「おねツイ」探訪ツーリング 2004  
 〜秋編〜


 秋晴れの日が続き、紅葉の便りなど届き始めるとツーリングに行きたくなるのはバイク乗りの性っ
てやつで、ちょうどCDやファンブックも買ったので、夏に引き続き「おねがいツインズ」のロケ地木崎
湖へ再訪することにした。 

11月6日(土)
 天気も良いし気分良く出発……するはずだったのだが、リアキャリアに荷物を縛りつけるのに難渋
し時間をロス。こいつのキャリアの使い勝手の悪さはどうにかならんものか……。 
 気を取り直して出発、医王ダムから福光に抜け、高岡から前回同様R8をひたすら東進。富山市内
は相変わらず混雑でうんざり。

昼食を取ろうと親不知のピアパークに入ると、続いてトライアンフのサンダーバードスポーツが入って
きた。非常 に珍しい「虎と雷鳥」のツーショットである。話を聞くと富山からの日帰りだそうで、ここ
から折り返して戻るとの事。「トラ車って荷物積めないよねぇ」なん てお互い愚痴ったりなんかして
(笑)。Tigerは使いに食いながらもリアキャリアがあるだけ随分マシで、サンダーバードはキャリア自
体ないものだから、荷物はデイパックに背負う以外ないとのこと。 
 
 糸魚川からR148に入り、スノーシェードだらけ登り道を抜けると白馬に到着。 ここまで来るととっ
ても爽やか。 ちょっと脇にそれて川沿いのダートも走ってみた。  
 木崎湖はすぐそこなのだけど、その前に「おねツ イ」ポイントが一つ、5話冒頭で3人が買い物に来
て 福引をひいていたジャスコ白馬店。 まぁ、ただそれだけなんだけどね(w  
 
 白馬を過ぎると青木湖、中綱湖と続いて……木崎湖キター! って、ナニを浮かれてんだか、って
気もするのだが、実際、このルートで走ると自然とテンションが上がってしまうくらい気分の良い道。
 とりあえず、海ノ口駅で休憩しつつ写真撮影。
 
 予約してあった宿に寄って荷物を少し軽くしてか ら、前回行き損なった「小熊山」へ出発。 
 木崎湖側の登り口は一方通行で進入禁止なので、かなり遠回りすることになる。人気のないスキ
ー場を抜け、細くて落ち葉だらけでスリッピーな、所々ガードレールの無くなっている山道をひたすら
走る。こんな所で熊に出くわしたUターンもできないし逃げられないなぁ……とか考え始めた頃、よう
やく小熊山の展望台(パラグライダー場) に到着。もちろん作中でも登場している場所なのだが(10
話等)、そんなこととは関係なく眺望の素晴らしさに驚く。
 さて、そろそろ帰ろうかとTigerを動かしたその時、向こうの木の陰で犬くらいの大きさの毛むくじゃ
らの物体がうごめいていることに気付いた。 まま、まさか、クマか!? いや、あの大きさ
なら小熊だから大丈夫……いやいやいや、子連れの母熊ってのが最悪なんだ。あぁもうだめぽ。 
などと立ちすくんでいたのだが、よくよく見るとそれはニホンザルだった。 畜生、びび らせやがっ
て、猿ならタイガーで蹴散らして……と思ったら、うぁ、10頭くらい居やがる! これはこれでやばい
ので、あわてて退却しましたとさ(苦笑  
  
 陽も落ちてしまったので宿に戻って食事をし、ゆ ーぷる木崎湖へ。 
 ここは日替わりで男湯と女湯が入れ替わるの で、12話、13話で女性の皆さんが入っていた岩風 
呂の露天風呂の方に入ることが出来た。流石にここの写真は撮れなかったが、作中での再現性の
高さに感心することしかり。 

11月7日(日)
 昨晩早く寝たおかげで早朝から目が覚める。 
 せっかくなので、前回行けなかった木崎湖キャンプ場まで散歩する。ここにある「桟橋」も作中に出 てくるポイント。13話でキャンプをしていたのもここである。 

 そのまま星湖亭横の公園へ向かう。 
 早朝にもかかわらずその周辺は釣りに出発する人たちで結構にぎやか。   
 公園にあるのは、お約束の滑り台とベンチ。 
  
 宿に戻り朝食をさっさと済ませて朝早いうちに出発。最後に木崎湖を一周してさよーなら……と思っていたのだけど、朝の景色がまた格段に美しく、再度カメラを取り出してあちこち撮影した。 
 特に、稲尾駅裏手の湖岸から見た、湖面に映る紅葉が良い感じ。  
  
 
 十分気がすむまで撮影した後、大町温泉郷を越えて黒部ダム方面へ向かう。
  バイクなら木崎湖から10分程度で着く距離なのだが、観光バスに前を塞がれてしまうと倍以上か
かってしまう。黒部ダムへの入り口、トロリーバスの乗車駅に到着。 
 ここから先は自家用車が入れないので、トロリーバスに乗らなければならない。
しかし、自分の目的はダム見学ではなく……
コレ!

 黒部ダムのマスコット
「オコジョのダムダム君」
 こらこらこら、意味わかっとんのかい!  つっこんだ貴方は間違いなくミリヲタですね(w 

 もちろん、お土産にダムダム君のお菓子を買って 帰りましたともさ……つーか、そのためだけに来たのだから(w 

※ダムダム弾:
 弾頭の一部を切り欠いて弾芯(鉛)を露出させ、 命中時に人体内で潰れて飛び散らせる、非常に殺傷能力の高い弾頭の総称。国際法により、軍事使用が禁止されている。

 再び大町に戻った後、R148を南下し、安房峠〜奥飛騨経由で富山に抜けての帰還ルートに入
る。 
 奥飛騨の道の駅で岩魚の塩焼きを、富山の細道 では栗饅頭(栗&栗クリーム入りの大判焼き)を
食す。 
 岩魚についてはあちこちで喰っているので、そん なにインパクトもない(高知で喰ったアマゴは同じ
値段で倍は大きかったなぁ)。 
 栗饅頭は極甘口で、非甘党にはちとツライだろう が自分的にはOK。  
 なお、帰還途中、D.I.J&U3両氏に「ダムダム 君のカステラ焼き」を土産に届けると、期待通りの
リアクションを頂いた(w  


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