TVM (Tension-free Vaginal Mesh) 手術開始

骨盤臓器脱に対する最新の手術であるTVM (Tension-free Vaginal Mesh) 手術を開始しました。この方法は、5年程前にフランスで考案された方法です。日本では、先日手術見学をした健保連大阪中央病院泌尿器科など数施設で始まったばかりですが、同院泌尿器科ではすでに100名を超える方に施行されています。すでに来年7月までの手術予約が決まっており、全国から骨盤臓器脱に悩む多くの女性達が竹山先生を訪ねています。

北陸初のTVM手術を実施
市立砺波総合病院でも北陸でいち早くTVM手術の導入を決定し、泌尿器科/大腸肛門科/産婦人科で勉強会や検討会を重ねて準備をすすめてきました。今回、大阪中央病院泌尿器科の竹山先生をお招きして北陸で初のTVM手術を実施しました。手術は、竹山先生のご指導のもと無事終了しました。手術は目的とすることが安全に行われることが重要です。今後も安全第一をモットーに、砺波地区だけでなく富山県さらに北陸地区等の方々にも、この手術が必要とあれば行っていくつもりです。

膣からの脱出性疾患、肛門からの脱出性疾患すべてに対応
TVM手術は膣からの脱出である骨盤臓器脱(膀胱瘤/子宮脱/直腸瘤)に対する手術方法です。肛門からの脱出である直腸脱に対しては、専門である大腸肛門科が治療します。市立砺波総合病院では、泌尿器科/大腸肛門科/産婦人科が協力して、骨盤底からの脱出性疾患すべてに対応しています。

竹山先生を囲んでの記念写真


(前列中央が竹山先生 他は市立砺波総合病院泌尿器科/大腸肛門科/産婦人科のフルメンバーです)