ミステリーな日々の続き

                                         

6.彼女が、夜、仕事の帰りに、車を飛ばしていました。時計は、11:30をさして
 いました。

 車は、橋で、市内外をつなぐ、有料道路でした。制限速度は、50キロ、でも、

ゆうゆうと80キロはだせるようでした。何故なら、日曜日の夜、道路は、後ろ前、

誰もいなかったからです。

雨が降り出しました。といっても、霧雨のようです。とにかく、さっさと、自宅に帰る

よう車のスピードをあげました。

 ふと、彼女は、バックミラーを覗いてみました。別に、後続車のいる気配もないので

ほんとうに何となく、といった感じです。


はっ!! 一瞬、何かバックミラーに映った気がしました。

気のせいだと思い、また、

覗いてみました。

人の顔が、うつっているのです。それは、首から上だけの男の人
でした。ただ、普通と違うのです。顔が真っ赤にただれているので
した。

なにか、ひどい火傷をした顔に

見えたそうです。

しかし、そんなバカなことがあるはずがない。彼女は、勇気をふりしぼり、もう一回

見ました。その瞬間、ギロッっと、目と目が合ってしまいました。

こうなると、どうしようもありません。とにかく、彼女は後ろを振り向きました。だって

そいつが乗っているかもしれない→だから、ミラーに映るのだ→とにかく、降りてもら

おうっという、思考回路をたどった結論でした。

が、やはり、後ろのシートには誰ものっていません。彼女は混乱しました。誰も、乗って

いないのに(乗っていても困るが)、何故、バックミラーに、人が映っているのか?

彼女は、何を思ったか、ハンドルを左右に切り始めました。ようするに、後ろに、人が

掴まっていると思ったのです。ところが、顔は、じっと睨んだまま、消える気配がありま

せん。恐怖で、震え、何とかハンドルをつかみ、近くのまばらな民家へ、逃げ込んだそう

です。

後日、お払いをしに、寺へ行ったところ、住職が、あの道は、今は、舗装され立派になっ

ているが、15年前は、細い山道で、火葬場があったところだ。恐らく、火葬された方だろ

う。燃やされているとき、気がついたのでないか。死んでいないのに、燃やされることもあ

るだろうから。ご臨終ですといったあと、棺桶から、生き返るケースもあったでしょうから
(ほんまかいな)。

 


7. このお話は、掲示板でおなじみの「しょうじさん」から、管理人が、お願いして、投稿して

 いただいたものです。

 原文そのまま、掲載します。このHPを見ている方で、へっへっへ、おれも、びびらせてや

るぜ!と、思う方は、管理人まで、メールを、待ってるよーん!(^_^)v

私の住むK市は、社会人を対象にした文化教育が盛んで、その一つにS学級があります。

学級といっても、学ぶのは実用的な事ばかりなので、難しい数式や化学式が問題として

出る事はありません。
 

 さて、S学級に入ると、勉強の他に様々なイベントが催され、その一つにサマーキャンプが

あるのです。E湖の近くに廃校となった木造の小学校があり、そこをベースにキャンプが開

かれるのです。
 
この学級には様々な職業の方が参加します。精肉関係のT氏は皮を剥いだ牛の生首を持参

して、数名の女性を気絶させ、得意げになっていました。


又、薬品関係のH氏は、何やら怪しげな薬品を数種類持参してきたのです。彼の説明による
と、これらの薬品を調合し、ある方法で緑色の人魂が作れるというのです。


こうして、キャンプ最大の呼び物である肝試しが始まったのです。次々に起こる派手な悲鳴に、
キャンプ担当者たちはニンマリとした表情を浮かべたのです。こうして、緑色の人魂という特殊
効果を使った肝試しは好評の

内に終わったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 しかし、私がゾッとしたのは、実は肝試しが終わってからでした。

担当者たちが次々に控え室に戻って来ると、着ぐるみを脱いだり、

恐怖マスクを外して、普段の顔に戻ると、成功を喜び合いました。
 

ところが、最後に着ぐるみを脱いだのは、薬品を使って緑の人魂を操作していたはず

のH氏だったのです。彼の説明によると、ある薬品を忘れた為に、緑の人魂を作る事

は出来ず、余分に有った着ぐるみに入って、参加者を驚かしていたと言うのです。

又、薬品類は彼の言うように手付かずのままでした。・・・・・だとしたら、我々が

見た緑の人魂は、一体何だったのでしょうか?
                        

 


 8. 踊る赤鬼

  先日、知り合いのソーシャルワーカーが、言っていた話です。

 もともと、霊感が強いのか、人の死に目がわかる方だそうです。
 
いろいろな物を見るそうですが、もっとも、忘れられないのは、彼女
 
の学生時代のことだったそうです。

 寝苦しい夜に、彼女は 寝ているときに、金縛りにあいました。

「ああまた、何か来たな」

と、思っていたそうです。何故か、太鼓の音が、鳴り響いて来たそうです。

何で、夜に自分の部屋で、太鼓の音が・・・・・・・不思議に思った彼女は

金縛りに、あいながらも、首だけ動いたので首を動かすと、自分の右側で、

赤い小鬼が、てんてけ、踊っていたそうです。

もちろん、てんてけと、太鼓の音も聞こえたそうです。
  
 小鬼は、5体いたそうです。彼女はいろいろな物を見るが、こればっか

りは、初めてで、ギョッとしました。確かに、この世のものでない。誰か、

親しい人が、死んだんだと悟ったそうです。

 目が覚めて、彼女の大好きなお祖父ちゃんが、亡くなったことを知ったそうです。

このほかにも、いろいろな体験をしている方ですが、結婚を境にまったくなく

なったそうです。

 彼女曰く、波長の問題だろうとのこと。
 
もっとも、恐怖体験が嫌いな方は、波長なんて、合いたくないでしょうけどね。


9.金縛り

 大学受験をひかえた頃でした。確か、午前3:30頃だったと思います。時間が、

正確なのは、問題集をやり終え、そろそろ、寝ようと時計を見たからです。
 
私の家は、古い日本家屋で、大きな引き戸のある部屋でした。

 「さあ、寝よう」、ベッドに、入りました。それから、少しして、金縛りにかかったのです。

しかし、私は、全くあわてず、騒ぎませんでした。何故なら、所詮金縛りなんて、筋肉の

緊張によるものだと理解していたからです。心霊マニアだった私は、金縛りは、心霊現

象とは、区別していたのでした。(ひねた高3だったと思います)

 しかし、いやーな感じがします。冬だというのに、冷や汗をだらだらかく感じです。

もしかしたら、心霊現象か?と、思った瞬間、少し、怖くなってきました。

 ただ、私は、とても挑戦的だったのです。「怖いはずはない。」っと、自分で自分に言い

聞かせ、冷静に判断しようと考えたのです。以前、友人から、金縛りにかかったとき、
天井がぐるぐる回っていたとか、腹に誰か乗ってきた(!?)とか、聞いたことがありま

した。そうか、それなら、私は、問題ない。何故なら、私は、うつぶせで寝ているから、

怖いはずがないという思考回路をたどったのです。(笑)

 そして、私は、大変な事を思いつきました。

 「挑戦してやろう」 こう思ったのです。

これには、理由がありました。私には、大変、恐がりな兄がいました。この兄が、ある日

こういったのです。「金縛りの最中に、かけている奴(霊のこと)をバカにすると大変な目に

あうぞ!」この、会話の記憶が頭をよぎりました。

 よし、「こら、おまえら、くだらないことやってないで、姿現してみろ!」こう、心の中で

唱えました。別に、何も起こりません。

っとその時でした。

キーン!

 耳鳴りがしました。「どうってことねえんだよ、おまえの力はこんなものか」と

言った時に、耳鳴りが変化しました。高い音で聞き取れないような音を出すのです。

テープを早回しした時とそっくりでした。まるで、ロボットが何か言っているような感じでした。

 「全然、怖くねーぞ、ふん」実は、私は、結構びびってました。しかし、頭は冷静。うつぶせ・

そして、自分の時間感覚に狂いが無ければ、今は、午前4:00頃・・・・すぐ、明るくなる。

ふふふ、私は、勝利を感じていました。

 突然、耳鳴りが変わりました。とても、小さな声です。ささやきのように、何か言ってます。

「聞こねえんだよ!」私が、怒鳴ります(心の中で)、すると、「助けて・・・助けて・・・・」確かに

そう聞こえました。私は、心臓が口から飛び出しそうでした。怖さの余り、冷静な思考は、

吹っ飛びました。でも、「何で、おまえを助ける必要あるんだ、バカ」その瞬間、ピタッと耳鳴り

がやみました。ふう、終わった。

 と思ったのは、甘かった。突然、耳をつんざく音量で

殺してやる。殺してやる。殺してやる!!

と叫ぶのです

その音量と言ったら、ステレオのボリュームをMAXにしたような大きさです。

声は、地の底からの雄叫びという感じでした。どうしたら、いいのか。私は、このままでは、

本当に殺されると思い、お題目を唱えようと思いました。南無阿弥陀仏・・・・・・全く、効きません
日頃の不信心が祟ったのか、いや、私の家の宗派のお題目でなかったからです。よし、お題
目を・・・はっ思い出せない。そうです、複雑なお題目は、忘れてしまい、口からでてきません。
 
思い出しました。対処法を。そう、般若心経を唱えたのです。私は、このお経は、覚えていまし
た。

「かんじーざいぼー・・・・」止まりました。ほんとに、ピタッと。

 もちろん、その後は、私は、母と添い寝(恥)したことは、言うまでもありません。

しかし、あれほど怖かったことは、後にも先にもありません。