Z2の軒下

バイク雑記

 

 

・ 貴方はカミを信じますか?

啓示その1 得てしてタイトルに大した意味はない。

啓示その2 テーマこそが常に模索の対象である。

啓示その3 おやじギャグにムキになってはいけない。

啓示その4 どんなに苦しいダジャレとて甘受せよ。

啓示その5 つまりはネタ募集中ですので、ヨロシクお願いします。

( がらもの「五行の書」より )

 

 

こちらは主に管理人所有のカワサキZ関係資料・書籍・ビデオ類のレビューページ(感想文等々)です。

このページは編集中ですので、御助言・アドバイスの程、宜しくお願いします。

 

「 サービスマニュアル Zシリーズ 」

(以下文中SMと表す)

「 パーツカタログ 750RS-Z2 」

(以下文中PL/パーツリストと表す)

 

☆いずれもカワサキ純正部品扱い

 

カワサキゼット教ゼッツ〜派の最尊なる聖典にして

福音書や黙示録とも目される古文書のセットである。

随分とヤレてはいるが、修行の未熟な管理人が幾度

となく繙いた為であり、決して隠れホンダファンなどの

異教徒と疑わしき隣人に踏絵を強いたものではない。

管理人所有のPL表紙には「改訂版」の文字も躍るが

ほとんど原本からの写経(コピー)にて、誤植を含め

極初期に部番の変更された項目も垣間見られるは

古代カワサキ教ならではの色即是空の教えであり、

肝に銘ずる者のみが在庫確認の奥義を体得する。

因みにゼットワン派のSMこそカワサキゼット教最古

のハムラビ法典と呼べようが、聖ゼットワンこそ当時、

御禁制の迫害の徒であったが故か大ブリテン語にて

記述された同法典を難解とする国内信徒の中には

このゼッツ〜派のバイブルセットを以ってアンチョコと

する者も少なくないと言われている。尚、ゼッツ〜の

SM聖書は下手なメンテ本を遥かに凌ぐ懇切丁寧な

名著としても旧車系信者全般に広く知られている。

  

 

「 純正部品希望小売価格表 平成5年版 」

☆カワサキ純正部品扱い

 

 

聖地モンテ・アカッシーノのカワサキ総本山にて毎年

発刊される全宗派対応の大教典にして、電話帳ほど

の厚さを誇る大書である。元来、所有の許されるは

全国に点在するアーク特約寺院※の高僧のみとされて

きたが、実の処、熱心な信者には御布施(有料)にて

下賜される事が可能である。管理人的には誤植の多い

PL聖書の裏付けや稀に流用パーツ探しなど、いわば

「古文書の謎解き」には重宝不可欠な逸品である。

勿論、内容的に価格・在庫とも毎年改定される点に

扱いの注意が必要でありつつも、パーツ注文の自己

責任という大原則の理念において、寺院との健全な

相互関係維持の為にも比較的近年の物であれば

一冊は入手しておいて天罰は下らないものと信ずる。

因みに画像は我が巡礼地ウェーブ大聖堂のスタッフ

だった美しき女僧ユウチャンから「和尚に内緒よ♪」と

滅却廃棄寸前の古書を秘密裏に拝領した物である。

※アーク特約寺院制度は21世紀初頭に解体され、

全国で少なからぬ特約寺院が破門となった一件を

巷の一部では『失われたア〜ク事件』と呼称する。

 

「 Z-1開発物語 」

 種子島 経 著

グランプリ出版

1985年初版

 

 

カワサキゼットワン誕生に立ち会った著者御自身が

顛末を描いたカワサキゼット教の代表的啓典である。

Z系信者全般に「ニューヨーク・ステーキ」の経文を

授けた書としても有名であり、かつて殆どの教派の

創造主や聖人等の偉人らが自らの教義の明文化

を行い得なかった意味においても画期的であった。

稀に後世の解釈として初期型あるいはノーマルこそ

をゼットワン(唯一神)とするゼットワン原理主義層の

コーランとされた節は否めないが、実際はゼット教の

信徒に限らずとも二輪信者の多くが意外と楽しめる

内容である事を是非とも付け加えておきたい。

管理人的に、ともすればハーレー神一辺倒と誤解

されがちな米国モータリゼーションの奥深さの一片

をも知り得た、まさしく類稀な名書であると考える。

因みに著者の御名は「おさむ」と読むとの事である。

 

 

「 The Kawasaki Vol.1 カワサキイズムの探求 」

 メーカー配布品

 

 

80年代にカワサキ総本山が全国の信者に向けて

出版した小冊子である。おそらく特約寺院を通じて

配布されたと思われるが、管理人は偶然、当時

市内にあった北陸カワサキ営業大社にて拝領した。

(当時の営業所の方々には大変にお世話になった

のですが、その頃のお話はいずれ…汗。) サイズ

は大きめのバイク雑誌程度で50数ページに及ぶ。

第1号の表紙を飾ったのは、やはり「火の玉タンク」

であった。内容はさほど初期型に特化したものでも

なく、GPXに至る歴代750の解説や様々な御見識に

基づいた当時の技術陣の方々の専門的にして且つ

霊験あらたかな熱い思いが綴られたものと解釈する。

今にして興味深いのは、このパンフの末部に記載

されたカタログが未だゼファー大明神の降臨前の時期

であり、その事を念頭に読み返すと「予言の書」

ともおぼしき部分もあって、なかなかに面白い。

しかして(判り難いが)画像にチラッと写る第2号から

サイズが少し大きくなったのも、有り余る意気込みを

尚一層の布教とせしむる手段であったやもしれない。

(残念ながら3号以降は未入手です。)

 

「KAWASAKI Z STORY 火の玉空冷四気筒の伝説 」

 日本三原色  

VHSビデオ

 

90年代前半の頃、いつものニンジャ寺にて御布施と

引き換えに入手した絵巻物である。我々の参拝を

見計らって店内で上映するという店長和尚の周到で

巧みな托鉢テクニックに洗脳されたか、伴に門徒で

盟友のH氏と2本分のお買い上げであった。…合掌。

しかし内容は実に素晴しく、恐れ多くも創造主 I 師

をはじめ、聖Z開発陣の蒼蒼たる顔ぶれへの単独

インタビュー、中盤はテストライダーを務めたK師が

フルレストアされたZ1を駆ってのサーキット走行から

現在の信者に向けて賢くも有り難き御言葉へと続く。

そして終盤の某バイク寺院住職T師によるZエンジン

分解の妙技に至っては、もはや見る者に煩悩などの

あるべくもなく、ただただ感涙に咽ぶのみであった。

…合掌。

 

「ライムグリーン・ヒストリー」

〜ライムグリーンよ永遠なれ ZU&MachVの軌跡〜

 大洋図書

昭和62年(1987)2月発行

 

80年代半ば、古代カワサキ教ニ大宗派「ダブル派」

と並ぶ一方の雄 『マッ派』と同格の如き扱いを得た

この書物の出版を以って、いわゆるゼッツーブームが

邪教にあらずとの確たる根拠となったものと推察する。

またパーツリストを掲載するなどの手法も当時として

は革新的であり、実際、マッ派信者にあっても近年

に至るまで賞賛を与え続けた徳高き名書であった。

唯一無念なのは、この書のささいな誤りが元となった

と思われるZ2A後期型(Z2B)とZ750A4の画像の

差し違えの存在する類似教典が後々に続出した事も

事実であるが、今日でもカワサキゼット教の記念碑的

な一冊である事に些かの疑いも無きものと確信する。

無論、Z2にライムグリーンの純正色も存在せぬが、

韻を踏んだサブタイトルもまた、多くの信者の心情に

復活の日の希望を与え賜うたと拝察してやまない。

  

別冊モーターサイクリスト

特集 『 今 なぜZなのか 』

 八重洲出版

昭和62年 4月号・5月号・6月号

 

 

あのBS・CM両誌等も創刊当初であった87年、

紛れも無く当時、最も権威の誉れ高き二輪専門誌が

異例とも言える三月連続の特集を組んだ事実がある。

『 今 なぜZなのか 』 特に、この問いに応えし

「全国のオーナーから寄せられた声」は圧巻だった。

奇しくも当時、己れの不徳からではあるが、

初レストアの荒行に、さながら迷える子羊であった

管理人にとって、そこに記載された多くのオーナー

諸氏の在り様に如何程までに勇気づけられたか…

まさしく、いずれも後光を見るかの思いであった。

勿論、記事も素晴しい…今となってはこの特集

そのものこそ伝説であったようにすら思われる。

( あっ!リンクサイトの〇〇さん発見♪)

  

 

「マンガで解説 バイク・チューニングテクニック」

 交通タイムス社

平成元年6月第1刷発行

   

 

昭和63年からシリーズで出版されたハウツ〜物の

コミックス。当初メンテナンス入門やメカニズム入門

など、いかにもカトリック的正統派テーマばかりと

思われたが、翌年、平成の世になって発売された

「バイク・チューニングテクニック」は改造カスタムを

根幹とした当時としても異色のコミックスであった。

しかも努々入門用と見下すなかれ…そこに記載されし

監修者の名は、あの「神の手」ポップY法王である。

またこれらシリーズはそれぞれ別の物語仕立てと

なっており、当書の主人公の場合は憧れのZ2を

馴染みのバイク店にて入手した事が発端となる。

とにかく面白いのが、主人公が新たな愛車を通じて

遭遇する様々なショートストーリーや登場人物達の

さりげないツッコミである。仮に「あいつとララバイ」を

長編の御伽草子とするなら、こちらは多くの改造派の

オーナー達が遠い日に実体験したほろ苦い想い出を

一篇の随筆集に纏めてみせた隠れた秀作と言える。

 

   

まさげかお

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