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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

凝り性

自分で言うのもなんだが、今まで色々な物に凝った。
動物も羊に始まり、つい先日まではカタツムリであった。 ただ動物に関しては過去に何らかで書いているので、今回はさておくとする。

その昔、オーディオに凝った頃はスピーカーなどよく造ったものである。 箱の一辺に糸ノコで丸く穴を空け壁にはグラスウールを貼り付け、スピーカーをはめ込む。 「ウ〜ン、これはいける」と自分では満足仕切りではあるが、今にして思うと“いい音”がしていたはずは無い。
バイクもほんの一時期ではあるが、250cc、400cc,500ccと三台あった。 その頃は夏はバイク、冬はスキーであった。 スキーなど仕事がら昼間は時間がある。 よく仕事前に行ったものであるが、もちろん遠い昔の話し、今はバイクもスキーの板も無い。

玉突きを始めると「球」も買い、それは何故か今も押入れに眠っている。(邪魔にならないからか)
卓球を始めるとラケットはもちろん、たまたま当時勤めていた店の駐車場に卓球台を置けるスペースがあり、近くの中学校から台を貰い受け、置いていた。 が、屋根が無いため、雨が降るとビシャビシャになり、そのうち表面が波打ち出す、当然玉は不自然な動きになり、恐ろしく疲れる卓球になり、そしてとうとう誰もやりたがらなくなり、結局解体し、不燃物としてゴミに出した。

玉というとボーリングも凝ったものである。 マイボール、マイシューズはもちろん、カッコ付けるためにあの黒いグローブも付ける。 これで決まってたはずである。 もちろん今は何も無い。
もともとギターはちょっとやっていたが、ある日川口という男にベースギターを貰った?。 ベースだけ弾いてもちっとも面白くないので、最初はギターをテープに吹き込み、それに合わしてベースを弾いていたが、何となく物足りない。 そこでバックにリズム・ボックスとキーボードを買ってみると、キーボードが意外に面白く、ベースはそっちのけになり、キーボードにはまってしまった。
しかし、他の楽器は今でもあるが、そのキーボードだけが何故か今は無い。
ある日何回目かの誕生日に油絵の具一式を頂いた。 さっそくイーゼルと絵の具用ナイフを買い、写生に出かけたものである。 わざとらしく一枚だけ額縁に入れ、部屋に張ってある。
最近は体の関係で休んでいるが、山登りもそこそこ好きである。 山が出てくるとバードウォッチングもしたくなる。 双眼鏡も三個になった。 その内野鳥の鳴き声も録りたくなり、仕事が終わり、暗いうちに山に入り、夜が明けだすと鳥が少しずつ鳴き出す、それを録音する。 時間によって鳥の種類が違う、それが面白い。 一番寝坊する鳥はあのカラスであった。(何となく納得)
今年はいよいよ野鳥を撮影してみようと思っている。 まだまだ色々出てくるが、だらだら書いても面白くない、この辺でやめる。
で、そんなこんなで今まで色々な事に凝りました。 とあるお客に話したところ、そのお客曰く「それは飽き性」の話だ。
と言われ、僕は愕然とした。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。