましたが、位置付けという意味では理解していただけたと思います。

世界についての総論ですが、およそ10世紀の頃を想像していただけるといいと思います。中世、或いはその直前に当たります。
現実世界では人間のみが敵(?)でしたが、そこにいわゆるモンスターたちが加わります。人類の歩みを妨げる、大きな要素です。そのため、人類は日々を生きるための労力を多く要し、進展のための力を削がれています。
こうした敵と戦うための人間たちが職業として成り立ち、軍人とは一線を画して民間人のために力を用いるわけです。プレイヤー達は、見聞を広めて楽しむために、こうした者たちを選んでプレイする・・・というのがTRPGとしてのコンセプトになります。
別に定住して町を守りつづける戦士をプレイしてもいいわけですが、それは面白みに欠けますね?

プレゼンティア世界の星は、地球と同規模です。地形を除けば、地球のデータを準用できるように設定しています(例えば、陸地と海の割合とか、地軸の傾きなど)。
天文関係についても同様です(月がふたつあるとかはなしです)。

物理現象(科学全般)についても、現実と同様です。
相違点である第五の力、「魔法力」については、(最も微視的には弱い力である)重力よりも下の位置付けですので、「魔法」や生物の強い意志が絡まない局面では無視できます。

イメージのし易さを重視しているため、突飛な設定はありません。
イメージしにくい世界は、プレイヤーが理解しづらい世界だという持論を踏襲した形で作成したためです。
折角のTRPGですから、コンピューターゲームのようなリアルさの希薄な世界・設定は排除しました。
以後の更新で各論というべき事柄に入りたいと思います。



各論の最初と言うことで、種族について。


プレイヤーが望めば、作ってでもやればよいというのが「理想」とするコンセプトです。
しかし、自由度が高すぎるので、先にいくつかの種族について、キャラクターが作りやすいように設定してあるわけです。
対象は、「人間」、「エルフ」、「ドワーフ」、「ホビット」、「ノーム」、「フェアリー」などで、人間タイプのものにしてあります。また、一部のハーフは許容で、「ハーフエルフ」などはありです。ハーフが作れる場合は、基本的には0・1判定方式(いずれかであるか、ハーフか。クォーターはなし)ですが、小さな特徴(髪の色とか容貌など)は人間の人種同士の混血に近い扱いを取るようにしています。

各種族についてですが、人間は全く現実と同様です。

エルフは、D&Dの特徴を主に受け継ぎ、寿命はあるけど長い種族としています。容貌は「人間の基準で」端正であることが多いです。
しかしながら、人間ほども色を好んだりしませんし、それ故か、長命にもかかわらず人口が爆発的に増加したりもしていません。
感覚が人間より優れているようで、生物の存在を見て取る能力を備えているため、暗闇でも奇襲を受けることはありません。

ドワーフとノームはともに似たような種族であり、簡単に言えば童話の小人がそれに当たります。
ドワーフは力と技術に優れ、ノームは魔法に長けている点が大きな違いです。
ドワーフは高山地帯にいることが多く、ノームは丘陵・森林にいることが多いです。
両種族は友好的で、共同の集落を構えていることも多いのです。しかしながら、両者のハーフは生まれないようです。

ホビットは「指輪物語」のそれに近いです。
ただし、多分に人間的な面も多く、特に変わった特徴と言えば、機転が利くこと、器用なことでしょう。
彼らは人間と同じような場所に住み、人間社会に入り込む場合も少なくありません。独自の集落を構えている場合は、豊かな農地を備えています。

フェアリーは「小妖精」と考えればいいです。「ティンカーベル」辺りがイメージに上るでしょうか。いたずら好きは「知識欲」の裏返しです。いたずら好き自体が彼らの本来の性ではありません。
また、「飛ぶ」ための魔法力を備えている関係から、魔法を使うことに長けています。
寿命も長いのですが、事故で死ぬことが多いため、寿命を全うすることは稀です。
このため、優れた魔法の才能がありながらも、名を轟かす「大魔法使い」を輩出したことはないようです。

 ざっと触れましたが、オーソドックスなところはルールに載せて、あとは必要に応じて決めましょう、なのでありきたりな辺りを。
多少普通と違うかなと思うのは、ホビットが機転が利く(「指輪」ではそうですが、他のルールでは違う扱いが多いようで・・・)こと、フェアリーが魔法に長けていること(「魔法が使える」はよくありますが)でしょうか。



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