アトリエ小景  


アトリエ紹介


4.5m×6.2m、高さ2.4mのアトリエの中には様々な
モノがあります。毎日使うモノ、忘れかけたモノ、
お気に入りのモノなど…。それらのモノを順次紹介
します。



                
 アトリエ入り口から


■出番待ち 作品に取り付ける木製の「額縁」ですが、実は
“自家製”です。木の材質や木目・サイズなど、これから制作
予定の作品を想定!?しながら、一度に30〜40本程度まとめて
製作します。個展の直前になると“出番待ち”の額縁がアトリ
エ後方にずらり!と並びます。

■ファンヒーター 年間を通じて片付けられることのない、石
油ファンヒーターです。冬の間はもちろん、秋は9月下旬から
春は5月中旬まで夏以外は稼動しています。絵の具の乾き
や箔の貼り付き具合も影響するので、少しでも肌寒いとスイッ
チON!というか、単に「寒がり」なだけ…?

■新入荷! ネコ・カエル・フクロウ…神戸での個展の際に
何軒かの雑貨店を回って購入してきました。一つ一つしっか
り吟味して「コレっ!」と思うモノだけを買ったつもりなのです
が、これだけの数になってしまいました。近いウチに作品の中
に登場する予定…??です。

■絶妙なグレー 岩絵の具は「石の粒子」なので、塗り残し
た絵の具は丁寧に洗うと再利用!?できます。ただ、一度に何
枚もの絵皿を洗うので様々な色が混ざり合って、絶妙なグレ
ー!!になります。下塗りの際に使うことが多いのですが、ココ
一番の最後の仕上げに使うこともあります。

■スケッチブック 取材用のスケッチブックです。最近は手
軽な比較的小さめのサイズのものを使用しています。紙の色
が白ければ(?)紙質などに特にこだわりはありません。ふと
思いたって、近くにあるチラシやメモ用紙にスケッチしたりする
こともよくあります。

■「器」コレクション よくギャラリー巡りをするのですが、比
較的「陶(やきもの)」の展覧会に出会うことが多いように思い
ます。自分より若い作家さんの「おっ!!」と思う作品を見つけた
ときには、つい衝動買いをしてしまいまして…そんな「器」が
少しずつ増えてきました。

■三菱uni 取材スケッチの際には、主に色鉛筆を使用して
います。ドイツ製やアメリカ製の有名画材メーカーのものなど
約200色ほど所有していますが、もっぱら愛用しているのは
「三菱uni」のケース入り60色セットです。 

■2つのバッグ 屋外での取材の際に使用しているバッグ
で、スケッチブックや絵の具・画材などを入れています。手前
が「ミスド」の景品の手さげバッグ、奥の色あせたブルーの肩
かけバッグは学生時代からの愛用品です。どちらもジャストサ
イズ!!で、かなり重宝しています。

■間接照明 アトリエ背面はピクチャーレール・スポットライト
を備えた「展示壁面」になっています。が、日々バタバタして
気が回らなくて一度も作品を飾ったことがありません…。スポ
ットライトだけは間接照明(?)として使用することはあります
が。

■一日2杯 容量たっぷり(!?)の愛用のマググラスです。お
酒、好きです。作品の制作は深夜ですが、明け方あたりから
濃いめの水割りを2杯ほど…。街のバーなどではカクテルや
バーボンをよく飲みますが、アトリエでは安い国産ウイスキー
で…質より量?

■ファイル 展覧会DM(案内状)のファイルです。自宅に郵
送されてくるものやギャラリー巡りの際に手にしたものなど、
年間400枚以上になります。色使いやデザインなど一枚一枚
に個性があり、自分の個展のDMを製作する際に大いに参考
にしています。

■指定席 約一畳のカーペットとその上の煎餅座布団(!?)。
アトリエの“ど真ん中”の指定席です。基本的に深夜〜朝が
制作時間帯なのですが、腰が痛くなるまで集中して座ってい
る時もあれば、ただボーッと座っている時もあります…飲みな
がら。

■抽象作品? …ではありません。色味や光沢など様々な
表情を見せる「箔」ですが、制作の過程では岩絵の具との相
性など、予測できない部分も多いので、サイズの違うパネル
に貼りながら、その効果を確認したり作品のイメージを膨らま
せたりしています。

■700色 自作の絵の具棚に並ぶ絵の具ビン(大きめのク
スリビンくらい)です。量の多い色や少ない色、値段の高い色
や安い色、よく使う色や全く「未使用」の色など約700色あり
ます。学生〜20代の頃は画材店でよく「衝動買い」もしました
が、現在は使った分だけ「補充」しています。

■一軍選手? 700色の岩絵の具のうちコンスタントに使う
色(一軍選手?)は、さらに小ビンに分け必要に応じて手元に
置いて制作しています。「一軍」の色は6割くらいですが、一つ
の作品に使う色(レギュラー選手??)は100色前後でしょうか。

■箱とカン 道具箱とお菓子の缶、中には様々な種類の
「箔」がギッシリ入っています。金箔・銀箔もありますが、ほと
んどは銀箔や洋箔ベースの「加工箔」です。熱処理や化学処
理を施した微妙なグラデーションが魅力で、私の作品には不
可欠なアイテムです。

■ねこ・猫・ネコ・・・ 特に「猫好き」というわけではないので
すが、招き猫や海外の民芸品などの「猫」が50匹ほどいま
す。素朴な形や明快なカラーはもちろん、どいつもこいつも「無
表情」なところに魅力を感じます。左の猫達は大阪での個展
「猫のおもちゃ」の作品に登場しました。