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(C)2003
Somekawa & vafirs

『最初のキッカケ』

Teamロブ・企画部長

人生、何がきっかけで変わるかわからない。

人生が変わるなんて大袈裟だと思うかもしれないが、それは確かにある。
私の場合、それが自転車だった。

ことのキッカケは約2年前。
犀川河川敷をぶらぶら歩いていたら、前職場の先輩Y氏とROBROYマスターにお会いしたのだ。
聞けば、自転車で松任海浜公園までサイクリングに行った帰りだと言う。
2人が乗ってた自転車は、タイプこそ違えどどちらもタイヤの小さい小径車。 こんな自転車で、そんな遠くまで行けるものなのかと驚いた。
ちょうど通勤用の自転車が欲しくて色々迷っていた私に、Y氏はこんなアドバイスをくれた。

「安いのはやめとけ。買うなら高いヤツ。全然違うぞ」

そこで単純な私は、ちょっと奮発して「MARiPOSA mini」という内装8段変速のミニサイクルを購入した。

お値段5万オーバー。

ホームセンターの安ママチャリよりもはるかに高級品である。
職場の先輩からは「通勤に5分もかからないのに、そんな高い自転車勿体無い!」と言われた。 だが実際乗ってみると、やはり違うのだ。

まず軽い。
そしてよく走る!
そこら辺のママチャリはごぼう抜きだ。
軽快な走り心地と風を切って走る爽快感に、私はすっかり夢中になってしまった。 それまで乗ってきた自転車は、単なる『アシ』…移動手段に過ぎなかった。 それが、自転車に乗ること自体が楽しい目的になってしまったのだ。

これは大きな変革だった。そして始まる自転車生活。
愛車にドリンクホルダーとメーターを付けて、週末の度にサイクリングに出掛けるようになった。

思ったよりも遠くに行ける。
きれいな景色や美味しいお店など、思いがけない発見がある。
それが嬉しくて走り続けた。

そうしているうちに、今度は一緒に走る仲間が欲しくなってきた。
だが自転車ショップにあるようなチームは、本格的なスポーツバイクチームばかりで、ゆるいペースは望めない。
メットにレーパンという、あの気合の入った出で立ちにも抵抗があった。
そこで出てきたのが、前述のY氏。

「ママチャリ・折りたたみ・補助輪付き園児と、何でもアリのチームがあるぞ。」

それがTeam ROBROYだった。

そんなこんなで店に行くより先に、サイクリングの場でROBROYメンバーとお会いすることになった。
そして手渡されたのが、チームの証『酔っぱライダー』ステッカー。
あれほど飲酒運転が騒がれているのに、この人を食ったようなコピー。
加えて『とにかく頑張ってはいけない。疲れる前に休憩する』という基本方針。 本格チームが聞いたら噴飯ものだろう。

だがこの適当さ・お気楽さが、いかにもロブロイらしい。
そして自転車の種類も見事にバラバラ。
私のミニサイクルに、ママチャリ、折りたたみ、リカンベント、MTB(子供付き)、クロスバイクと、実にバラエティ豊かだが、なぜかロードはいない。
この辺りにもチームの性格が良く現れている。 初めてのチーム走は「蕎麦を求めて電車でGO!」真夏の真っ昼間、炎天下でのサイクリングだったが、想像以上に楽しかった。

こうして私はTeam ROBROYの一員となった。
もともと酒が弱い人間なのでバー通いなど思いもしなかったが、酔っぱライダーの活動会議にかこつけて、ロブロイに顔を出すようになった。
チームの活動はいたって不定期だが、そのゆるさがまたロブロイらしくて“酔い良い”。
弱いのは相変わらずだが、マスターとの会話を交えながらの酒は、楽しく、格別に美味しい。
そしてチームメンバー以外にも、たまたま店に居合わせた「飲兵衛」諸氏との出会いが面白い。 ロブロイに行かなければ、まず出会うことのない人達だ。 そこから更に広がる人の輪…自転車以外の世界も一気に広がった気がした。 思えば、今まで何て勿体無いことをしてたんだろう…

思い起こせば、きっかけはほんの些細なことだ。 だがその些細なきっかけで、生活が、人生が変わることがある。

もしあの時河川敷で二人と出会わなかったら、
自転車を購入しなかったら、
ロブロイへ行くこともその後の様々な出会いもなかっただろう。
改めて、Y氏、ROBマスター、酔っぱライダー諸氏に感謝感謝!である。

余談だが、自転車にハマりハマって遂にロードバイクを購入。
今年はこの新ロードで、Team ROBROYとして、ツール・ド・のとに参戦予定である。

<ロブロイストの日々>  毎・月始め更新いたします。