エビネの育て方 ニオイエビネ等のエビネの育て方は、栽培地域や管理方法によって異なることもあるかと思いますので、宜しくお願いします。 エビネの育て方で重要な点は、風通しの悪い場所を避けることです。風通しが悪いとウイルス病等の発生の危険性が高く、冬を除いて常に風通し のよい場所を選びます。 現在、ウイルス病に対する治療薬や治療方法はありませんので、ウイルス病と疑われる株を発見したときは、感染を防ぐために他の株と隔離して様子を見ます。不幸にして、確認したときは株全体を廃棄します。 |
肥料について 肥料には有機肥料と化学肥料があります。 非有機質の用土のみでエビネを栽培するときは、個形・液体を問わず有機肥料を使用しますが、花後と秋は有機肥料と科学肥料の併用かと思います。 有機肥料、化学肥料いずれにも個形肥料と液体肥料があり、個形肥料のみの方、液体肥料 のみの方、個形肥料と液体肥料の併用の方がおられます。 肥料は、単に多く与えればよいというものではありませんので、根腐れなどを起こさないように注意して与えます。 エビネは、山野草と同様に肥料の濃度を基準より薄くして与えます。 |
春から夏の水やりについて 水やりは、季節・天候・用土・管理環境などによって異なりますが、加湿気味で管理すると 弱々しくなりますので、表面が乾いてから水を与えます。 なお、開花株については暖かい日が続けば花茎を伸ばすために2〜3日の間隔で水を与えることもあります。 水のやり過ぎは根腐れを起こす原因になりますので慎重に取り扱います。 秋から冬の水やりについて 水分不足で管理すると、日光に当て、肥料を与えていても花芽が形成されないことがあり、水分不足にならないように十分注意しなければなりませんが、水のやり過ぎもよくありませんので、やや乾燥気味での管理がよいかと思います。 |