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少年とYoshi

8月15日、ポーツマスで迎えた27才の誕生日は、

彼にとって、とても大きな特別の思いがあったと想像しています。

その誕生日の一コマです。

寝ても覚めてもポーツマスのことで頭が一杯の14才のクラーク少年は、

フラットンパークのそばに住み、家族中が熱狂的なポーツマスファンで、

中でも少年は、僕には「Yoshi」が一番なのだといいました。

この少年は、朝・夕と新聞配達をして、自分のお金で年間チケットを買ったり、

トレーニング場に足を運んだりしているそうです。

この日、能活選手に手渡した手紙を

「Yoshi、是非開けてみて欲しい。説明したいことがある。」と言いました。

能活選手が開けると、10ポンド紙幣が入っていました。

「Yoshi! Yoshi には大切なサッカーだけれど、

偶にはサッカー以外のことも楽しんで欲しいよ。」と言うのがメッセージでした。

新聞配達で貯めた10ポンド紙幣でした。

能活選手は、「いやぁー、俺、使えないよ。これは・・・。」と。

(能活さん、大切な大切なお守りが出来たね。)

「本当だよ、これは・・・ほんと大切にするよ。クラークありがとう!」

と言い、クラーク少年の頭を撫でて目を潤ませた能活選手でした。

バッグの中からトレーニングウェアを出して、少年にプレゼント。

「クラーク! サンキューベリマッチ」と感無量の様子でした。

少年は 「Yoshiは、釣りが好きだよね。」「Yoshi 女の子の友達は?」

次々と明るい無邪気な話が出て、能活選手も楽しそうでした。

チームメイトからも、ハッピバースデイの歌声がかかっていました。

ファンからもチームメイトからも温かな思いに包まれた

能活選手の日常を感ずることができました。

 

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