龜鳴屋の一般書 新刊
  
撮影 小幡英典



失われた音楽 秘曲の封印を解く 金澤 攝著


頒価 2,670円 (税・送料別)




かなざわ をさむ   Osamu N. Kanazawa

1959年金沢市生れ。作曲家/ピアニスト。 歴史に埋もれた名曲の発掘・紹介を生涯のテーマとして取り組む。 3歳から作曲とピアノを始め、15歳からの四年間をパリに遊学。 18歳で活動の指針を定め、以来独学。 '78年帰国し、ヒンデミット・ピアノ曲全集を録音 '79年フランスのラ・ロシェル国際コンクール第2位(1位なし) '85年日本現代音楽コンクール審査委員長(園田弘)奨励賞受賞 '89年アルカンピアノ選集(全8集)リリース開始(エピックソニー) '91年村松賞大賞・金沢市文化活動賞受賞 以来120名を越える作曲家をターゲットとして調査、発表を進める。 100曲を越える自作品がある。


ピティナ(PTNA)のホームページに金澤攝氏の新連載『甦る系譜』開始。(試聴もできます。)
http://www.piano.or.jp/enc/special/o_knzw/index.html

 金澤氏のコンサート予定は以下まで 
http://www.piano.or.jp/enc/special/o_knzw/concerts.html

どこまでもsui generisに

sui generis」とはラテン語からヨーロッパ諸語に入ったイディオムで、それひとつだけで独立の種類(ゲネラ)をなしている、独特で特別で無類の性質といった意味です。例えばイギリスの異教的な作曲家、カイホスロー・ソラブジのピアノ演奏を形容するのにこの表現が用いられます(略)演奏、創作、作曲家とその作品の発掘を介した音楽史の改訂作業への志向……攝さんの音楽活動はすべての側面に「sui generis」が際立っています。世界的に見ても、攝さんのように多数の小作曲家とその作品を調べつづけて、作品の演奏を行いつづけている音楽家は誰もいないのです。
音楽学・音楽評論 久 暁


[内容]

数多くの埋もれた作曲家や作品を掘り起こし、自ら作品の演奏をするという独自の音楽活動を行ってきた金沢在住の作曲家・ピアニスト金澤攝(かなざわ・をさむ)氏、初の単行本。
これまで新聞、雑誌に連載、寄稿した音楽エッセイに、新たな書き下ろしを大幅に加えて一冊としたものです。
クラシック音楽史にその名すら見えない忘れられた天才作曲家や名作を見出し、これほどまとまった形で紹介した類書は他に見当たりません。専門書のように肩肘はらず、豊富な写真・図版、さまざまなエピソードや未知の情報を盛り込み、著者一流の知見にあふれた読み物として、音楽愛好家からクラシックは縁遠いという方まで読者を問いません。

本書では他に、これまで行われてきた氏のコンサートのパンフレット、チラシ類に掲載された解説、演奏曲目等を集成し「資料」として90ページ余にわたり収めました。

巻末に収録された久暁氏(日本大学芸術学部助教授)の長文解説「どこまでもsui generisに ―異能の音楽家・金澤 攝の肖像」は、金澤氏の生い立ちから現在までの履歴、音楽活動を丹念に跡付けながら、金澤攝独自の音楽世界へ誘う最良の道案内です。

著者の収集した貴重な楽譜やLPコレクションの中から、表紙・ジャケットデザインの優れたものを厳選し、カラーページに収めました。


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